第5日目 8月31日(金)
① 東萩 7:44⇒8:55 益田
② 益田 8:57⇒9:46 浜田
③ 浜田 10:05(快速〕⇒12:53 米子
④ 米子 12:56(快速)⇒14:35 鳥取
⑤ 鳥取 15:19⇒16:06 浜坂
⑥ 浜坂 16:16⇒18:03 豊岡
⑦ 豊岡 18:31⇒19:39 福知山
⑧ 福知山20:17⇒21:27園部
⑨ 薗部 21:48⇒22:29 京都
⑩ 京都 22:35⇒22:47 長岡京
▲ 7:44 今日は5日間の青春18きっぷの旅の最終日です。東萩から15時間3分、ほぼ1日をかけて10本の列車を乗り継いでの帰宅です。
1番目は、益田行キハ47系2両編成1562Dに乗車してのスタートです。
▲ 8:16 前回撮影に励んだ惣郷川橋梁を渡って快走します。
車内はご覧のように1ボックスに一人程度弱でガラガラでした。
▲ 8:57 益田からはキハ120系2両編成346Dに乗り換えました。
乗車率は先ほどと同様でガラガラです。
▲ 9:03 益田~石見津田 益田を出ると直ぐに海岸沿いを走ります。
▲ 9:46 浜田に到着です。運転手さんから聞いていましたが、運行が始まったばかりの迂回貨物列車が停まっています。この日はコキ104形6両編制でした。
【 貨物列車迂回運転 】
西日本豪雨(平成30年7月豪雨)の影響で山陽本線の一部区間が不通となり、貨物列車を運行できない状況になっています。このためトラック輸送、船舶輸送に振り替えを余儀なくされていましたが輸送力不足は否めず伯備・山陰・山口線を経由しての貨物列車迂回運転が8月28日より名古屋貨物ターミナル駅~福岡貨物ターミナル駅で実施されました。しかし単線での運行は本数制限もありコンテナ貨車6~7両で輸送力は350㌧/日、1日1本の運行で始まりました。
迂回貨物列車を見るともう1日、旅を延長して途中どこかで走行シーンを撮りたくなりましたが正確なダイヤが分かっていません。撮影地も調べていなかったので今回は準備不足です。無理をせず893-2さんに相談してから再度リベンジすることにして諦めました。
◀ 10:05 キハ126系2両編成快速アクアライナーの米子行き3452Dに乗車して米子へ向かいます。浜田~米子150.3㌔を2時間43分、平均速度は単線のローカル線としては標準的な55.3km/hでした。
ただ、出雲市~米子は各駅停車です。。
浜田~出雲市 88.7㌔の快速運転区間の平均速度は62.1km/h、
出雲市~米子 61.6㌔の鈍行運転区間の平均速度は44.5km/hになっています。
▲ 11:38 出雲市で山口へ向かう下り迂回貨物列車とすれ違いましたがホーム向こうに停車していて撮れませんでした。
▲ 12:53 米子に到着です。接続時間は鳥栖乗継と同じ3分、今回鳥栖では隣ホームへの乗り換えだったために間に合いませんでしたが、米子では同じホームでしたので楽々でした。留置線では迂回貨物列車の伯備線内を牽引するJRF愛知区配置のEF64 1028号機が待機中です。DD51 857号機にはなかった「がんばろう岡山 頑張ろう広島」のラッピングとヘッドマークが取りつけられています。
▲ 12:56 キハ126系2両編成の鳥取行の「快速とっとりライナー」に乗車しました。
▲ 14:35 鳥取に到着、米子~鳥取 92.7㌔を1時間39分、平均速度80.6km/hはローカルを走る快速列車としては特筆すべきスピードです。
次の乗継列車までは44分の時間があります。いつも行く鳥取駅前の市場へ行って今夜の買い出しです。刺身にできる「うまづらはげ」と鳥取県内でしか食べられない幻のグルメ“モサエビと地酒1本、駅売店で車中飲むビールを仕入れて浜坂行きのキハ121形単行538Dに乗車しました。
▲ 15:19 発車6分前の車内ですが直前でも乗込まれる乗客は少なく、ガラガラで発車しました。
鳥取~浜坂 32.4㌔を所要時間47分、平均速度は41.4km/hとローカル線鈍行らしいスピードでした。
▲ 16:06 乗継駅の浜坂に到着。ホームは違っていますが接続時間は余裕の10分あります。浜坂は「ホタルイカ」水揚げ日本一を誇り、毎年4月上旬には「浜坂みなとほたるいか祭り」が開催されています。
▲ 16:16 浜坂から豊岡行きのキハ47系2両編成の発車ですが、ご覧のようにガラガラです。
浜坂~豊岡 49.5㌔を所要時間1時間47分、平均速度は27.8km/hと貨物列車並みのスピードです。と、言うのも途中の香住で19分、竹野で8分、城崎温泉で10分間もの停車時間があります。
▲ 17:23 竹野はカニの町です。毎年「カニカニカーニバル」が開催されます。今年の解禁日は11月6日、カーニバルは11月16日だそうです。
神戸支店に勤務時代はこの周辺の市町村は広告主でしたので1年に4回は参りました。来る時は車には大きなクーラーを2台積み込んで顔なじみの多い市場に行って、いつも信じられない超格安で生きカニを分けていただきました。帰宅すると近所にもおすそ分けで配って喜んでいただきました。そんな思い出を浮かべながらの町の玄関口です。
▲ 17:36 城崎温泉着、ここでも10分間の停車ですので降りてみました。
▲ 18:03 定刻に豊岡に到着です。次の乗継列車の発車は18:31福知山行き、駅前に降りて近くのスーパーでまた買い出しです。ポツポツと雨が降り出していました。
▲ 豊岡は千年の歴史を持つカバンの産地です。ホームに設置されていた「カバン販売機」は、豊岡駅にのみにある無人販売機です。販売価格は1,500円、珍し物好きの観光客が買っていくのでしょうか。
▲ 18:23 列車の入線時刻になりましたのでホームに戻ってみました。帰宅する高校生たちが多くおられます。ところが、・・
【 トラブル発生! 大雨で列車運休 】
▲ 18:27 「大雨のため、和田山駅~福知山駅間で運転を見合わせています。」とのアナウンスがあり、「発車が約30分間遅れ」との電光表示も出ました。
▲ 18:58 とうとう18:31発福知山行きの運転休止が出てしまいました。青春18きっぷで関西へ帰られる観光客もこれからどうしたらよいのかと不安げにされています。駅員に聞きますと「次の和田山行きの19:37発の列車は運行できそうなので播但線経由で姫路へ向かって新快速で帰って欲しい。」との事です。
⑦ 豊岡 18:31⇒19:39 福知山
⑧ 福知山20:17⇒21:27園部
⑨ 薗部 21:48⇒22:29 京都
⑩ 京都 22:35⇒22:47 長岡京
⑦ 豊岡 19:37⇒20:12 和田山
⑧ 和田山 20:20⇒21:14 寺前
⑨ 寺前 21:16⇒21:57 姫路
⑩ 姫路 22:16(新快速)⇒23:36 高槻
⑪ 高槻 23:39⇒23:49 長岡京
調べてみると何とか今日中には帰れそうです。ビールを追加で買いなおして和田山行きに乗車しました。
▲ 19:29 入線して来た和田山行きの列車は満員になりました。
▲ 和田山で乗り換えた列車は改造されたキハ40 2007「天空の城 竹田城跡号 」でした。初めて乗車する車両です。待たされて遅れた帰路でしたがこの車両に乗れたことだけはラッキーでした。
⑪ 高槻 23:39⇒23:49 長岡京 高槻 23:53⇒00:04長岡京
22:16 順調に帰れるかと思いましたが新快速が遅延して高槻では鳥栖同様にホームを乗り換えてエスカレーターを下りたとたんに接続電車は発車してしまい、また次の電車になりました。最後まで乗り継ぎには見放された旅の終わりでした。ホームをかえての乗り継ぎは4分以上はないと難しいようです。
この後、台湾へ行きましたが帰国後すぐに迂回貨物列車を追いました。訪台記事は後にして追っかけの旅日記を先に投稿させていただきます。 よろしくお願い申し上げます。 山陰迂回貨物列車追っかけに続く