5月の晴れ間に 日常+αを記録する ①

阪堺電車、大阪メトロ、南海を記録する

5月に入って連休期間中、いい天気が続いています。連休の人出とは、関わりを持たないようにしている高齢者ですが、新緑と青空を見ると、ついカメラを持って外へ出たくなります。デジ青投稿最高齢を誇る準特急さんも、散歩がてら近くを徘徊するとコメントに寄せられています。準最高齢の私も、これに刺激を受けて、昨3日(金)は大阪へ出掛けました。大仰なタイトルとなりましたが、要は、準特急さんのように、日常の鉄道をこまめに記録しておくこと、さらに自分なりの撮影スタイルもプラスすることが大事と感じた一日でした。皆さんからも、日常の鉄道、ぜひ投稿お願いします。最初はコレ、阪堺では連休期間中、旧型車モ161を連日運転するとリリースされていた。午前中に、我孫子道~浜寺~天王寺駅前を2往復するもので、あべのハルカス狙いで行ったが、間に合わず、途中の併用軌道区間となったが、クルマにも被られず、赤電カラーの162号を、まず一枚。

しばらく松虫の電停で待っていると折り返しのモ161がやって来た。モ161は非冷房のため定期列車ではしばらく運転も無い。線路端の雑木も、新緑の頃は絵になる。花を入れて撮れるのも5月ならでは。

 

 

 

 

 

再びの折り返しは、定番のあべのハルカスをバックに、松虫電停の下手の踏切から狙う。日本一高いビルの称号も、麻布台ヒルズに奪われて、大阪人はまた消沈してしまった。モ161は、先ごろ164が運用離脱し、残るは161、162の2両だけになった。あと4年で製造100年を迎える161形、何とか頑張ってほしい。

 

 

つぎは、大阪・関西万博へのルートとして、車両の改廃が盛んなメトロ中央線へ。デビューした400形をまだ見たことがなく、弁天町へやって来た。宇宙船をイメージしたと言う、なるほど近未来的な八角形だ。廃車20系に代わってデビューの30000系も見られた。ラッピングのように見えるが、これが標準塗装で、万博終了後は谷町線へ転属が予定されている。近鉄から乗り入れの7000系も、先行車の製造からは、ちょうど40年が経つが、優れたデザインもそのままに、元気に活躍している。そのあとは久しぶりの南海へ。定番の新今宮のホーム先端から、難波発の電車を狙う。右手は昨年にデビューし、2023年グッドデザイン賞を受けた泉北高速9300系、左の南海8300系も同時受賞している。同じ躯体だが、塗装でずいぶん印象が違う。

続いて来たのは泉北高速7000系、デビューして30年近く経つが、柔和な顔つき、小田急8000形を思わせる塗装も、色褪せしていない。久しぶりに撮った「ラピート」50000系も、初めて見るラッピング車があった。上は南海の姉妹鉄道となるスイスのモントルー・オーベラン・ベルノワ鉄道の塗装の仕様、「MOBラピート」と呼ばれているそうな。右は。大阪・関西万博のラッピングで、海沿いを走る南海にちなみ水色に塗られ、ミャクミャクは前部に小さくあるだけで、他社のようなド派手な万博ラッピングではない。ほかにも、J1セレッソ大阪30周年ラッピングも走っていた。南海本線の複々線区間の粉浜へも行って見た。ここも、午後からは抜群の光線具合。高野線にも入り、南海最大両数となった8300系も、前パン姿で撮ることができた。少し引いて、あべのハルカスを入れて「サザン」も撮る。

そのあと付近の商店街、住宅街の街並み探索を楽しみながら、阪堺の我孫子道まで来ると、なんと161号が「貸切」の札を下げて停車中。

 

 

 

 

陽も傾いて、我孫子道の踏切を照らし始めた。遮断棒の無い、警報機だけの踏切で、警報が鳴っているのに老人、中高生の暴走自転車が平気で渡って行くのを何度も目撃した。自分の影も入れてスナップ、これも日常の大阪の風景。

 

161号は団体客を載せて、浜寺方面へ向かった。折り返して戻ってくるのは約50分後と判断、それまで駅前のコンビニでコーヒータイム、ズバリの時刻に、大和川方面から下りて来るのが見られた。

 

161号はいったん我孫子道の車庫に入って休憩のあと、天王寺駅前へ向かう頃には、日没を迎えた。白熱灯がいい雰囲気に。

 

 

日没も過ぎ、プラスαの時間帯、自分好みのブルーモーメントとなった。我孫子道から大和川へ向かう急勾配区間を、阪堺線のホームから狙ってみた。

眼を近くの車庫付近に転じると、電車の入出庫が頻繁に行われていて、青い空、電車の室内灯、光るレールと、道具立てが揃っていた。

 5月の晴れ間に 日常+αを記録する ①」への11件のフィードバック

  1. 今日(4日)は良く晴れた一日で、絶好の洗濯日和でした。
    近頃は鉄道車両を写しに出かけることもなく、もっぱらデジ青に投稿される写真で楽しんでおります。総本家様が撮影された最新の大阪の鉄道車両を拝見し、へえ~っ、電車も変わったんやなあ~、と驚きました。
    さて、私の日常はと申しますと、カメラを相棒に、京都の街角をうろうろしてます。その目的は仁丹の町名表示板の撮影ですが、大きな通りを一筋外れると知らない京都に出会えます。新しい家屋が増え、いたるところにコインパーキングができましたが、所によっては半世紀前に戻ったかと思うような家並みが見られます。
    先週の土曜日、京都駅八条口付近で見つけた「仁丹」を写していると、新幹線が通りかかりました。よく見ると東海道線の223系電車も写っています。犬を連れて散歩する男性、ベビーカーを押す親子連れ、このあたりの日常の風景なんでしょうね。画面右上の細長いものが、仁丹の町名表示板です。

    • 紫の1863様
       良いですね! 京都の日常感が!
       なんかほっこりします。
       新幹線と在来線の対比もさすがです!

    • 紫の1863様
      最近は“仁丹”ですか。最近、仁丹の町名看板の本がまた出ましたね。私も図書館で読みましたが、いろいろな様式があること、改めて知りました。私もご近所歩きは大好きです。不意に“仁丹”に出会うこともあり、地方私鉄へ行って、思わぬゲテ物を見つけた時の感動に似ています。

  2. 先日のこと、市電の壬生車庫前を通りかかると、いつもとは少し様子が違っていました。ここは市電の線路が残ることで知られておりますが、アスファルトがはがれて敷石らしきものが見えました。
    4月25日の撮影ですので、まだ補修はされてないと思います。

    • ホットな話題、ありがとうございます。壬生車庫は、レールに沿って、路面が膨らんでいるとは聞いていましたが、ついにレールが露出していますか。さっそく見に行って来ます。

    • これまではカーブ外側レイルが、ほんの少しだけ顔をのぞかせていました。線路を覆っているアスファルトが意外と薄かったので、剝がれてしまったのでしょう。
      2022年12月の状況です。

  3. 泉北線は9300系登場が契機かどうか分かりませんが、既存の7000系も薄青帯が消されつつあり、より小田急車を思わせます。南海統合後の塗装がどうなるかも気になるところで、塗装はそのままとしても「SEMBOKU」ロゴや泉北高速社紋は撤去されることでしょう。

    • 宇都家さま
      お久しぶりです。さすが泉北高速のヌシ、ご教示、ありがとうございます。たしかに、水色の帯が消えていますね。塗装経費の削減なのでしょうか。単純な帯入りではなく、濃淡の帯があってこその泉北高速らしさだと思うのですが。南海統合を控えて、ますます個性がなくなって行きますね。

      • 塗装変更でオリジナルより良くなったものは無い、と個人的には思いますが、一般乗客にしたら「イメージアップ」になってるのでしょうか?

  4. 阪堺電車の住吉公園行き151です。1969.2.20雨の天王寺駅前の住吉公園行きで当時は南海電鉄の支線ではなかったかと思う。

    • 準特急さま
      1969年の撮影ですと、まだ南海の支線の時代ですね。当時は、旧型車が当たり前のように走っていたのですね。背後に金融機関の看板が林立するのも時代を物語っています。

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