西村様
江若鉄道の復元工事が着々と進んでいること、同慶の至りです。つぎの目標は、三井寺下駅周辺のこと、ここには、江若鉄道の本社・車庫の所在駅であり、いつ行っても個性揃いの車両がびっしり詰まっていたことを思い出します。
今回の探求は、駅舎・本社ということで、探してみました。なんとか2点は撮っていました。復元工事のお役に立てば幸いです。
三井寺下の駅舎は、大通りから一歩下がったところにありました。本社・車庫の所在駅だけに、他駅に比してかなりの大きさでしたが、乗降客はわずかなものでした。廃止直前の姿で、正面には廃止の挨拶看板が立てかけられています。
一方の本社は、駅舎の左手にあり、駅用地とは塀で仕切られ、「江若鉄道株式会社」の門標もありました。ご覧のように木造下見板張りの2階建てで、この建屋は、鉄道廃止後も、江若交通の本社として長く在りました。撮影時は、駅・車庫用地すでに撤去後で、手前には新設の道路が見えます。この本社も昭和60年前後に付近の再開発に伴い、取り壊されたと記憶しています。
▲三井寺下駅駅舎、右手にホームがあり、車庫に留置された車輌も見える
▲右手が江若鉄道本社、左は組合の建物か。鉄道廃止後15年後の姿
総本家 青信号特派員様
早速貴重な写真をアップして頂き ありがとうございます。大変参考になります。三井寺下での車両の写真は数多くあるのですが、建屋の写真は意外と少ないため、車両のうしろに写っている建物の一部から 構内全体の建物の配置を割り出し始めたところです。三井寺下の構内配線はカーブしていて単純ではないので、まず敷地の形をはっきりさせるために、マピオンやグーグルの現在の地図から 線路の半径を割り出したりしています。カーブポイントが多いのも特徴です。本社屋、駅舎、車庫、給水塔、廃車体 多くの小屋、線路脇の民家などなど全体の配置図、設計図を作るだけでも相当時間がかかりそうです。そして 飽きないぐらい作るものがあり 当分楽しめそうです。高島町も白鬚もそうでしたが、モノを作ってしまってから あとで写真が手に入り 間違いに気付くことも多かったため モノ作りはあわてず、まずは情報収集に努めることにします。引き続きのご支援をよろしくお願いします。