暖かい大地への旅 Part3 高雄のトラムの乗り鉄旅

第1日目 2月23日 その2

ホテルでチェックインした後はさっそく街に出ました。前回、昨年6月訪台の時には少し見てみました高雄のトラムをしっかり見てみたいと思っていました。高雄空港でいただいたパンフレットを見ながらまだ6月以降「高雄展覽館」から先の延伸はないのだなあと、高雄MTRに乗ってトラムとの乗換駅の紅線「凱旋」で降りました。

▲ 16:43 トラムの駅名は地下鉄とは違ってC3「前鎮之星」です。すぐにトラムが入線してきました。

◀ 5車体の連節車(Mc-S-T-S-Mc)は、車両長34.166m、定員250名、最高速度70km/hですが実際の運転最高速度は40km/hに現在抑えられています。
路盤が安定したら60km/h程度で走れそうです。

▲ 16:45 次はC4「凱旋中華」です。架線レストラムは電停停車中に充電します。電停間はスッキリとして都市景観上からも綺麗です。

▲ 立ち席客はおられず座席は60%が埋まっている程度です。沿線に多くの従業員が働く工場や高校がありませんので終日こんな具合の乗車率と思われます。
車内改札になっていますので乗車すると真ん中ポールに設置された自動改札機に一卡通(iPASS)をタッチして運賃を支払う信用乗車制が採用されています。

▲ 16:47 C5「夢時代」です。2015年6月に来た時には第1期開通区間はここまでの5電停、2.773㌔でした。※ 2015年6月の訪問記はこちらです。

▲ 16:49 五號船渠(運河)はコンクリート橋で越えます。

▲ 越えて坂を下りるとC6「經貿園區」です。

▲ 駅間519mと短いC7「軟體園區」です。

▲ C7からは直進して左に90度曲がっった所にあるのがC8「高雄展覽館」です。昨年6月に訪台した時はここまでが開通していました。ここで折り返すのかと思っていましたが、ホームには乗客が待っています。車内のお客も降りる様子はありません。「え~先まで開通しているのか?」と思っていますと、乗降が済むとそのまま発車して右に回っていきました。

終点で降車後調べてみますと2017年6月30日にC8高雄展覽館~C12駁二大義が開業、続いて9月26日にC14「哈瑪星」まで、第一次開業予定だった全線8.7㌔が開業していました。台湾の事なので工事は遅れてまだまだ開業はできないだろうと思っていました。失礼しました、申し訳ございません。

 

▲ C9「旅運中心」で反対路線と交換です。ここは将来建設される高雄MTR黄線の起点駅と接続されます。

▲ 16:58 マンションが立ち並ぶC10「光榮碼頭」に到着。

▲ 2015年6月4日ではまだ基礎くい打ちの最中だった愛河の鉄橋工事です。一体どんな形になるのかと思っていましたら、ドーム形になって越えていました。

▲ 外からはどんな姿なのでしょうか。

▲ 17:00 C11「真愛碼頭」は、かなりユニークな姿です。コンセプトはいったい何だったのでしょうか。

▲ 愛河を渉ると橋を下りてC12「駁二大義」です。下りた辺りから沿線沿いに人が多くなってきました。

▲ 17:04 若者に人気の駁二藝術特區にある、終点1駅手前のC13「駁二蓬萊」、対向列車には大勢の若者や家族連れが乗り込まれました。

▲ 17:07 左に曲がって右に回って一直線、最後に右へ回って終点のC14「哈瑪星」に到着です。2008年まで使用されていた旧高雄港駅の跡地に芝生が敷かれて市民の憩いの都市公園となった高雄鉄道博物館(打狗鐵道故事館)の中にあります。
※ 前回訪問記はこちらです。
▲ 台湾の9600形、DT609号機と並んでのツーショットです。

▲ 台湾のC55形、DT259号機も静態保存されています。

▲ トラムは一旦奥の方へ行ってから渡り線で対向線に移動しました。第2次開業区間の建設が進みますと真っすぐ奥の方へと延伸されます。
現在の運転間隔はラッシュ時10分毎、オフは15分毎で待たずに乗れるとは言い難く、MTRよりも長いのですが環状線が全線(22.1㌔)開業なる時には改善されるでしょうね。

▲ 芸術村にふさわしいスペインでデザインされたユニークな電停です。

▲ 公園内にはもう1両の蒸気機関車CK58号機が静態保存されています。こちらは日本統治時代の1905年(明治38年)に汽車製造で製造され、台湾総督府鉄道が導入したタンク式蒸気機関車です。1912年まで14両が製造されました。

▲ これが現状の第一次段階全通となった高雄トラムの路線図です。

17:30 皆さんとの集合時間近くになりましたので今日はこれで撮影終了、MRT橘線に乗って美麗島站で 紅線に乗り換え高雄站へと向かいました。


▲ 18:58 台湾で最初の夕食は台湾名物の小籠包です。
高雄站近くのいつものお店で美味しくいただきました。
ただこのお店ビール類は置いていません前回来た時にはコンビニで買って来ればOKだったので、遠くまで歩いて買い求めてきましたが、持ち込み不可と言われました。店員によって対応は違うようです。

▲ クモハ73106さんたちが泊まっていたのは夕食も出る康橋大飯店高雄駅前館です。私も前回泊まりましたが、今回は別のホテルです。夕食券が余っているのでご相伴にあずかりました。高雄のホテルで夕食込みは今のところ、ここだけ知っています。

▲ こちらが私が宿泊していますロン シャン ホテルです。宿泊料は、何と信じられない580TWD(約2,126円)でした。  Part4へ続く

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