昨夜は爆睡で6時前には目覚めました。今日はイスタンブールから高速フェリーに乗船して、トラムが走るかつての首都・ブラサへと向かいますが、出港は10時と時間があります。ホテルの朝食も7時からですので家内と一緒に朝の散歩に出かけました。
まずは今回の旅でまだ確保できていない鉄道切符の購入です。前回、シルケジ鉄道駅に来た時に販売窓口があるのは確認していましたが、営業時間が分かりませんでした。また高速鉄道の切符販売は確認していましたが、在来線の切符が購入できるかは未確認です。
▲ かつてはヨーロッパのパリ等の各都市を結ぶオリエント急行が発着していたホームですが現在は線路整備中で、まだ再開はされていません。前回はブルガリアのソフィアから夜行寝台列車に乗車しましたがイスタンブールまでの途中で降ろされてバスでのシルケジ駅到着でした。右側線路はアジア側とヨ-ロッパ側を結ぶ鉄道(Marmaray)車両の留置きとして使用されています。
▲ 歴史ある待合室は鉄道連絡バス客のために解放されています。
▲ こちらが切符売場の窓口ですが、まだ開いてはいません。7時半からの表示がありましたのでフェリー乗り場に行く前に買う事が出来ると分かりました。
▲ 6:33 トラムは6時から走り出していました。ボンバルディア製の低床車3両編成×2本連結で運用されています。他にはアルストム製があります。
▲ 6:45 ようやく夜明けを迎え、朝日がガラタ橋に当たり出しました。
▲ 6:55 シルケジ鉄道駅前にも朝日が当たり出します。この交差点前には2年前に来た時には大きな横断歩道橋が設置されていましたが今回は跡形もなく撤去されていました。バリアーフリーを目指す街作りには階段を使っての道路横断は不要とされたのが分かります。
7:25 ボチボチ切符販売が開始される時刻です。エミノニュ桟橋を散策後、シルケジ鉄道駅に戻り、切符の購入です。
【 当初の予定変更 】
当初は、イスタンブール近郊のペンディック(Pendik)まで行って、昨年7月25日に延伸開業した高速鉄道(YHT)に乗車、首都アンカラまで行く予定でした。アンカラでゆっくり2泊してから皆さんとの合流先のカイセリに向おうとホテルも予約していましたが、調べていくとYHTペンディック駅は遠く、宿泊しているホテルからは約2時間を見ておかないとたどり着けそうもありません。イスタンブールの朝のラッシュ時は道路渋滞が多く、予想外に時間がかかる事も予想され不安でした。
悩んでいますと、イスタンブールのイェニカプ港(旧市街側)から訪問候補地、トラムが走るブラサまで1日2便の高速フェリーがあります。通常、朝は7:30発と早すぎますが、サマーシーズンのこの時期は、10:00に臨時便が運航されています。到着するブルサ・ギュゼルヤル港から中心部へはバス・メトロの乗継になりますが正午過ぎには着けそうです。アンカラの宿泊を1泊に減らせば半日トラム撮影に励めます。ブルサで1泊してから翌日アンカラに向かうと途中、高速鉄道に乗り換えるエスキシュヒル(Eskişehir)でもトラムが撮れます。旅立ち直前でホテルを取り直しました。この行程ならイスタンブール到着は深夜ですので、翌朝ゆっくりできるのも歓迎でした。
【 夜行寝台列車の切符購入 】
イスタンブールのホテルをシルケジ鉄道駅近くにとったのは鉄道切符の購入をするためでもありました。トルコ鉄道の列車切符はインターネットでも購入できすので、日本から試みましたが上手くいきません。仕方なくホテル予約だけにして、現地到着後に購入する事にしていました。
7:30、シルケジ鉄道駅に戻りましたが開いているはずの窓口に係員はいません。奥に責任者らしき親父さんが座っておられましたので声をかけると、担当者がゆっくりときました。普段はこんな早朝には客が来ないのでしょうね。
トルコ国鉄では60歳以上は20%引き、65歳以上は50%の運賃割引制度が設定されています。
列車と乗車日を間違わないように高齢者割引依頼を記載したプリントとパスポートコピーを合わせて窓口に提出しました。
プリントは予め日本語から英語・トルコ語に翻訳してプリントをしておきました。空席があるかどうか心配でした。もしダメなら予定を大幅に変更しなければいけません。ハラハラドキドキの長く感じる時間でしたが、窓口から切符が出てきました。
▲ 受取った切符は、SL撮影ツアーが解散してから、アダナ(Adana)⇒アンカラ(Ankara)の夜行寝台列車、アンカラ⇒コンヤ(Konya)の高速列車(YHT)とアンカラ⇒カルス(Kars)の夜行寝台列車です。これまで東・中欧諸国を乗り鉄旅して現地でも鉄道切符が取れましたが冬の閑散期でしたので繁忙期は難しいかもと心配でした。これで今回の旅の予定は確定しました。
しかし、一応間違ってはいないか確認したつもりでしたが、ホッとした安心感からか、見落としがあって乗車時にトラブルが生じました。
▲ 7:50 ホテルに戻って朝食です。バイキングではなくお皿に盛り合わせて出てきました。
宿泊していますホテルは帰路の15,16日にも連泊予約を入れています。イスタンブールにはたくさんのホテルがありますのでサービスが悪ければ変更も考えていましたが、100点満点とは行かなくとも致命的な欠点はありません。帰りも泊まりますと確認を入れてからチェックアウトして、フェリーターミナルへと向かいました。 Part3に続く
いよいよ再開された中央アジアの旅、老人は電車の構造に関心ありで、投稿された写真の連接部に眼が行きました。どうも2種のものが使われているように見えるのですが、路面電車同好会の方でご存知の方が有りましたら解説お願いできませんか?クローバー会では還暦をとっくの昔に迎えたメイトは汽車が好きなメンバー多く、越境を許してもらえないでしょうか、管理者さん!
乙訓の老人様、コメントをいただきまして、ありがとうございます。
台車周りですが、カバーが邪魔で撮れていません。
メーカーのHPを見ますと製図がありますのでご覧ください。
ボンバルディア⇒
http://www.bombardier.com/content/bombardiercom/en/transportation/projects/project.flexity-istanbul-turkey.html?f-region=middle-east-and-africa&show-by-page=50&page=1&f-country=tr&f-segment=all&f-type=all&f-name=all
アルストム⇒
http://www.alstom.com/products-services/product-catalogue/rail-systems/trains/products/citadis/
先のコメント、中央アジアとしたのはスカタンで、中央ヨーロッパと打ち込んだつもりでした。たびたびのスカタンではづかしい!