【1516】おじん2人ヨーロッパ軽便 その23-13

THE GREAT LITTLE TRAINS of WALES その6  フェスティニオグ鉄道1

パンクのお陰で VALE of RHEIDOL 列車の追っかけを断念した我々は、当初 Aberystwyth で泊まる算段だったが、中々のリゾート地でホテルも高そうなので北へ走った。パンクしたタイヤを早く修理すべくガソリンスタンド(とは和製英語で、ペトロルステーションといわねば通じないことも学んだ。ついでながら「パンク」も100%日本語?のようで、「タイヤー・フラッテド」という)を探したが、すべて無人化、かつての修理ブースもコンビニに化けていたりで、修理はできなかった。

途中手ごろなB&B(ベッド&ブレックファスト=朝食付き民宿)があったが満室。暗くなって2軒目でいいB&Bが見付かった。連泊の申出は満室の由で断念。廊下に置いてあるノートには、日本人の若い女の子(字から推察)が記入しており、車でないと絶対に来れないこんな田舎まで、女の子が、と感心した。

私事で恐縮だが、二女はイタリアのキャンティのドドドド田舎で結婚式をした。これはイタリア人の友人がそこの出身で、我々親たちはフィレンツェから車で送ってもらい、田舎のホテルに泊まったが、娘の友人はフィレンツェのホテルに荷物を置き、浴衣に着替え下駄履き姿で、一人でバスを乗り継いでやってきたのには驚いた。女性、それも若ければそこいらの男共がやたらと(必要以上に)親切なお国ではあるが、若い人の勇気には、ほとほと感心せざるを得ない。


奥がポーツマドック駅。機関車がいるのは堰堤の入口



ポーツマドック駅

翌朝ポーツマドック(こんな綴りなら読める)に向い、その手前の入江に堤防のような、約1km以上の土盛りの有料橋(通行料たった5ペニー)を渡ってフェスティニオグ鉄道の駅に。この橋というか堰堤はフェスティニオグ鉄道と有料道路の共用である。先ずは車を置き、何軒目かでまずまずの宿を確保。親父は今晩来るからというだけで、我々の人品骨柄卑しからぬを察知したと見え、前金も要求せず入口と部屋の2個の鍵を渡してくれた。パンク修理の店を訪ねたら、親切にも大分離れた場末の修理工場まで案内し、修理の間に自分は徒歩で帰っていった。


途中駅で給水中 機関士(手前)はちゃんとネクタイを締めていた

この鉄道は軌間が1フィート11 1/2インチ(597mm)、勿論スレート運搬目的の産業鉄道として、ウエールズでは最も有名である。当然車輌定規も狭いので、機関車はフェアリータイプが大活躍している。これは一見2輌の蒸機を背中合わせにした双合型のようだが、キャブは中央に1ヵ所で、両方のボイラーを焚く。フレームは1個で両方のボイラーが固着され、台車はボギー式で急カーブに対応。蒸気や排気はセンターピン部分で処理している。つまり機関車2輌分を機関士、助手各1名で運転できる。我国にはないタイプである。


終点の BLAENAU FFESTINIOG  ここは標準軌間の BRITISH RAIL に接続している

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