台湾の旅2016<前編>

1月8日~13日まで台湾に行ってまいりました。鉄道関係のイベントはないのですが、この時期特に南部は天候が安定し、丁度過ごしやすい気温で我々老体とっては行動しやすいため、ここ数年同じ時期に訪台しています。今回の第一の目的は昨年ぶんしゅう様がレポートされていた高雄のトラムが昨年12月25日より一般乗車できる試乗会が始まったとのことで、この乗車、台湾鉄道で取り残していた部分に乗車し、完乗する。また、今回台湾通のブギウギさんとデカンショ祭り号さんが太麻里に行かれるということで、御一緒して初めての太麻里を案内していただきました。

桃園空港に到着するとまず、バスで高鉄桃園へ、バスは頻発していて、15分ほどで高鉄桃園に到着します。桃園空港では空港アクセスのための捷運が建設中で台北-桃園空港-高鉄桃園-環北間が昨年末に開通との報道がありましたが、延期され、現在では3月末の予定で、一部の話では7月になるのではと言われています。高鉄桃園から乗車、10分あまりで高鉄新竹に到着しました。新竹は新幹線開通当時、台鉄との接続がなかったのですが、2011年に従来の内湾線を改良し、内湾線竹中駅から六家駅まで3.1kmを新設して高鉄新竹と台鉄新竹が接続されました。
IMG_4450k▲竹中駅より高鉄側を見る。後に見えるのが高鉄の高架で六家を発車した列車は高鉄に並行して走り、右に90度曲がって竹中の駅に到着します。

当初は台鉄新竹と地下鉄で接続する計画があったそうですが、最初から内湾線との交差地点に駅を作れば距離も近く、高鉄開通と同時に接続できていたのではという感じがします。
IMG_4475k                                    ▲高鉄新竹駅と台鉄六家駅。

右にあるのが六家駅でそれなりに立派な駅ですが、高鉄新竹駅は更に巨大、連絡通路でつながっています。駅前は広大な緑地と言うか草地があって工事の気配もありません。開通後8年あまり経つのにどのようになっているのでしょうか。IMG_4455k                                           ▲内湾線の車内。

竹中から未乗の内湾線を乗りつぶしました。一面にラッピングが施された二両編成の車内には座席をつぶしてこんなものが置かれています。内装も派手で、他の枝線同様、休日には多くの観光客で賑わいます。六家まで戻り高鉄新竹から高鉄台南まで乗車、同じく未乗車区間の崙沙線経由で高雄に行き宿泊しました。
翌日は高雄の市内でMRTの乗りつぶし、橋頭糖廠、打狗鉄道故事館、高雄LRTを訪れましたが、橋頭糖廠は【11259】ブギウギ様、打狗鉄道故事館は【33125】準特急様、【44640】ぶんしゅう様の投稿がありますのでMRTとLRTについて報告させて頂きます。
IMG_4496k                                          高雄捿運紅線橋頭糖廠駅

高雄のMRTは2008年3月に南北を走る紅線が、同年9月に東西の橘線が開通しました。紅線は左営を出たところで地上に出て終点の南岡山まで高架を走り、橘線は東端の大寮駅付近のみ地上でそれ以外は地下を走ります。車両はいずれもシーメンス製4扉車の3両編成です。
IMG_4478k                                        ▲高雄捿運紅線左営駅

駅はホームドアが完備していて、6両分の設備があり、現在使われていない進行方向後部にはチェーンが掛けられて封鎖されています。
2009年【3586】ぶんしゅう様のMRTについての投稿では通勤時間帯でもガラガラだと書かれていましたが、それから6年経って両線ともラッシュ時5分間隔、日中でも8分間隔の運行で、両端に近い区間では少なくなるものの、紅線と橘線が交差する美麗島を中心に乗客は多く、市内交通の足として定着しつつあるようです。
IMG_4500k▲高雄軽軌前鎮之星駅 ホーム中央にあるバーから停車中に集電する。ホーム高さは35cm

MRTを乗りつぶした後、紅線の凱旋駅に行きました。ここは高雄軽軌と言われるLRTC3前鎮之星駅との接続駅です。高雄軽軌については今年の6月【61132】でぶんしゅう様が建設中の様子を投稿されていましたが、昨年10月に試乗が始まり、12月25日からは事前の申込無しにC1籬仔内駅とC4凱旋中華駅の間で試乗会が始まりました。
IMG_4503k                     ▲凱旋中華-前鎮之星間 専用軌道は緑化されている。

試乗は9:00~18:30まで30分毎に運転されており、試運転とあって無料で乗車できます。当初の計画では1期工事としてC1籬仔内駅からC14哈瑪星駅間8.7kmが開通の予定でしたが、まだC10とC11の間にある愛河を渡る部分の工事が遅れていて、当局は旧正月までの開業を目標としているようですが、とてもこの時期までに開通は無理なようです。
IMG_4509k▲C1籬仔内駅左側が運行中の車両、右の車両は留置中この奥に高雄軽軌機廠がある
IMG_4513k                  ▲乗降口は広く下車の際は中央の押しボタンを押してドアを開ける
IMG_4506k▲車内の様子、宣伝がまだ行き届いていないのか土曜日にもかかわらず乗客はまばら
IMG_4512k                              運転席はこんな感じです
img430k                                          運と軽軌の路線図

ぶんしゅう様のレポートにあった路線図では1期工事の内C1籬仔内駅とC5夢世界駅間が先行開通するようになっていましたが、今回の試乗はC4凱旋中華駅まで、高雄軽軌のWebでもこの区間だけが記載されおり、試乗期間がいつまでなのか、先行で開通するならはどの区間なのかの情報は出ていません。車両はシーメンス製の5連接車、全線架線レスの方式は世界で最初との事で、集電は停留所で停車中に急速充電を行ないます。
IMG_4531k                  ▲黄色に塗られた交差点の軌道部分は駐停車禁止で係員が指導している

専用軌道ですが交差点で左折の車が進路をふさがないでしょうか。台湾ではあまり運転マナーが良くなく、特にバイクは気をつけないと赤信号でも平気で突っ込んでくるのがいます。この日は各交差点に係員が立って車を停めていましたが、係員がいなくなると果たして守られるでしょうか。
1往復乗車して打狗鉄道故事館へ向かいました。<後編に続く>

4 thoughts on “台湾の旅2016<前編>

  1. 大津の86様
    早速のご投稿ありがとうございます。先だっての台湾ではお世話になりました。今回では、とりわけ虎尾糖廠のサトウキビ列車撮影にあたり多くのご示唆を頂き感謝申し上げます。高雄軽軌も面白そうなので是非行ってみたいと思っています。また機会がありましたら宜しくお願いします。

    • ブギウギさま
      こちらこそ台湾ではお世話になりました。太麻里の雄大な風景良かったですね。今回は御一緒して頂いたので、撮影の待ち時間もおしゃべりしながら楽しく過ごすことができました。ありがとうございました。虎尾は残念ながら雨でしたが、次回は快晴の元、雄大なサトウキビ畑の風景を堪能しましょう。

  2. 大津の86様、台湾最新情報をありがとうございます。今回は所用でご同行できず投稿をお待ちしておりました。高雄軽軌はC4凱旋中華駅までの開業になってしまいましたか・・。確かにC5梦时代駅は私が訪問した昨年6月時点でまだ駅舎は姿を見せていませんでしたので開業は無理だったのですね。この調子だと延伸も予定が立たないほど遅れそうに思えます。台湾流ですね。
    まあ、世界でも初めての長区間の架線レス運行になってきます。また台湾では初めてのトラムです。初めてづくしでは初期故障・トラブルはつきものです。焦らずじっくりと車両整備、運行へのノウハウ等を蓄積して、安全運行が確立するように努めていただきたいものです。台湾のみならず世界が注目しています。
    今度お会いした時には走行状況等お聞かせください。よろしくお願い申し上げます。

    • ぶんしゅうさま
      コメントありがとうございます。高雄の軽軌は革新的な試みで本格開業が待たれますが、いつもながら工事の遅れで開業時期が頻繁にずれます。1期工事の進展具合レポートしたサイトがありますが、それを見ると年内の開業も難しいような気がします。今年は他にも桃園空港アクセスラインや新幹線の南港延伸などが開業予定ですが果たしていつになるやら。6月の鉄路祭に間に合えばこちらも試乗したいと思っています。次回はぜひ御一緒しましょう。

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