京沪高速鉄路 6月30日開通式!

ご報告申し上げておりましたとおり、京沪高速铁路(上海虹桥~北京南)が昨日6月30日に開通式が行われました。北京南站からの1番列車は15:00発のG1次列車で、温家宝出席が先頭車に乗車され式典をお祝いされました。開通式典は、中国全土に生中継されています。

1318キロを最短4時間48分、表定速度274.6km/hで結びます。中国の2大都市を結ぶ大動脈となるこの鉄路開業は、東海道新幹線が開業した時と似ております。中国のさらなる経済発展にとって大いなる貢献を果たすことになるのは間違えなく、今後予定されている各地への新幹線の開業が待たれています。

ちなみに1番列車の切符は、発売当日15分で全席とも売り切れたそうです。今回からインターネットでも切符が購入できるようになりました。しかし、インターネットでの購入をしようとした日本人には、ログインに必要な登録するためのサイトには中々つながらないようで、まだハードルが高いようです。
次回に訪中する際は、是非とも登録をしておきたいと思っております。

なお正式開業日は7月1日で、始発から全列車が運行されます。

京滬(北京~上海)高速鉄道             開業日は7月1日に決定!正式発表!

先日現地にて、鉄路関係者より京濾高速鉄道の開業日を6月28日との情報を得ましたが、本日23日、中国共産党建党90周年にあたる7月1日を正式開とするとの現地報道発表がありました。訂正させていただきます。
尚、以前に6月中に開業と発表したため開通式典は前日の6月30日に行われます。開通式典と開業日が異なるのは日本人には理解しがたいところですが、これが中国です。
最高運転速度のスピードダウンと同様に二転三転と、中々スムーズに発車できない京濾高速鉄道ですが、運行は問題なくお願いしたいものです。1日約90往復が予定されています。
昨日帰国したばかりですので、しばし様子を見てからの初乗車を目指します。

京滬(北京~上海)高速鉄道 開業日は6月28日に決定

注目の中国版新幹線、京滬(北京~上海)高速鉄道の開業日は未公表ながら現地で確認しましたところ6月28日に決定したとの情報を得ました。

上海虹橋駅に行ってみますと、すでにビジネスクラス専用のラウンジの準備が行われておりました。




2011年 春から夏への中国鉄路の旅 Part10  平庄煤礦鉄路から阜新煤礦鉄路へ

第8日目 5月25日

① 平庄9:32(4210次)→16:14阜新

今日は阜新までの337キロをゆっくりと6時間42分、表定速度50.3km/hで向かいます。叶赤線を終点の叶柏寿まで走り、ここから錦承線を途中の义县から分岐した新义線と3路線を走行していきます。
出発までゆっくりとホテルの朝食を食べておりましたら、お二人が撮影から戻ってこられました。朝5時頃に部屋の窓からお出かけが見えていました。O氏は昨日の列車の半分が切り離されて五峰站に留置されていたので、ひょっとしたら朝に回送機がやってきて1ヶ月に1度走るかどうかと言われた五家鎮に向かって行くのではと期待して向かわれたそうです。

昨日私が帰った後、その路線をロケハンされると撮影ポイントが数多くあったのでどうしても撮りたかったと言われました。残念ながら昨日も今日朝も望みは叶えられなかったと悔しがっておられましたが、気迫には頭が下がります。一方、F先生ももっと早くに装煤站ヤード方面に向かわれていました。 朝焼けの空をバックにしての撮影にのぞまれたそうです。元々風景写真を撮っておられた写真家らしい発想です。お二人にかかっては私はまだまだひよっこだなあと思いました。

この2日間でロケハンで歩いた経験をもとに路線図を作成しましたのでご覧ください。
▲ 黄色が平庄煤礦鉄路の路線図です。距離が分かりませんが、中国鉄路の平庄~平庄南間が9キロです。目安にしてください。
中央司令室がある装煤站に行かれる場合は、近くに燕京ビール工場がありますので、Taxi運転手に伝えれば行けます。正門前が線路と交差する踏切になっています。
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中国版新幹線のビジネスシート車

早速今日17日の朝日新聞の朝刊に中国版新幹線のビジネスシート車の記事が掲載されえいました。
16日にマスコミ公開されましたので、今回はスピーディーな報道です。 記事の内容も間違いない。ただサービス内容が具体的ではありません。
ちなみに運賃ですが、飛行機の正規運賃だとファーストクラスで2,830元 (AirChina)、エコノミーで610~1100元(格安航空券がでる時はもっと安い)です。所要時間は2時間10分、新幹線だと2倍強の時間がかかりますが人民はどちらを選択していくのか….?
当分は珍しいもの好きな人民ですので新幹線乗車を選ぶでしょうが、富裕層はともかく一般の人民はしばらくすると安い方へと流ますので、この勝負の成り行きに注目したいところです 。コストパフォーマンス無縁の人民ですが新たに言葉が生まれるかも….。
ビジネスシート車には是非とも乗車したいので、近々にご報告させていただきます。

京沪(北京~上海)中国版新幹線開業決定!

上海(上海虹桥)と北京(北京南)を結ぶ京沪高速鉄道のダイヤと運賃が発表なりました。

① 開業日;2011年6月末(具体的な日は記載がない) 多分20~30日だろう。
② 最高速度300km/hと250km/hの両方が運行され運賃が違っています。
③ 最短列車は1,318キロを4時間48分で走り、表定速度274.6km/hです。
④ 注目の運賃は、300km/h列車では、ビジネス・展望車が1,750元(約22,500円)、1等車935元(約12,000円)、2等車555元(約7,200円)となっています。250km/h列車がそれぞれ1,220元、650元、410元と30%ほど安くなっています。
⑤ 使用される車両は、CRH380A(8両編成)、CRH380AL(16両編成)、CRH380BL(16両編成)ですが、250km/h対応は他の路線からの乗り入れもあってCRH各種のオンパレードになるようです。

19日から22日まで上海に行ってきますので切符が売っていたら買っておきたいと思っております。なければ夏の楽しみにとっておきます。

現地情報はこちらです。

建設型蒸気機関車、RZ24・RW24型客車 上海、中国鉄道発祥地に静態保存展示される!

5月18日から6月1日まで、14泊15日にて中国蒸気を訪ねて撮影旅行を楽しんできました、まだ旅行記を編集中ですので、その中で早くお伝えしたいホットなニュースをもう1つ投稿させていただきます。

このほど展示公開されます建設型蒸気機関車、RZ24・RW24型客車を先乗りで見て参りました。


▲ 江灣站を復元した構内に展示された建設型と旧車両2両。展示されてから間もないので、塗り立てでピカピカです。入口前には淞滬鉄路について何やら書いてありました。

第15日目 6月1日
この日は、最終日でした。地下鉄3号線江湾鎮駅近くに建設型が展示されていることを聞き、搭乗する前の帰りがけの駄賃に見に行ってみることにしました。下車後展示場所が不明でしたので、駅員に聞いてみましたが誰も知りません。駅前売店の店員に聞いても知りません。困ったなと思っていると、親切な店員は駅前に止まっている客待ちのバイクタクー運転手達を捕まえて聞いてくれています。そして、その中の一人が、地下鉄路線に平行して残っている廃線跡に沿って走って捜してみようと言ってくれました。
バイクにスーツケースとリックを積んで後部シートに乗って走り出しました。左右どちらに行くかカケでしたが、来る途中の3号線大柏樹駅近くで見つかりました。しかし、喜んで入場しようとすると、入口にいた3人の係員から制止させられました。外からは丸見えでも、まだ未公開だったのです。

引退したとはいえ現役中の仕事は広告代理店の営業マンです。仕事は断られてからが始まりで、この程度ではめげません。「私の趣味は鉄道写真を撮ることです。すばらしい蒸気機関車が展示されているのを聞き、日本から見に来ました。入場をさせてください。」と、手をあわせてにっこり笑顔で嘆願しますと、「わざわざ日本から来たのか!それなら仕方ない。」と許可が出ました。

▲ 展示場内には、いくつものモニュメントが設置されていました。

▲ 展示されている蒸気機関車は1988年大同機車廠製造の建設型8260号機。建設型は1957年から総数1558台が製造されましたが、この8260号機はその中でも一旦製造中止され、1980~1988年に改良されて423台製造された「建設B型」で、製造最終年の比較的新しい機関車です。
2両の客車は、1980年代に372両が輸入された東ドイツDWA社製。密閉式固定窓ですが、冷房電源は車軸ベルト式発電機から取っていて、停車中は冷房が効かなかったとか、真夏の長い停車はサウナだったでしょうね。

【中国で初めての鉄道】
中国で、初めて鉄路が開業されたのは、上海でした。上海~呉松間14.5キロ、762mmナローゲージ、1876年12月1日全線開通しましたが、西方列強による不当な建設だった為に、1877年10月清政府により、廃線させられました。

その後、この鉄路の旧路線3分の1を利用して、淞沪鉄路が、上海~炮台湾間16.09キロ、1898年8月5日に開業しました。この鉄路跡は、1997年4月に開通した上海地鉄明珠線(3号線)として今も利用されています。


▲ 左;呉淞鉄路、 右;淞沪鉄路

中国版新幹線の最新情報

お読みになられた方も多いかと思いますが、今日朝の朝日新聞に「最速鉄道 中国ブレーキ」の掲載がありました。これはすでに4月21日にデジ青に掲載させていただいた中国版新幹線のスピードダウンとVIP個室(コンパーメントの誤り記事)取りやめについてですが、大朝日新聞がこれほど遅いニュースを取り上げたのか不思議でなりません。

北京南~上海虹橋間を結ぶ1,318キロの京滬高速鉄道についての最新情報は、

①開業日は、更迭なった劉鉄道大臣が昨年12月に発表した6月中旬予定が、南京南駅工事遅延のため未発表状態になっています。

②しかし、7月1日に時刻大改正があるため 中国鉄道局としては何としても6月末での開業に持ちこみたいようです。

③豪華で高額運賃(1500元=約18,750円)が予想されているVIP車はコンパーメントを外して、フルフラットシートはそのままに1+2列で配置され運用になるようです。既に現地情報があります。また実際に見てきました。

④運用される車両は、16両編成のCRH380AとCRH380BLの2種です。最高速度300km/hで、約5時間で結ばれる予定です。

最速350km/h高速鉄道について、北京南~天津間の京津城際鉄道と杭州~上海虹桥間の滬杭高速鉄道は、そのまま高速走行を継続する予定です。

▲ 6月1日、上海虹桥駅で発車を待つCRH380BL。既に滬杭高速鉄道で運用についています。但しVIPフルフラットシート車(商務車)は、カーテンを下ろしたままで乗客を乗せていません。左上は、運転席真後ろにある展望車。5席のみの鉄ちゃん専用席です。開業時は両方とも是非に乗車したいものです。

また6月1日より切符を購入する際は、飛行機と同様に人民は身分証明書、 外国人はパスポートが必要となりました。これにより外国人は切符自動販売機では購入できず、窓口に並ばなければならなくなっています。
これは、横行するダフ屋撲滅を目的にしておりますが、反政府分子の鉄路乗車移動を規制する目的にもなっているといわれています。

CRH380Aに乗って、中国版新幹線の旅 募集!

上海~北京間の中国新幹線開業がもうすぐですが、期待された380km/h走行が300km/hに抑えられました。そこで、現在350km/hオーバーで走行しています上海~杭州間の新幹線乗車を体験するツアーを企画しました。

①予定日;6月13日~19日、または19日~22日の間、3泊4日予定です。
②訪問地;上海鉄道博物館、中国鉄路発祥路線に展示している建設型見学、上海~杭州・南京の乗車。上海の路面電車乗車。
③費用;旅行社のフリープランツアーを利用します。全費用は、約8万円前後の見込みですが、安く出来るように努力します。

既に参加者は、OB3名となっています。この機会に中国の新幹線に乗車体験を希望されます方は、コメントに応募してください。追って、ご連絡をさせていただきます。

京滬(北京~上海)高速鉄道 スピードダウン!

今年6月中旬開業予定の京滬高速鉄道について、昨日の現地報道原文はこちらによると、大幅な変更があリました。

① 最高速度380km/hで走行して北京~上海1318キロを4時間で結ぶ予定であったが、最高速度は300km/hに減速し、5時間運転とする。

② 編成車両で目玉だった飛行機の国際線ビジネスシート並みシェル式のVIPフラットシート車は、連結予定を今回取りやめにする。

といったショッキングなニュースです。理由としては、

① 走行スピードが320km/hをオーバーすると10km/h速度が上がるたびにエネルギーは倍増されてコスト高となるので、経済性を優先する。

② 飛行機と比べても高額運賃となり、庶民が利用できないので誰もが乗れるように庶民性を重視する。

こんなことは、初めから分かっていたのに開業直前で修正するとは何よりもメンツを重んじ、世界最高が大好きな国民性からはとても信じがたい報道ですが、どうやら本当のようです。
折角、380km/h走行の乗車を楽しみにしていましたが、 興味が激減しました。

最近まで500km/hを目指すと試運転を繰り返していましたのに、なぜに健全な運行への方向転換をしたのか不思議でなりません。一説によると最高幹部が更迭されたからとの推測が当たっているかも・・・・。

これからの中国鉄路の方向性に大きな変化がでてくるのは容易に想像できます。 今年は中国鉄路各地で高速鉄道の開業が相次ぎます。片っ端から乗車してのレポートを投稿させていただきます。よろしくお願いします。

京沪高速铁路(北京~上海) 今年6月開業

遅くなりましたが、皆様、明けましておめでとうございます。
本日の新聞にも掲載されておりますが、中国鉄路今年の目玉、首都北京と経済発展都市№1の上海を結ぶ「京沪高速铁路」全長1318キロの開業が 、昨日開催された全国鉄路会議の席上において、劉鉄道大臣より6月とすると正式発表が行われました。今までは、10月1日の国慶節開業が有力と言われていましたが、3ケ月以上の前倒し開業となります。1番乗りをしたいものです。

現在、北京(北京南)~上海間は、在来線を最短9時間59分(昼間)で走行していますが、「京沪高速铁路」では次世代高速車両のCRH380A、380Bを使用して、最高速度380km/h、所要時間約4時間、平均速度は何と330km/hで結びます。過去10年間に開業した中国の高速鉄路線は、全長8,358キロと世界最長で、2015年には16,000キロにもなります。そして中国鉄路の全営業キロは約12万キロと全盛期を迎えます。

昨年12月28日、海南島に東部幹線が開通し、島内初めての高速電車CRH1が最高速度200km/h走行を開始して海口~三亜間は90分(以前は最短3時間13分)で結ばれました。12月30日にはカシュガル(喀什)とホータン(和田)間488.27キロも延伸開通(当面は貨物扱いのみ)しました。今年1月11日には、 太中銀鉄路が開業し、全国ダイヤ改定が実施されます。中国鉄路の全線乗車を目指しておりますが、相次ぐ開業に追いつけません。

太中銀鉄路は、北京からウルムチ方面に向かう短絡線で、北京西からウルムチ行きのT69の所要時間は、約40時間から約8時間も短縮されます。2月末頃に中国の辺境に残るSLを訊ねてウルムチ方面に行く予定ですが、これでかなり行きやすくなりました。

早く身体を健康体に戻して、今年も早々に出かける予定です。それにしても行く所が増えました。

中国の新幹線に豪華なCRH380B登場予定!

現在、滬杭高速鉄道を走る次世代の超高速列車CRH380Aが営業列車としては世界最速となる486.1km/hを達成したことは先日ご報告いたしましたが、このほど京滬高速鉄道用CRH380Bが新たに加わると発表がありました。

CRH380Aとの相違点は
①今までのCRHシリーズの動力分散式ではなく、TGV同様の両端が電動車の16両編成。
② 中間車14両は、1等車が3両、2等車10両、食堂車1両の編成。定員は1004人。
③目玉として、3両の1等車の内1両は、「はやぶさ」のグランクラス 以上のハイグレードシート(180度リクライニング・液晶TV付き)を設置。
④CRH380A、380Bとも来年2010年10月1日までに開業予定の上海~北京間京滬高速鉄道に使用予定。

以上が現地報道されている内容ですが、どうして今までの分散式を採用しなかったのか不思議ですね。先頭車はどんなフロントノーズになるのか楽しみです。
全長1,318キロを約4時間で走行する予定ですので、表定速度は300~330km/hにもなります。380km/hの連続走行が必要です。
「はやぶさ」のグランクラスにも驚きましたが、CRH380Bも飛行機のファーストクラス同様となると、是非とも乗車してみたいです。運賃ですが、2等が約600元(約7,500円)になるだろうとの推測が出ています。特等は3倍だと1,800元(約22,500円)ですが、車内サービスも国際線の飛行機並みに豪華車内食あり、アルコール飲み放題を含めての飲料サービスも実施されれば乗車する価値は充分あります。

中国版新幹線 CRH380A 世界最高速度486.1km/hを記録!

祝「東北新幹線 八戸駅~新青森駅間の開業」

本日2010年12月4日、東北新幹線の延伸開業となりましたが、浮かれていてはいけません。昨日12月3日、中国鉄路では2011年開業予定の京滬高速鉄道(上海虹橋・上海~北京南)の一部完成した区間において、CRH380A編成が鉄輪式の営業用車両としては、世界最高速度の486.1km/hを記録しました。

これまでの鉄輪式の営業用車両としての最高速度は、今年9月28日に同じCRH380Aが滬杭高速鉄道で記録した416.6km/hでした。来年早々に500km/hへの挑戦を行うと発表されていましたので、今回は予行演習だろうと思います。
CRH380Aは、東北新幹線等で運行されている「はやて」E2系をベースに中国独自技術で開発したと発表されていまして、現在滬寧高速鉄道(上海虹橋・上海~南京)と滬杭高速鉄道(上海虹橋・上海~南京)で運用されています。
ちなみに鉄輪式のこれまでの最高速度は、TGVの574.8km/h(2007年)、日本では955系の443km/h、リニアでは581km/hですが、いずれも試験用車両でした。今回は、営業用車両が記録したことに大きな意義があります。日本の技術供与があったとはいえ立派な記録です。
京滬高速鉄道の営業運転では、380km/hで走行し北京~上海間(約1,300キロ)を4時間台で結ぶと言っておられますが、これで現実味を帯びてきました。将来的には500km/h運転を目指しますので、ひょっとしたら東京~名古屋間のリニアより早くに鉄輪式で500km/h運転をするかも・・。恐るべし中国鉄路となってきました。

CRH2からフロントノーズをロング化したCRH380A形。鉄道ファン必見の展望室もあります。昨日12月3日、武广高鐡(广州南~武漢)にも8編成が配置されました。

ご希望の方、先着順でお譲りします。


友人から近鉄に勤めていた人からもらったのであげると、受け取った運転手の運行表と時計のケースです。
近鉄の社章入りのバックに入っているのが貴重だと思いますが、私はコレクターでありませんので、それほど興味がありません。DRFCの方でもしご希望の方がおられれば無償で、お譲りします。 宅急便の場合は、着払いでお願いします。

奇想天外「立体バス」! 交通渋滞解消方法

もうじき9月になりますが、まだまだ猛暑が続きます。熱中症にご注意ください。
予定では、満州をさまよって、将軍様の列車でも追いかけていたのでしょうが、都合で出られず引きこもり生活者です。仕方がないので中国鐡路の最新ニュースをインターネットを見ていると、奇想天外なニュースがありました。

「立体バス」、車道を跨いで走る鉄路と車両です。1階は車がすり抜けられるトンネル、2階は乗客用客室です。これなら市内の限られたスペースを有効に利用でき、大量輸送と走行中の車を邪魔することなく交通渋滞も緩和できます。日本では、法的に問題はあるのでしょうが、北京では来年にも建設されて来年末には試験運行されると、25日付で京華時報が伝えました。

道路だけでなく、既存の鉄路にも応用ができ、複々線も簡単に出来るのではと思いますが、皆様方いかがでしょうか?
外国からの技術のパクリばかりのコピー王国の中国ですが、これは独自の優れたアイデアとして、世界中から注目を浴びるでしょうね。出来たら直ぐに乗りに行きます。失礼ですが、こんな素晴らしい発想が中国で生まれたのは驚きです。
詳しくは、紹介されている下記HPをご覧ください。
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=44895&type=1&p=1&s=no#t
http://www.excite.co.jp/News/photo_news/p-193381/
http://people.icubetec.jp/a/cea0b1abb70841c0961076b9d117c6a9
http://www.asahi.com/international/jinmin/TKY201008260262.html

速度は在来特急並み?

昨日の河北新報にちょっと気になる記事が掲載されていました。
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速度は在来特急並み? 北海道新幹線新青森-新函館間


2015年度に開業を予定する北海道新幹線新青森-新函館間の半分以上の区間で、開業直後は新幹線が在来線特急並みの速度でしか走行できない可能性が高まっている

時速200キロ以上の新幹線と在来の貨物列車が線路を共用する区間ですれ違う際、風圧などで貨物列車が脱線する恐れがあるからだ。国土交通省はいくつか対応策を示すが、結局は新幹線の速度を抑える以外に有効策はなく、青森県などからは「在来特急と同じスピードなのに新幹線?」と疑問の声が上がっている。

国交省によると、新幹線と貨物列車が線路を共用するのは新青森-新函館間の149キロのうち、青函トンネルの54キロを含む82キロ。最速260キロの新幹線が貨物列車とすれ違った場合、貨物列車が風圧などで脱線したり、横転したりする可能性を否定できないという。

国交省は2月上旬、青森県や北海道などが参加する会議で「新青森-新函館間の着工が決まった04年度以降、対策を検討しているが、結論に至っていない」と説明した。

その上で、検討段階の対策として
(1)別のトンネルの建設や上下線間の隔壁の設置
(2)新幹線と貨物の運行時間の区分
(3)すれ違う時のみ新幹線が減速
(4)貨物車両が乗り込める新幹線用貨物列車(トレイン・オン・トレイン)の導入
(5)新幹線が線路共用区間で在来線特急並み(最速140キロ)で走行-の5案を提示した

1)の別トンネルの建設には5000億円超、障壁設置には1600億円超が必要とされ、工期が大幅に延びることも予想される。
(2)は新幹線か貨物のいずれかがほとんど運行できなくなる。
(3)は技術的に困難だという。
(4)のトレイン・オン・トレインは本格的な実用化までに10年以上はかかるとされ、開業には間に合わない見通し。このため、開業直後は(5)が実施される可能性が高い。その場合、同区間の所要時間は18分程度増え、約58分となる見込みだ。 

青森県は「開業が迫りつつある中、結論が決まっていないことだけを示されても」と困惑気味。「いつどうやって、新幹線らしく200キロ以上で走行できるのかを具体的に、早期に示してほしい」と求めている。
国交省は「開業の期日に間に合うよう結論を出したい」としている。
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関西では、九州新幹線のことが報じられることが多く、北海道新幹線のことには、余り関心がなかったのですが、青函トンネル内で、初めて在来線と併用される区間ができると、こんな問題が生じるのですね。

私は、技術的な事はさっぱり分りませんが、専門的知識をたくさん持っていらっしゃいますクローバー会員の皆様、もっと良いアイデアを出してあげてはどうでしょうか。

私がよく乗る、中国鉄路では、北京~上海間の在来線に昼間、最高速度220km/hの高速列車が1往復、走ります。実は、貨物列車とのすれ違いがあります。向こうは、約80~120km/hの走行です。しかし、貨物車両は、積載量60トン級なので、風圧を受けても大丈夫みたいです。旅客列車ともすれ違いはありますが、普通に行われています。
さすが350km/hで走行するのは、高速専用新幹線のみで、貨物列車の走行も、低速列車もありませんので、こちらは問題ありませんが、在来線では、160km/hでのすれ違いは、幹線では結構遭遇します。

中国鉄路 2010年『春運』大輸送

2010年2月14日に春節(旧正月)を迎える中国では、1年に1度の民族大移動が、ピークを迎えています。現地では、この輸送を『春運』と呼び、各交通機関が、最大限の体制をひきます。

2010年の『春運』は、1月30日から3月10日までの40日間と設定され、この期間中の旅客輸送量は、延べ約25億人強、昨年に比べて、7.7%増と予測されています。

利用される交通機関は、道路を走るバス、自家用車が22.7億人(89.3%)と殆どを占め、次いで、鉄道の2.1億人(8%)、水路の船が3200万人(1.3%)、航空の2894万人(1.1%)に達するだろうと、発表されました。

日本では、JR私鉄の鉄道輸送は、2007年度で、40日当たり、約25億人です。日本の10倍以上の人口を誇る中国です。数字からは、鉄道王国日本と比べると、まだまだ貧弱な中国鉄路と言わざるを得ませんので、経済発展に欠かせぬ交通インフラ、特に飽和状態の鉄道輸送は、整備が急務です。

中国政府は鉄道切符の不正な転売などに対処するため、2010年の『春運』は、広州と成都の鉄道局が管理する一部の駅で、切符販売の実名制を試験的に実施したそうです。切符に、名前が印刷されています。飛行機と同様ですね。不正なく徹底されたら、旅行社等が買い占めて、窓口で買えないといった事は、起こらないでしょうが、結果はどうでしょうか。


中国鉄路では、2020年までには、縦4線横4線の高速鉄道網を建設予定ですが、経済発展のスピードに追いつくには、まだまだ足らないと思われます。

上記の営業キロは、予定だそうです。


世界最高表定速度を誇る、武広高鐡。CRH2-300とCRH3が使用されています。ダイヤから見ると、殆どフルノッチでの力行を続けていると思われます。ピンク色は、途中站無停車です。

2010年は、『春運』に間に合わせるように、350km/hで走行する世界最速の武広高鐡線と、続いて鄭西高速鉄道が誕生しました。しかし、日本のように、充分な試運転を行ったのではなく、とにかく走らせてからとの思惑が強く、初期故障は、防ぎきれずです。度々の遅延、運休に散々の批評を受けています。


山岳路線だけあって、武広高鐡のような高速連続走行はできませんが、充分なスピードアップです。

また、CRH2-300(はやて改良型)が、登場しています。北京~天津間の高速線で、技術供与協定違反の350km/hで運行されました際に、JR東日本、川崎重工等からの強い申し入れで、運行停止となり、姿を消していました。

今回の復活を、調べてみましたら、昨年10月に、日側との調整が取れたとの、中側発表が、隅っこにありました。詳細については、記載がありませんが、何やらあったろうと、容易に推測されます。しかし、これで、雄姿をまた見る事ができます。

何と言っても、乗ってみてのピッチの広さ、リクライニングの角度等々の居住性は、他のCRHと比較にならないほど、良いのです。是非とも、北京~上海間には、ドイツ製を追い抜いて、登場して欲しいと思うのは、私だけではなく、CRH2に乗車した、多くの乗客の希望だと思います。いくら、CRH3が、394km/hの最高速を誇っても、狭い居住性は、まっぴら、ごめんです。500系以上の圧迫感があります。

続いて開業するのは、上海を中心とした路線で、上海万博直前あたりです。どの路線が、無事開業するのか、楽しみです。

中国鉄路 第3の新幹線、鄭西高速鉄道開業!

春節(旧正月)が近づいた昨日、2010年2月6日、中国鐡路では、昨年末に開業した『武広線』に続いて、第3番目の中版新幹線となる、『鄭西高速鉄道』が、開業しました。

京九線の鄭州から、秦の始皇帝で有名な西安間、505kmを、最高運転速度350km/hで、最短1時間58分、表定速度256.8km/hで結びます。在来線の特快では、最短所要時間5時間56分かかっていたので、約4時間の短縮が図られています。途中の停車站は、最多列車で7駅があります。

使用される車両は、『はやて型』のCRH2-300で、運行本数は、当初7往復となっています。
運賃は、1等390元=約5.500円、2等240元=約3400円、日本と比べると、安いですね。

山岳地帯を走行するため、トンネルは38本が掘削され、総延長は、78.2kmと、全線の15.5%を占めています。軟弱な黄土地層、地震の多い地帯もあり、工事は難航を極めたが、世界最高技術を駆使して、完成できたと、現地では、報道されています。

上海万博を5月に控え、益々急ピッチで、高速鉄道が開通する中国鉄路です。2012年には、総延長11万km路線となり、高速線は、13,000kmを占めて、日本の新幹線を軽く追い抜いていきます。

私は、春節の混雑が終わり次第に、武広線とあわせて、初乗車の旅に出ます。

中国鉄路 第2の新幹線 『武広線』 昨日26日開業!

【5904】で、報告されていただきました中国鉄路としては、第2の新幹線『武広線』が、予定通り12月26日に開業しました。

高速鉄道として世界一長い全線1.069kmを、最高速度350km/hの世界一の高速で、走行します。所要時間は、当初4時間を書きましたが、約3時間になったそうです。平均速度は、何と350km/h近く、全線を、ほぼ全速力行運転すると言うことになります。当初の運転本数は、21往復です。今までの約11時間が、8時間も短縮しています。驚嘆の短縮時間です。

東海道・山陽新幹線と比較すれば、新横浜~小倉間1078.9kmに匹敵します。のぞみ99号では、4時間22分かかりますので、『武広線』のスピードがお分かりと思います。

そして、使用される車両は、シーメンス社技術援助のCRH3と書きましたが、川重とJR東日本糖が技術供与した『はやて』も併用使用されるとの報道です。また、ひと悶着ありそうですね。

問題の運賃は、1等が780元(約10,000円)、2等が490元(約6,500円)で、今までの約3倍と、予想通りですが、春節前の帰省には、珍しさもあって、利用殺到になりそうです。

ちなみに、新横浜~小倉間のぞみ号利用では、運賃+普通席定席で、21,370円です。

読売新聞等に、掲載されていますので、HPもご覧ください。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091226-00000794-yom-int
http://www2.explore.ne.jp/news/articles/13537.html?r=sh
http://www.asahi.com/international/jinmin/TKY200911250305.html

近々には、初乗車に行くつもりです。

中国鉄路 第2番目の新幹線 『武広線』26日開業予定

11月11日に今年に入って、4月1日、7月1日に続いて、3回目の時刻改正が行われ、急ピッチでの旅客輸送力増強と、高速化が進んでいる中国鉄路ですが、広州と三国志で有名な武漢を結ぶ、高速鉄道『武広線』が、12月26日に開業される事が、発表されました。

同線は北京と香港を結ぶ旅客専用鉄道の「京港客運専線」の一部として2005年に着工され、路線の全長は、高速鉄道としては世界で最も長い1068.6キロで、武漢から広州までを、これまでの11時間から、約4時間で結びます。最高速度は、同じく350km/hで、飛躍的なスピードアップです。ただ、当日にならないと、時刻表は発売されませんので、実際の走行時間や、本数は、確認できません。

2008年、オリンピックを控えて開業した、北京と天津を結ぶ新路線の京津城際鉄道に次ぐ、2番目の高速鉄道です、車両は、同じCRH3が使用されます。日本の『はやて』は、残念ながら、以前に掲載したとおり、中側と、JR東日本・川重との契約上トラブルで、使用される事はなくなりました。

京津城際鉄道開通の際に、付近人民がフェンスを壊して、近道を作り、事故が発生した経緯もあって、今回の開業には、線路内などへの違法立ち入りを防ぐために高さ1.8メートルのフェンスで敷地を囲むだけでなく、1km当たり2人の公安官を配置し、「全面密閉・徹底監視」対応をするそうです。

広州駅は、春節(旧正月)には、中国国内で最も混雑する駅です。この地区に出稼ぎに来ていた内陸部の人民が、一斉に帰省します。問題は、運賃で、500元前後(約7,000円)と予想されています。

現在の在来線ですと、普通席140元ですので、約3倍もします。1元でも安くしたいのは、どこの国でも一緒です。まして、1元でも多く故郷へ稼いだお金を持って帰りたい出稼ぎ者です。はたして、どれだけの人が、乗車するのか・・・。

すでに、航空業界は、ディスカウントチケットを用意しているそうで、陸・空の競争が始まっているそうです。日本のように、新幹線のディスカウントチケットがない中国ですが、これからは、何かが始まるのではと、予想しております。

実は、先日、その武漢に行ってきました。現地では、全く知っていない人もいて、びっくりしました。それも、鉄道員です。逆に、どうして、そんなことを、日本人が知っているのかと、質問されました。

駄洒落でしょうが、『中韓海底トンネル』構想が浮上・・・北京~ソウル間が高速鉄道で、4時間』なんて記事もありました。海底トンネルの建設は中韓交流を促進する上で、極めて有効だとの構想で、ルートとしては、韓国・仁川-中国・威海(341km)、韓国・華城-中国・威海(373km)、韓国・平沢-中国・威海、韓国・瓮津-中国・威海(221km)の4案があるとの事で、5年の準備と10年の工期が必要とされています。

何でも、世界一が好きな中国です。以外と真剣かも・・・。