けったいな信号機(特殊信号発光機) 投稿日時: 2018年1月15日 投稿者: やま 先日は交通信号機でお茶を濁しましたが、鉄道信号機の変な動きを報告します。 ★動画、特殊信号発光機、発報 この記事を共有:TwitterFacebook印刷 関連 関連記事: 関連記事がありません。
いわゆる特発って奴です。主に踏切障害が発生した時に光ります。 でも、この動画では別の原因で発報していると思われます。 場所はJR立川駅の南東側、直線の中央東線へ南武線がカーブして寄り添ってくる辺りです。 貨物列車は川崎方面から南武線を経由し、立川駅の手前で中央東線へ入ります。 話を単純化すると、複線(南武線)から複線(中央東線)への複線渡りです。 しかし立川駅は南武線の終端駅で、ホーム2線への相互発着や留置線、拝島貨物との連絡線などがあり、中央東線側も上下線共に待避線があるなど、実際には多数の分岐器が継電連動しています。 信号系のメンテナンスが行われた際、何らかの条件が整うと、正しく列車が運行していても発報してしまう様になったのです。 つまりシーケンスの一部にバグが潜んでいたのですね。この異常な動作は数か月続きました。 出勤の傍ら立川駅のホームで毎日観察していて、最初は踏切の遮断機をくぐる人(不届き者)が居るのか?と思いました。 しかし、あまりに頻繁に特発が起り続けるので、フレックス(出勤時間の調整)を数日間利用して現地調査をした結果の推測です。 返信 ↓
鉄鈍爺さま いやぁ面白いものを見せていただきました。なかなかのレアもの映像ですな。相変わらずニッチ分野の発掘に励んでおられますね。エールを送ります。 ところで初めて知りましたが、関東(というか、JRだけかもしれませんが)では縦長の赤色灯なのですね。関西(というか、これも別途映像にあった西鉄も同じ特発なので、西日本ではというべきかも)では五角形に配置されたライトがクルクル回るタイプです。同じ機能の保安装置なのに形状が異なるという、いささか珍しいことになっています。 これにはちょっと経緯がありまして、今から35年ほど前になりますが、踏切事故が多発していた頃に当時の運輸省の指針決定前に、関東グループと関西グループとで独自に開発が進んでいたため、そんな経緯を踏まえて両立したものといわれています。一旦は関東系の縦長とするとの方向が示されたようですが、既に設置を終えていた関西系が猛反発したため、仕方なく現在のような併存に落ち着いたようです。 後年、高速化に伴う最高速度の向上により、G(緑色灯)より上位の信号現示が必要になった際にも同様の事態が起こり、G灯を2灯にしたものとG灯を点滅させる方式とが導入されました(現状は把握していません)。 これらの保安装置は社内で統一されておれば、他社とは必ずしも一致させなければならないものではありませんから、機能が確保されれば形態や様式は問わないという考え方は確かに一理あると思われます。こういうことが在るため、相互乗り入れの場合には会社(経営主体)が替わると運転士も交代して、運転保安を維持・確保することになったわけです。 余計な話をしましたが、ニッチやウラを探求していくといろんな事柄が見えてきて面白いですよ。 返信 ↓
1900生さま、早々にコメントありがとうございます。 この現場では、歩行者が原因で発報しませんでした。 ただ、あまりに踏切遮断時間が長く、しかも両側の線路上に列車が停車してるのが遠望できますので、しびれを切らせた人が踏切を横断する姿は一回見かけました。 ↓ https://www.youtube.com/watch?v=bttTM1Neiuw 返信 ↓
いやあ参りました。ビデオなら早送りできますがPCではちょっと辛いものがありますね。いろんなものに関心をもつのはいいことですが、まさか踏切遮断機を延々撮る方がおられるとは。まだまだ奥が深いことを改めて知りました。 余談ですが、地元京阪では遮断後に侵入すると「ブー」という、ぷるぷるさん言うところの「カエルを踏み潰した時のような」警報音が鳴り響き、一定時間が経っても解消されない場合には特発が発光し電車が停まることになります。 返信 ↓
1900生さま、度々のコメントありがとうございます。 先の動画は、ふつーの写真を動画ソフトで5秒の動画に仕立て上げた物で、決して延々と不審者を撮影していた訳では、ございません。 (^^;) 列車の緊急停止を伴う「特発」は、1ヶ月以上続きました。 その後は、列車が通過する時に、瞬間的に発報する事態が続きました。 結局、半年近くかかって正常な動作に復旧した様です。 次の動画は、南武線の上下線で瞬間的に発報している状況です。 https://youtu.be/4wq87kx8bFQ 返信 ↓
鉄鈍爺さま いえいえ「延々」と申しましたのは貴殿のビデオのことではなく、記載されていた名鉄茶所踏切の映像のことですよ。言葉足らずで申し訳ありませんでした。 ところで南武線ではメンテ後も瞬発現象が起きていたようですね。しかしこれは尋常ではありませんね。一番怖いのは乗務員が慣れてしまうことです。イザという時に狼少年のケースにならないか不安を感じます。重大なインシデントや事故にならずによかったです。 返信 ↓
いわゆる特発って奴です。主に踏切障害が発生した時に光ります。
でも、この動画では別の原因で発報していると思われます。
場所はJR立川駅の南東側、直線の中央東線へ南武線がカーブして寄り添ってくる辺りです。
貨物列車は川崎方面から南武線を経由し、立川駅の手前で中央東線へ入ります。
話を単純化すると、複線(南武線)から複線(中央東線)への複線渡りです。
しかし立川駅は南武線の終端駅で、ホーム2線への相互発着や留置線、拝島貨物との連絡線などがあり、中央東線側も上下線共に待避線があるなど、実際には多数の分岐器が継電連動しています。
信号系のメンテナンスが行われた際、何らかの条件が整うと、正しく列車が運行していても発報してしまう様になったのです。
つまりシーケンスの一部にバグが潜んでいたのですね。この異常な動作は数か月続きました。
出勤の傍ら立川駅のホームで毎日観察していて、最初は踏切の遮断機をくぐる人(不届き者)が居るのか?と思いました。
しかし、あまりに頻繁に特発が起り続けるので、フレックス(出勤時間の調整)を数日間利用して現地調査をした結果の推測です。
鉄鈍爺さま
いやぁ面白いものを見せていただきました。なかなかのレアもの映像ですな。相変わらずニッチ分野の発掘に励んでおられますね。エールを送ります。
ところで初めて知りましたが、関東(というか、JRだけかもしれませんが)では縦長の赤色灯なのですね。関西(というか、これも別途映像にあった西鉄も同じ特発なので、西日本ではというべきかも)では五角形に配置されたライトがクルクル回るタイプです。同じ機能の保安装置なのに形状が異なるという、いささか珍しいことになっています。
これにはちょっと経緯がありまして、今から35年ほど前になりますが、踏切事故が多発していた頃に当時の運輸省の指針決定前に、関東グループと関西グループとで独自に開発が進んでいたため、そんな経緯を踏まえて両立したものといわれています。一旦は関東系の縦長とするとの方向が示されたようですが、既に設置を終えていた関西系が猛反発したため、仕方なく現在のような併存に落ち着いたようです。
後年、高速化に伴う最高速度の向上により、G(緑色灯)より上位の信号現示が必要になった際にも同様の事態が起こり、G灯を2灯にしたものとG灯を点滅させる方式とが導入されました(現状は把握していません)。
これらの保安装置は社内で統一されておれば、他社とは必ずしも一致させなければならないものではありませんから、機能が確保されれば形態や様式は問わないという考え方は確かに一理あると思われます。こういうことが在るため、相互乗り入れの場合には会社(経営主体)が替わると運転士も交代して、運転保安を維持・確保することになったわけです。
余計な話をしましたが、ニッチやウラを探求していくといろんな事柄が見えてきて面白いですよ。
1900生さま、早々にコメントありがとうございます。
この現場では、歩行者が原因で発報しませんでした。
ただ、あまりに踏切遮断時間が長く、しかも両側の線路上に列車が停車してるのが遠望できますので、しびれを切らせた人が踏切を横断する姿は一回見かけました。
↓
https://www.youtube.com/watch?v=bttTM1Neiuw
いやあ参りました。ビデオなら早送りできますがPCではちょっと辛いものがありますね。いろんなものに関心をもつのはいいことですが、まさか踏切遮断機を延々撮る方がおられるとは。まだまだ奥が深いことを改めて知りました。
余談ですが、地元京阪では遮断後に侵入すると「ブー」という、ぷるぷるさん言うところの「カエルを踏み潰した時のような」警報音が鳴り響き、一定時間が経っても解消されない場合には特発が発光し電車が停まることになります。
1900生さま、度々のコメントありがとうございます。
先の動画は、ふつーの写真を動画ソフトで5秒の動画に仕立て上げた物で、決して延々と不審者を撮影していた訳では、ございません。 (^^;)
列車の緊急停止を伴う「特発」は、1ヶ月以上続きました。
その後は、列車が通過する時に、瞬間的に発報する事態が続きました。
結局、半年近くかかって正常な動作に復旧した様です。
次の動画は、南武線の上下線で瞬間的に発報している状況です。
https://youtu.be/4wq87kx8bFQ
鉄鈍爺さま
いえいえ「延々」と申しましたのは貴殿のビデオのことではなく、記載されていた名鉄茶所踏切の映像のことですよ。言葉足らずで申し訳ありませんでした。
ところで南武線ではメンテ後も瞬発現象が起きていたようですね。しかしこれは尋常ではありませんね。一番怖いのは乗務員が慣れてしまうことです。イザという時に狼少年のケースにならないか不安を感じます。重大なインシデントや事故にならずによかったです。