▲ 20:18 カイセリ市の中心部メイダン公園を発車していくトラム、ジャーミィと英雄像を入れてのカットです。夕食後、トラムの夜撮も中々良いですよと案内して撮りましたが、料理撮影のために広角ズームレンズ(11~16㎜)を付けていましたので、夜撮には不向きでした。
今日は折角、世界遺産の近くに来ておりますので皆さんとご一緒にカッパドキア観光です。故に鉄分はこのカットのみです。ご了解の上、ご覧ください。
第5日目 9月5日
▲ 6:55 恒例の早朝散歩を楽しんでからホテルに戻っての朝食です。いろいろと選べるバイキングスタイルでトルコに来てから初めてまともなブレックファーストでした。
食後は朝に着かれて合流されるT島さん、HGさんをカイセリ空港にお迎えに参りました。
▲ 8:00 ホテルからは、チャーターバスに乗って、約6㌔、10数分でカイセリ空港に到着です。オトガル(BT)と比べるとコンパクトな空港ビルです。
黄色いTaxiが列をなして、待っていました。
◀ チャーターしたベンツ製の小型バス、4列シートで通訳兼案内人をいれて8人は十分なスペースです。
▲ 観光地の玄関口の空港だけあって、Taxiに乗っての各目的地への料金表看板が出口正面に立っていました。
その横には、Taxiがいなかった場合に備えて呼び出しの無線機が設置もされています。緑のボタンを押す必要があるようです。
◀ こちらは各方面へのバスの時刻表です。
ただ各掲示案内板はトルコ語のみです。世界遺産がある最寄りの空港です。英語等の他の言語も必要に思いました。
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▲ 9:35 西へ約1時間走りカッパドキア到着。周囲にはキノコ岩の奇岩や岩肌を削岩しての住居が点在しています。岩の中の教会以外は撮っても良いとの事で盛んにシャッターを切りました。
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▲ 夏は灼熱になるこの地では住居は岩の中です。3世紀頃、ローマ帝国の弾圧を逃れたキリスト教の修道士たちが、カッパドキアに移り住み岩をくり抜いて住居や教会を作りました。洞窟教会には壁画も残っていました。こうした教会はカッパドキアには1,000以上もあり、洞窟や地下には数万人も住んでいたというから驚きです。
◀ 売店で売っていましたザクロの生ジュース。その場で作ってくれるので新鮮だと買い求めましたが、飲んだ皆さんは気分が悪くなられました。
私は以前にイスタンブールで飲んだ経験がありましたので飲み干しましたが、他の方には問題があったようです。
確かに以前と比べると美味しくはなく、苦い味でした。私には免疫が出来ていたのか、海外行きが多いので胃腸が丈夫になったのか・・。
▲ 12:50 案内人が連れて行ったカッパドキアらしい洞窟レストラン、定番コースと思いますが岩をくり抜いて約3年強の歳月がかかったという力作です。たくさんのツアー客が連れてこられていました。
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▲ 注文していただいたのは、ご当地名物のテスティケバブ。壺ごと持ってきてのパフォーマンスがウリのようです。松の実が入ったサーデ・ピラウにかけて出来上がりです。カレーライスのトルコ版のようでもあります。美味しくいただきました。
▲ 14:06 次に案内されたのは、ローマ帝国時代以前のヒッタイト人より受け継がれているアヴァノス陶器の工房、Ömürlü Seramikです。町のはずれに”赤い河”がありその土が陶器に用いられています。古代からのデザインを丁寧に根気強く描いておられました。T島さんが選ばれたのは初めて見るワインさしです。丸くなった所に腕を入れて注ぐのだと実演してくださいました。O氏はお皿を買い求められました。一方の私は値段を聞いてびっくり、仮に持って帰っても飾れる場所がありません。見ている以外しかありませんでした。
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▲ 15:50 続いて案内されたのは1985年に発見された地下都市。地下8階、深さ65メートルに及ぶ巨大な地下都市。1万人以上が居住したと言います。入口には外敵侵入を防ぐために数トンの岩を使っての門ドアが設置されていました。住居以外に食堂やワイン製造所もあって巨大さに驚かせられました。
水は地下水で確保できたそうですが我々が1番心配したのはトイレです。お聞きしますと、「外に出てした。」との事です。トイレに行くには何階もの階段を上がる必要があります。我慢しながら地上に出るのは大変だったでしょうね。特に足腰が弱った高齢者には住むこと自体難しかったと思われます。
こういった地下都市はカッパドキアの各地にあって、それぞれが数10㌔にも及ぶ地下トンネルで結ばれていたというから2度驚かせられました。
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▲ こちらは地上の岩をくり抜いた住居群です。今も住んでおられます。TV放送の世界の日本人妻でも紹介されていましたが夏は涼しく、冬は暖かいそうです。Google座標;38.620163,34.804718
▲ 19:00 カイセリに戻ってからは昨夜と同じレストランで夕食です。料理は木製の四角い皿に入れて出されます。中央の白いのは松の実を入れたバター風味のサーデ・ピラウ。米食文化の日本人には最も食べやすい料理で、メインはケバブです。
ケバブとは肉・魚・野菜などをローストして調理する料理の総称を言いますが、トルコでは肉を串に刺して焼いたものです。回教徒が多い国ですので豚肉以外の肉が使われています。
食べる物は日本人の口に合うものが多く、滞在中に困る事はありませんでした。
明日からはいよいよトルコの蒸気機関車撮影ツアーが始まります。チャーターしての撮影ですが用意されているのは1台の蒸気機関車のみで、途中でもう1台のオファもありましたが不調で走れなくなったそうです。暑いので白煙は期待できませんが、楽しみの就寝となりました。 Part12へ続く