アダナの街歩き途中で見かけた路上でチャイを売るおじさん。背負っておられるのはチャイを造る金属製容器でおじさんの口元近くの蛇口からチャイをコップに注ぎます。腰にはコップ置きがあります。初めて見ましたが結構な重さです。売れる度に軽くはなりますが体力勝負の仕事です。一日中立って売るのはさぞかし大変でしょうね。勿論、喉も乾いていたので家内と2杯を注文しました。おじさんのご苦労が出ているように感じて美味しくいただきました。
第12日目 9月12日 その2
12:10 Cumhuriyet(ジュムフリエット)からメトロに乗車しましたが、駅撮りには失敗しました。こんなに厳しく撮影を禁止するメトロは中国の軽軌撮影以来です。次のHürriyet(ヒュリエット)で降りて旧市内地の街角散歩を楽しむ事にしました。この町の歴史は紀元前1500年前に遡るそうでトルコの古都の1つです。ブルサ(Bursa)のようにトラムが走っていれば最高なのですが、この町ではかつて、そして新たにも敷設計画はありません。
▲ 住む人々の衣食住の生活を支えるのはバザールや市場です。迷いこんだら元きた場所に戻るには難儀します。タブレットで現在位置を確認しながら迷路になったバザール内を散策です。家内は興味が湧いた店に立ち寄ってはお買い物を続けます。私は料金交渉と荷物運搬が役目です。
買い物する度に「何処から来た、何人なのか」を聞かれます。日本人だと答えると、「日本人は大好きだ、まあチャイでも飲んで行ってくれ。」と、椅子を出されあれこれと質問が入ります。トルコ語はサッパリ分かりませんが、私たちの通訳はタブレットで同時通訳に大活躍です。
▲ 1500年前後に建てられたジャーミィはいたるところにあります。京都の寺町通りのような界隈です。
▲ 1881年に建造された時計塔、高さは32mだそうです。周辺の通りには庶民のお店が連なっています。
こちらは16世紀に建てられたもので、イズニック産の青や緑色のタイルが貼られています。
内部も白や黒の大理石で装飾されていて他のジャーミィとは違って豪華です。
▲ 13:45 水道が出る公園に入ってトルココーヒーで一服です。この7日間は山中の日差しを受けてばかりでしたのでホッとします。
▲ 石畳の街を散策続けてホテルに戻る事にしました。
▲ 16:00 ホテルに戻って、シャワーで汗を流してスッキリです。今夜は夜行列車泊ですので気持ちよく準備が出来ました。チェックアウトをして、ゆっくりとビールを飲みながら駅に向かう時間までを過ごします。
18:00 O氏はじめお世話になった皆さんにお礼を申し上げてからお別れです。また世界の何処かでご一緒する機会もあろうかと思います。お忘れなく今後共、よろしくお願い申し上げます。
▲ 18:07 ホテルからTaxiでTCDDアダナ駅に向かいます。日没を迎えようとしていますが、前方を見ていてお~と気づきました。信号機は赤ですが、支える柱も赤色のLEDが付いています。青信号になるとLEDも青色に変わります。これなら夜は目立ってよく見えます。日本でも採用できないものでしょうか。
▲ 18:12 アダナ駅に到着。1912年に完成した他では見られない重厚な駅舎です。駅前広場にはかつて近郊路線で活躍したC型蒸気機関車3315号機が静態保存されていました。
スウェーデンのNOHAB (Nydqvist & Holm AB)で1929年製造、1984年廃車となり展示されています。
日本と比べると雨の少ないこの地です。保存状態は良好です。
▲ ここでも新婚さんが結婚写真を撮影されました。化粧した白い車はトルコではあまり見かけないTOYOTA車です。
;▲ 切符売場と待合室の全景です。オトガルと比べると、こじんまりとしていますが利用客もあまりいないようで空いています。小さいながらも売店はありますがビール等の酒類は置いてありません。販売店を聞いてから駅前レストランに走ります。
▲ 我々が乗車する列車は19:30発のアンカラ行きです。まだ十分時間がありますので、ビール等の仕入れに行く事にしました。 Part22へ続く