脱線しにくい台車のこと

また中国新聞にこんな記事が載りました。

平成28年7月22日 中国新聞朝刊

平成28年7月22日 中国新聞朝刊

以前に山の上からの俯瞰写真でご紹介しました試運転線を利用して実証実験が行われていたようです。ネット上にも多くの記事が載っていました。「信毎web」から台車の写真を引用させて頂きました。

信毎webより引用

信毎webより引用

昨夜のNHKローカルニュースでも走行試験の様子が紹介されていました。マルーン殿の能勢電からやってきた1504+1554が牽引車になってこの試験台車を履いたアルミ色の1両を牽いて走っておりました。台車の技術的なことはよくわかりませんが、この台車を履いているアルミ色の車体が何なのかの方が気になります。安全性向上に向けての技術開発にケチをつける気は全くありませんが、2.5億円をかけて開発された割高の台車が果たしてどれくらい受け入れられるのか 首をかしげてしまいます。本来脱線しにくい線路の保守点検が先のように思うのですが。大雨で土砂が流れ込んだ線路に電車が突っ込んで脱線という事故が当地では頻発しています。いくら高級台車を履いていても避けられないように思います。約30mmの凹凸はクリアできるとのこと。要するにこれから更に増えてゆくであろう保守点検の行き届かない線路も安心して走れる悪路走行用台車ということでしょうか・・・。

4 thoughts on “脱線しにくい台車のこと

  1. いつも楽しく拝見させていただいております。

    MIHARA試験センターの「アルミ色」の車両についてです。
    元JR東日本のサハ204-105が同施設に搬入されたという情報があります。
    ご掲載になられた2枚目の写真を拝見しますと、205系世代のビートがある車体に、
    209系世代に見られる、ガラス接着固定型のドアという組み合わせが見られます。
    おそらく、横浜線で活躍した205系6ドア車ではないでしょうか。

    • 荒木祥智様
      デジ青をいつもご覧頂いているようでありがとうございます。今回は貴重な情報を頂き 私の横着を反省しております。サハ204-105をネットで検索すると サハ204-105が一旦鉄道総研に持ち込まれ、その後三原に来たという多くの目撃情報が出ておりました。添付のカラー写真の右端にある扉はてっきり運転室扉と思い込んでいましたが、6扉車の端の客用扉ですね。さっそく山に登って確かめに行ってきます。ありがとうございました。

  2. いやはや、実験車の種明かしがわかると阪急電車がJR車を牽くという、なんとも楽しい模型的な試験車でしたね。まさか線路保守の手抜きをカバーするための技術ではないと信じたいですね。
    というのも車両の「脱線」というのは、今もって鉄道にとって「永遠の命題」ともいえる課題だからです。
    かって多くの旅客が犠牲になった鶴見事故等で「競合脱線」がクローズアップされましたが、これは当時貨物輸送の主役であった「二軸貨車」の問題として、新線切り替え後の旧狩勝(線)を実験線として大規模な再現実験が行われたことをご記憶の方も多いと思います。この時は二軸貨車の一段リンク構造が問題になり、実験結果をふまえて「二段リンク」への改修が進められ、こうした技術上の問題に加えてその後の貨物減少と輸送近代化により二軸貨車は姿を消してゆき、コンテナ車へ切り替えられてゆきました。
    当時は二軸貨車特有の問題の感がありましたが、実はそうではなく、その後に起きたO急や営団の事故等から、ボギー車についてもある一定の条件下では脱線の可能性があることがわかったのです。問題はこの「一定の条件」がケースバイケースで中々解明できないことにあります。現在の定説では、必ずしも線路条件だけが原因とは考えにくく、車両の軽量化や積載荷重のアンバランス等の複合的条件が作用するのではないかということのようです。
    記事中にも「毎年数件発生」との談話がありますが、これが現実なのです。従って今回のような「しにくい」台車の開発は「脱線問題に画期的な成果をもたらすもの」として、大いに期待したいと思っています。

    • 1900生様
      コメントありがとうございます。狩勝実験線 ありましたね。当時はすごい実験をやるものだと感心した覚えがあります。ご指摘のように脱線のメカニズムは複雑でしょうから、その解明と対策にまじめに取り組んでいる日本の鉄道技術者にエールを送るべきですね。マズイものを土に埋めて無かったことにするどこかの国とは大違いです。

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