2015年 西方見聞録 ハンガリー鉄路の旅 Part47 ブダベストのトラムに乗って その4 登山・子供鉄道へ

02_登山・子供鉄道_300今日はブダベストの市内山の手に走るラック式登山鉄道とこれに接続する子供鉄道を訪問します。ラック式鉄道はインドネシア以来久しぶり、子供鉄道もナローゲージの本格的な鉄道で面白そうです。
上の地図が今日の行程です。メトロ2号線⇒トラム61系統⇒登山鉄道⇒子供鉄道と乗り継いで向かいます。

DSC_8096002▲ 9:14 ホテル下のメトロ2号線から乗車して終点の南駅(Déli pályaudvar)へと向かいます。

▲ 9:26 着いた南駅は1972年に開業しました。地上には1861年開業の国鉄南駅があります。ここも見ておこうと参りましたが、閑散としています。東駅、西駅に続くブダベストのターミナル駅だったハズですがどうしてしまったのでしょうか。最近まで使われていた痕跡は残ってはいますが、多くのホームには一列車も入線してはいません。

DSC_8106005DSC_8109006DSC_8111007▲ 9:36 駅前には„Kátra” とも呼ばれるTatraT5C5型が走っています。時間は十分あります。いつものようにやって来た61系統のトラムに乗って、終点まで行く事にしました。

DSC_8116008[googlemap lat=”47.47789860221132″ lng=”19.04707431793213″ align=”undefined” width=”550px” height=”350px” zoom=”14″ type=”G_NORMAL_MAP”]47.477837,19.045891[/googlemap]▲ 9:46 約10分で、終点のモーリッツ・シグモンド円形広場(Móricz Zsigmond körté)に到着しました。 Google座標; 47.477837,19.045891
ここはブダベストの交通要所の1つでもあり、トラム 6・18・19・41・47・48・49・61系統と、8系統ものトラムが発着します。昨日もきましたが通過するだけでした。メトロ4号線やバスとの乗継も出来ます。

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DSC_8126011 DSC_8118010▲ 昨日乗車した19系統はGanz-csuklósです。

DSC_8132013DSC_813801401_図面combino-plus-budapest-en-2▲ 6系統に2006年から40編成が投入されているのは世界最長?の低床車トラムのシーメンス製のコンビーノ・プラス(Combino)。12軸の6両編成低床車で車両長53,990㎜、幅2,400㎜、64座席、出力100kw×8、最高速度70km/hです。シーメンスのブダベスト向けの仕様書はこちらです。

DSC_8140016Book1▲ 18系統も„Kátra”のようです。どうやらブダベストのトラムは系統別に分けての各タイプのトラム投入になっているようです。

※ 左の表はWikipediaハンガリー版を参考に作成しました。自分自身では全て確認できていませんので、ご承知おきください。

DSC_8144018 DSC_8143017▲ 10:08 登山鉄道へと向かう事にしました。61系統に乗車しての引き返しです。

DSC_8153019 DSC_8156020▲ 10:22 このまま乗車しますと登山鉄道の接続駅 ”Fogaskerekü Vasút” に着くはずなのですが・・、ここが終点と降ろされたのはモスクワ広場の電停です。
乗車時間は約14分間、降りてみますと、レールは外されて広場一帯は工事中でした。

BP-metro_vill_M4 140901DSC_8175023▲ モスクワ広場は、一帯が工事中です。ここから先へはどう行ったら良いのか・・。案内板がないのか探しますが・・、これがありませんと言うか、多分あってもハンガリー語でしょう、分かりません。何か糸口が見つからないのかと探しながらトラム・コンビーノを撮りました。
DSC_8160021DSC_8171022▲ トンネルの反対側は4・6系統の発着電停です。コンビーノ・プラス(Combino)が続々と発着して行きます。時刻表を見ますとラッシュ時は1時間に16本も発車します。ほぼ3分ヘッドです。1編成当たりの定員は350人です。片方向での輸送人員は5,600人、この路線は相当の旅客需要があるようです。

10:46 広場周囲を歩きながらトラムを待っている方にお聞きしましたが、言葉が通じません。こういったアクシデントに会うと現地言葉が分からないのは大きな障害になります。
こんな時は一服して考える事にしています。広場前のケンタッキーに入ってコーヒータイムを取る事にしました。 Part48に続く

2015年 西方見聞録 ハンガリー鉄路の旅 Part47 ブダベストのトラムに乗って その4 登山・子供鉄道へ」への2件のフィードバック

  1. ぶんしゅうさま
    ブタペストの詳細なレポート楽しみにしております。私も2012年10月に3日間ブタペストを訪れました。この時はまだ4号線は開通しておらず、東駅の周辺は工事で雑然とし、怪しげな店や、昼間から酔って座り込んでいる輩がいたりして、のんびりとしたスロバキアの田舎から到着したわたしは少々緊張しました。訪れたコースはぶんしゅうさまとほぼ同じで、まず交通科学館に行き、地下鉄博物館、登山鉄道、子供鉄道と廻りました。トラムはドナウ川の両岸を走る路線が、くさり橋などをバックに撮影の好適地でした。ところが、子供鉄道を撮って町に戻ってくると財布が見当たりません。どこでなくなったのかわかりませんが、どうもトラムの乗車中にすられたようです。すぐにホテルに戻りカードの停止など日本へ電話をかけまくり、翌日は意気消沈してポーランドに向かいました。残念なこともありましたが、ブタペストはきれいな町でまたリベンジして訪問したいところです。

    • 大津の86様、コメントをいただきまして、ありがとうございます。
      ここでもスリにやられましたか、86さんは身なり風貌が良いのでどうしても狙われるのでしょうね。今後はお気をつけてください。
      ブダベストはライトアップもされていてとても綺麗な街ですね。私も交通博物館には行きましたがあいにくと3月は閉鎖中で残念な思いをしましたのでリベンジには燃えています。郊外のセンテンドレには1927年から製造されBCmotという古い気動車が動態保存されて園内を走っている野外民家園があるそうです。合わせてもう1度は行ってみようと思っております。今度は季節の良い時に訪れたいので行かれます時にはお誘いください。よろしくお願い申し上げます。

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