CRH2 新幹線初の寝台車となる!!

驚きです。信じられません。あろうことか、何と新幹線が寝台に登場しました!!!

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21日付中国新聞社電によると、北京-上海間で21日、高速車両のCRH2を寝台車仕様に改造した列車の運行が始まった。CRH2は日本で「はやて」、「あさま」などとして運行されているE2系新幹線電車がベースになっている。

中国では、「航空機は豪華、鉄道は最低限のサービス」とのイメージが強い。新たに導入された寝台車は、「航空機以上の鉄道サービス」を実現する計画の一環という。また「夜に乗車、翌朝着」の運行ダイヤで、目的地での時間を有効利用できることも競争力のひとつ。従来の航空機利用客の取り込みを狙う。

写真は、北京駅に入線した上海行きの寝台列車。列車番号はD301。発車時間は午後9時31分。D301は、現在、北京-上海間で建設が進められている京滬高速鉄道を走るのではなく、在来線を走る高速寝台列車として運行する。

これは、是非とも乗車してみなければなりません。会社を辞めてでも行く事にしました。
ただ、持病が悪化して直ぐに動けません。担当医の許可が取れ次第に駆けつけます。

北京―上海・北京―杭州鉄道、12月から時速250キロ寝台車両投入

 北京―上海・北京―杭州鉄道は来月、最高時速250キロメートルの寝台車両を投入する可能性が高まった。乗車料金は普通席よりも高く、当初は隔日運行の見込みとなっており、国内初の高速寝台車両の投入となる。「北京晩報」が伝えた。

 鉄道部門関係者によると、新型高速寝台列車は16両編成で、うち先頭の1号車および最後尾の16号車が二等普通席車両、8号車が食堂車、残りの13車両がすべて寝台車となる.

まもなく運行が始まる北京―上海、北京―杭州鉄道で使用される新型高速寝台列車が16日、上海で発表された。中国初の高速寝台車両となるこれらの列車は、21日に北京駅から出発する。時速は250キロ。上海から北京までの所要時間は9時間59分となり、これまでの最短時間よりも1時間29分短縮された。北京―杭州間は11時間となり、「Z」系列直行特急列車よりも2時間近く短縮された。このほか、車内の設備やサービスも改善されたという。

こんな記事が掲載されていました。自国製なのか、客車なのか、初めての電車寝台となるのかは、不明ですが、是非とも初乗車したいとの衝動にかられました。初乗車の際は、また感想記を投稿させていただきます。

北京〜天津の高速鉄道試運転

北京駅からの続編です。
約50分遅れで、CRH2のD545列車は発車しました。しかし、いつもと違っての30〜50km/h程度の徐行走行です。オリンピックに向けて建築中の北京南駅周辺では、最徐行でした。


反対側の席でしたが、見るとCRH3、CRH2-300が4編成止まっていました。試運転が順調に開始されている事を確認できました。明日からの撮影を期待して、ようなく安心して天津まで眠れました。

天津駅は、北京南駅同様に急ピッチでの工事中でした。やはり最徐行での走行です。ここでも、CRH3と、CRH2-300が4編成止まっていました。天津臨時駅にも北京駅同様に最徐行が続き、回復運転なくさらに遅れての到着でした。改札口を出ると、タクシーの客引きが群がってきます。前の天津駅でも同様でしたが、メーターを倒さずの料金交渉が全てです。まともなタクシーは1台もいません。路線バスもありませんので、ここは諦めざるをえません。常宿のホテルまで、30元(480日本円)で、交渉成立しました。普通にメーターどおりだと20数元ですので、まあまあの料金で、ぼったくりでもありません。それよりも重いスーツケースは、持ってくれますので、助かります。チップ程度の課金と割り切りました。

中国の鉄道駅や空港では、こんな事は普通にある事です。日本のタクシーと比べて高額の料金でもありません。初めて行かれる方は、諦めて荷物を持ってくれる程度のサービス料金と思って下さい。ただ、市内から駅や空港までは、メーターを倒して、歓迎の乗車となります。長距離は、運転手の望むところです。時には、どこかの官庁同様に、お茶を買ってくれたり、たばこを勧めたりの大サービスを受ける事も珍しくありません。必ず、次の日はどこへ行くのかと聞いてきます。1日チャーターしても、200〜400元と、超格安にしてくれることもあります。チベット問題や、毒入り餃子事件で、悪印象が強くなっている中国ですが、1対1になった時の中国人は、むしろ親切で日本人には、忘れて去られた優しさすらあります。

私から言わせれば、関本ジュニアが体験した、中国鉄道の旅に巡り合った人々が、本当の大地の人々です。誇張された悪い部分だけの報道だけで判断せずに、もっともっと中国に行かれて、本当の事を自ら感じて欲しいと思っております。きっと、忘れていた事を感じさせてくれます。私は、そんな大地が大好きです。

話を戻して、8月1日開業が決まっている北京〜天津間の高速鉄道ですが、規制や監視の厳しい北京での撮影は諦めて、天津駅付近にしました。天津駅を発車すると、直ぐに高架軌道線が続いて、撮影は不可能です。そもそも、どこを走行しているのか地図さえありません。タクシーをチャータしようとしましたが、運転手もどこを走っているのか行った事がないとの返事です。
仕方ありません、取り合えず工事中の天津駅に向かい下車して、そこからは歩いて撮影ポイントを探しました。

駅全体を見渡せるマンションを見つけました。守衛に日本からわざわざ取材に来たと頼みましたが、屋上に上がるのは禁止している。公安に見つかったら私も罰せられると、了解がもらえません。無茶を承知で工事現場に入り、線路際での撮影を試みました。丁度、昼休みで監視員も不在です。CRHは、5分おきでの試運転がされていました。
決死の思いで撮影したのが下記の写真です。しかし、駅方面から公安がやってきて、撮影禁止を告げられました。やむなく、撮影を諦めましたが、貴重な数コマは撮れました。

情報では、シーメンス社製のCRH3と、はやて改造型のCRH2-300が合わせて10編成運用に着くそうです。ただ、CRH2-300は6編成が確認できていますので、5:5なのか6:4なのかは不明です。CRH2とCRH2-300との外観上の違いは、パンタの風切り板がついている事と、連結幌が密閉型に変更されている点、そして車両間に蛇行防止装置が新設置されているかです。

出力は、在来型4M4Tから6M2Tに増強されています。ドイツ型が良いのか、日本型が良いのか、試される場です。8月1日には、日本でも開通が報道されるでしょう。
直ぐにでも初乗車をしてみたい私ですが、業務多忙を極め、訪中できるのは、オリンピックが終わってから、早くても9月中旬になりそうです。誰か行かれた方は、ご一報を下さい。