今年3~4月に大津市歴史博物館で行なわれた「江若鉄道の思い出」展、9月に高島市藤樹の里文化芸術会館で行なわれた「江若鉄道の思い出」高島展に続き、昨日から伊香立香の里史料館で「江若鉄道の思い出」展が開催されています。今回は会期も3日~6日までの4日間でスペースの関係上、西村さんのジオラマは展示されず、写真パネルのみでしたが、総本家青信号特派員さまの写真が展示されています。
↑ 連合自治会の建物ですがなかなか立派な建物、この2階で行なわれています。
↑ こんな山仕事の道具などが展示されています。
伊香立香の里史料館は湖西道路真野インターから鯖街道に向かう途中にあり、伊香立学区自治会連合会が所有している地元の民俗資料を展示する史料館で、この2階の研修室を使って展示が行なわれています。37点の写真と大津市歴史博物館での折、見学者が書かれた思い出の数々が展示されています。
↑ 総本家青信号特派員様の写真も
今日午後訪れて受付の方と話をしていると、わざわざこの館の運営委員長の方を呼んでいただきお話を聞くことができました。この地区の歴史は8世紀から9世紀初めに遡り、木材、柴、炭を生業としており、この館に行く途中の道には大きな倉付の家が立っていて裕福な集落だったということがうかがえます。現在この地区には江若バスが運行しており、ご多聞にもれず利用者減から運行本数が減っているものの、地区の足としてなくてはならないものです。地区の住人に興味を持ってもらうこともあって、江若交通の前身である江若鉄道の展示を計画されたそうです。
今年3度目の江若関連展示会ですが、大津市歴史博物館はこれらの資料を気軽に貸し出すこともあって、来年以降もまた展示が行なわれるかもしれません。
車でないと行きにくいところで、会期も6日までと短いのですが、週末、日本海へカニでも食べに行こうかと思っておられる方は、鯖街道経由で行かれると京都東インターから30分あまりでいけますのでちょっと寄り道されればいかがでしょうか。
大津の86さま
さっそくのレポート、ありがとうございます。今日は止むを得ない用事で欠席させていただきましたが、レポートでその様子を知ることができました。短い期間ですが、一人でも多くの方に見ていただければ嬉しいです。運営委員長の方にも話を伺われたとのこと、江若鉄道とは直接には縁がないように思われる地域でも、江若への思いが強いのですね。
実は、この伊香立地域へは、江若鉄道の廃止後10年余り後に、私はよく通ったところです。鉄道ではなく、当時走っていた江若交通のボンネットバスを撮るためでした。いつも朝9時台の堅田発のバスに乗って、伊香立の旧道経由のボンネットバスを撮っていました。そのバスも減便と聞き、一抹の寂しさを覚えています。
総本家青信号特派員様
コメントありがとうございました。事前に開催の広告があったわけではないのでさすがにこられている方の名簿見ると地元の方ばかりでした。
よそ者が見に来たので、受付で、もしかすると江若の写真を撮られた方ですかと聞かれ、話しているうちに、歴博のKさんが話されていたのか、総本家様が来られるかもしれないからと、写真を準備してそれらしい人が来たら声をかけ、運営委員長の方を呼ぶ手はずになっていたそうです。総本家様にもよろしくお伝えしてくださいとのことでした。