保存蒸機とその現役時代(13)

保存蒸機との再会はどちらかというと入場料を払って入る博物館のような専門の展示場所よりも小学校の校庭とか、田舎の駅前とか、公園の片隅のような所の方が好きだ。こんな所に保存されていたのかとその対面の場所に一喜一憂することがある。勿論、雨ざらしやいたずらで荒廃した機関車は見るに堪えないし、鳥かごやおりに入っているのも窮屈な感じで気の毒である。さて、小樽総合博物館であるが、ここは北海道最初の鉄道発祥の地である旧手宮駅の構内を使っており、敷地が広い。北海道で活躍した車両が50両以上あり、中には鉄道遺産に登録されている貴重な車両等がある。しかし、残念なことに屋外展示の車両の多くは雨ざらし状態で塗装が剥げ、錆びが出て、ナンバーが剥ぎ取られた機関車も見受けられた。私よりも少し前に訪問された西村雅幸さんも同様のことを述べられている。小樽総合博物館は平成19年7月旧小樽交通記念館に小樽市博物館と小樽市青少年科学技術館を統合して開館したとのことであるが、鉄道発祥の地という場所柄北海道鉄道総合博物館の印象であった。訪問目的はC5550でこの機関車は1937年汽車会社製造、製番1458で当初仙台に配属され、1955年に旭川に転属後1974年廃車までずっと北海道で活躍した。この機関車は当初C5530のナンバープレートを付けて保存されていたということで若し本当であるならとんでもない話である。家の表札を取り替えたようなもので何を考えているのだと言いたい。

2013.7.4 小樽総合博物館 C5550↓

s-13.7.4手宮CC5550

1969年3月18日 函館本線深川~妹背牛間 331列車小樽発名寄行きC5550[旭川]  小樽行き322列車から撮影 C5550の現役写真はこの1枚のみ↓

s-69.3.18深川C5550

 

 

この保存機C5550は1982年6月20日に旧北海道鉄道記念館時代に撮影している。屋外にC623、C126と共に展示されており、C623はその後復活運転に活躍したが現在は苗穂に居るという。C623は1947年日立製造、製番1931で当初糸崎に配属されたようで山陽路等で活躍後1956年渡道し、1973年に廃車された。写真2両目がC126、3両目がC5550↓

s-82.6.20手宮C623

1969.3.12 函館本線小沢 函館行き104列車急行「ニセコ1号」 C623+C6232共に小樽築港区所属 本務機が見えず写真もピンボケとなった↓

s-69.3.12小沢C623

2013.7.4 小樽総合博物館 C126 1933年汽車会社製造 製番1187 当初名古屋配属 1941年渡道し函館、標津、小樽等に配属 1973年廃車↓

s-13.7.4手宮C126

北海道のC55では稚内埠頭にC5549が保存されていた 密閉式Cabに改造されている1937年汽車会社製造 製番1457 当初青森に配属 1956年渡道し、1972年廃車↓

81.10.18稚内C5549後方

稚内はかつて樺太(現在のサハリン)の大泊との間を連絡船が行き来していたそうであるが、その場所は現在の稚内なのか南稚内であったのかはよくわからない。稚内は宗谷岬や市内の高台に上がると樺太を見ることができる。 画面右奥にC5549が見えるがその後解体されたと聞く。 なお、C5549の現役写真はない。↓

s-81.10.18稚内埠頭

その後、クモハ73106東ウラさんから私の未撮影機で撮影されたものがあるとのことで十数枚頂いた。その内関係する写真を追加の形で発表させていただく。

1968.8.23 小樽築港区C126 クモハ73106東ウラ氏撮影↓

s-S氏S43.8.23築港C126

1970.3.23 宗谷本線和寒~塩狩 C5550 クモハ73106東ウラ氏撮影↓

s-S45.3.23和寒C5550

1971.3.3 宗谷本線智東 C5549 クモハ73106東ウラ氏撮影↓

s-S氏S46.3.3智東C5549

 

 

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