2014年 絶景の台湾鉄路、冬の旅 Part10  台湾の武田尾、三貂嶺を撮る  台鐡ICカードの顛末

16▲ 16:14 準特急さんが台湾の武田尾と名付けられておられる地での撮影を終えて、ボチボチ引き上げようと山を下りて橋を渡りだしましたら、途中で「おぉ~」との歓声があがりました。台湾ではダイヤを公表されてはいない貨物列車、それも回送とはいえ客車との混合編成です。これは撮らねばと、再度引き返してのショットでした。
牽引するはE337号機、有蓋車5両と無蓋車数両、客車は35FPK10512+40SP20014+40SPK2008T+40SPK2008Tと守車(車掌車)の編成です。ここでのハイライトでした。
※ この写真、写ってしまっている邪魔な太い電線類は消しています。手抜き作業で、少し痕跡が残りましたが・・。

続きを読む

2014年 絶景の台湾鉄路、冬の旅 Part9  EMU100系を撮る、台北站のLDK58・LDR2201

21-1 10:18 基隆~三坑のS字カーブを行くEMU100系回5168B

今日は、今回の旅の目的だったEMU100系復活の臨時運行を撮ります。下は団長さんが調べられ、作成しました時刻表です。撮影するにも台北都市圏は地下線化されていて八堵~板橋で撮るのは、ほぼ不可能です。数少ない地上区間での全運用7本の撮影に挑みます。

【 EMU100系 】
1978年、台鐡の西部幹線交流電化において、英国の技術供与を受けたことから英国GEC社から13ユニット((1M4Tの5両が1ユニット)×13本)の65両が投入されました。当初は「電特快」として運用されましたが故障続発で一旦運行休止。改修1ヶ月後の1979年1月から運転再開されて台北~高雄を最高営業速度120km/h、4時間10分で結びました。2~3ユニットの10~15両編成で使用されています。また珍しくなった吊り掛け駆動方式です。
2009年に定期運行から離れ、現在は産業文化遺産として静態・動態保存され、時折に記念日等で臨時運行されています。

続きを読む

2014年 絶景の台湾鉄路、冬の旅 Part8 台湾鉄路の便當(駅弁)、台鐡老人割引切符、集集線、台北へ

02-202-1【 台湾鉄路の便當(駅弁) 】
高鐡台鐡の主要駅や優等列車の車販には日本と同じように駅弁があります。
日本統治時代から伝承されていて台湾では便當と呼ばれ、その数は無数で、站に行かなくとも街の中でも買えるものもあります。

勿論、セブンイレブン等のコンビニでも並べられています。02-3

站のホームでは、昔懐かしい「べんと~、べんと~」と、売り子さんの声が聞こえる站もあります。

こうして台湾で販売されている便當ですが、日本とは違った鉄則があります。それは、「温かくなければ便當ではない」という事です。
コンビニで並べられている便當も言わなくとも電子レンジでチンするのが常識となっています。従って、精進料理のような冷たくとも美味しい弁当は見かけたことがありません。
ホームの売り子さんは、列車が着くまで便當を綿入りの布団のようなものに包んで保温しています。

中身は味付けされた鶏肉や豚肉が入ったものが圧倒的に多く、煮卵やハムも定番です。
味は日本とは違っていますが、台湾を訪れる日本人の多くが美味しすぎると、絶賛しています。

値段も50~80元(180~290円)と安く、台湾庶民から好まれるところです。最近は100元(360円)もする高級便當も出回ってきています
続きを読む

2014年 絶景の台湾鉄路、冬の旅 Part7 悠遊カード、  虎尾糖廠(虎尾製糖)-台湾最後のシュガートレインの撮影本番 

台鐡ICカード▲ 昨日、帰りに斗南站で買い求めた台鐡のICカード。改札口を出入りする度に気になっていました。自強號や莒光號等の指定席列車乗車には使用できませんが、區間車に乗る時にはいちいち切符を買わなくて良いので便利です。窓口でお聞きしましたら、バラバラとデザインの違うカードを見せてくださいました。その中でCK124号機(C12型)蒸気機関車が描かれたデザインが気に入りましたので購入することにしました。デポジットは100元(約360円)、ただ斗南站ではこのカードにチャージ(入金)する機械がないので斗六に着いてから300元を入れました。

海外に出かけた時は、長蛇の列に並ばなければならない時があります。自動切符販売機は文字が読めず一苦労です。また、地下鉄や郊外電車に乗る際に下車站がよく分から なかったり、乗車時に決められなかったりもします。ロケハンや撮り鉄をしていて思いついた站で不意に下車する事も多いので、ICカードをいつも買っています。そんな訳で私にとっては必需品でもあります。中国本土では、地下鉄が開業する度に乗車していますので、各都市の地下鉄ICカードが、ほぼ全部が揃っています。

続きを読む

2014年 絶景の台湾鉄路、冬の旅 Part6 虎尾糖廠(虎尾製糖)、台湾最後のシュガートレインを撮る

00_製糖工場子供が描いた絵 04▲ 虎尾糖廠虎尾站に大きく掲示されていました絵です。
おそらく沿線に住まわれる子供さんが描かれた絵なのでしょうね。
製糖工場と虎尾站をバックに、台湾で残る唯一の現役シュガートレインと手を振る子供たちの姿が、生き生きと元気に描かれていて私にも伝わってきました。

もういつまで見られるか分からなくなった台湾のシュガートレインですが、この絵を見ながら、できるだけ長く活躍してほしいと願いました。
今日は、今夜来られる本隊一陣に備えて虎尾糖廠のロケハン調査を兼ねての撮り鉄です。

斗南~虎尾站は、この辺りでは最も早くの明治43(1910)年1月31日に開通しました。翌明治44(1911)年5月29日には北港(北港線)、同年9月10日には西螺(西螺線)まで延伸され、以降も建設が進められました。シュガートレインだけでなく旅客列車も運行されていました。
虎尾站は、1972年に旅客営業を終えて、駅舎内を喫茶や土産物を販売するお店にリニューアルされて保存されています。

続きを読む

2014年 絶景の台湾鉄路、冬の旅 Part5 嘉義から斗南への道中

26▲ 台鐡嘉義站の待合室に設置されている観光案内所におられた案内人のおばちゃまとお姉さん。
これから向かう虎尾糖廠付近の地図がないかをお願いしましたら、「う~ん、ここには嘉義や阿里山のは、たくさんあるけれど・・、ちょっと待ってね。」 と、言われながらも斗南・斗六の観光地図を探していただきました。ありがとうございました。見るからに優しそうなお二人でした。

続きを読む

2014年 絶景の台湾鉄路、冬の旅 Part4 阿里山森林鉄路

01▲ 昨夜嘉義站売店で購入した時刻表は紹介しましたオレンジ色の表紙でしたが、他に紫色と黄色のもう2種類がありました。よく見ますと、中々のセンスあるデザインで気に入っています。日本の時刻表も写真ばかりでなく手書きのイラストデザインシリーズも作ったらと面白いのにと思いました。

第2日目 1月9日 その1

6:30 目覚めてのすぐの作業は、カーテンを開けて見る空模様です。今日はあいにくと雲が立ち込めています。天気予報では、曇りのち晴れなのでこれからは好天するのだろうと、ホテルで朝食を食べてから8時にチェックアウトしました。
中国本土ではチェックアウトの際は、少し待たなければなりません。係員が部屋に行って良く言えば忘れ物がないのか、悪く言えば盗られた物がないかをチェックするためです。以前にバスタオルがないと騒がれた経験もあります。
実際はバスルームがドアにかけてあったのを係員が見落としたのが原因だったのですが、盗人扱いを受けて嫌な思いをしました。しかし、ここ台湾では 「ご宿泊、ありがとうございました。」 で、カギを渡すだけで済みます。
人を信用することから始まる人間性と、疑うことから始まる人間性と相反する原因はどこにあるのでしょうか?

続きを読む

2014年 絶景の台湾鉄路、冬の旅 Part3 台鐡嘉義站、嘉義文化路夜市

 

53▲ 17:21 蒜頭糖廠から路線バスに揺られて約40分、ようやく台鐡嘉義站に到着しました。バスは市内地に入りましたが下車站は終点ではなく途中下車です。長くの乗車になってきましたので、降りるバス停がどこだか分からず不安でした。しかし今回は大津の86さんが一緒です。彼は停車する度にバス停を確認していただいており、ぶんしゅうさんもう2駅です。次ですと教えていただいておりました。ありがとうございました。

上の写真は、バスを降りた繁華街に近い台鐡嘉義站正面。阿里山森林鉄路は駅舎を共有して正面に向かって右側に発着ホームがあります。
下は、構内を跨ぐ跨線橋を渡っての反対側駅舎です。エレベーターとエスカレーターが設置されていてバリアフリーができていますので、重い荷物を持って苦労することなく行けました。
台鐡の主要駅では日本と同様に駅のバリアフリー化が進んできています。荷物を持つ旅行者には便利になってきました。バスターミナルはこちら側にありました。

【 台鐡 嘉義站 】
明治35(1902)年4月20日、台湾総督府鉄道の駅として開業。明治43(1910)年10月1日には 阿里山森林鉄路嘉義線が開業。昭和7(1933)年に改築するも昭和20(1945)年、米国の空爆によって主要部を破壊される。昭和24(1949)年に修復を完了。鉄筋コンクリート製。

現在は、台湾台鐡縦貫線と阿里山鉄路阿里山線の駅。台鐡は1日96本もの列車が発着する。阿里山鉄路は途中で山崩れが発生しているために途中区間が運休中で、現在北門行きの1往復が発着するのみ。2011年度の乗降客は約19,700人。
台鐡嘉義站公式HPはこちらへ

続きを読む

2014年 絶景の台湾鉄路、冬の旅 Part2 蒜頭糖廠、なぜに台湾の人たちは日本人にやさしいのか–八田與一の功績

01_農民のモニュメント ▲ 14:00 着いた高鐡嘉義站に降り立つとバス停は今います北口ではなく南口でした。蒜頭糖廠へ向かうバスの時間を見てきますと大津の86さんは走って行かれました。私は一服しながら荷物番です。目の前には逞しい農民夫婦のカラフルなモニュメントが設置されていました。

この地方の代表的な表現だろうと思いましたが興味が湧いてきましたので調べていきますと、嘉南平野は台湾でも代表的な耕作地域であることが分かりました。広さは香川県ほどで、台湾全体の耕作面積の1/6を占めています。
また亜熱帯性気候により1年に2~3回もの収穫ができる地域で年間降雨量も十二分でしたが、降った水が中央山脈から一気に流れ落ちる富山の常願寺川のような地形であったために、雨季には暴れ川となっていました。 雨季には洪水、また乾季には耕作地は干上がってしまうために安定した耕作はできない土地で、飲み水さえ不自由していたそうです。農民は極貧困に苦しんでいたのですが、これを救ったのは東京帝国大学で土木工学を学んだ八田與一でした。

続きを読む

2014年 絶景の台湾鉄路、冬の旅 Part1 旅立ち、高鐡桃園站

01▲ 今年の元旦は、クモハ73106東ウラさんと阪堺電車に晴れ着姿のお嬢さんとのツーショットを撮りに行きましたが、誰一人として姿を見られませんでした。成人式なら見られるとお聞きしましたが、残念ながら訪台予定が入っていましたので諦めていましたが、何と台湾の台東駅構内で待ちに待った姿を見かけられました。
それも、とびっきりの台湾美人で可愛いお嬢さんです。思わず、お声をかけて撮影をお願いしますと、気さくに応じてポーズをとっていただけました。 今年は新春から気持ち良いスタートがきれました。今年も頑張って鉄ちゃん道に励みたいと思っております。よろしくお願い申し上げます。

それにしてもどうして晴れ着姿でおられたんでしょうか。お聞きはしたのですが私の語学力では理解できませんでした。マネージャらしき付き人が付いておられましたので、モデルさんかタレントさんだったのかも・・・。お買い物をされていた準特急先輩も駆けつけられて、二人でうっとりとしました。

続きを読む

謹賀新年 新春は、阪堺電気軌道 161形、1001形を撮る

新年、あけましておめでとうございます。
今年も乗り鉄、撮り鉄に徹して鉄路の走る世界各地へと向かいたいと思っております。今年もよろしくお願い申し上げます。

2014年元旦、新春初めての撮り鉄は、遠方より鉄友来るで一緒に初詣でにぎあう阪堺電気軌道(略;阪堺電車)へと出かけました。
01▲ 12:34 撮っていますと、突然「新型車両3両編成の1001形が只今参ります。」と、アナウンスが聞こえました。
この1001形は堺市の補助によって、平成25(2013)年2月に新造されたLRV(超低床車両)で、アルナ車両製です。同年8月25日から浜寺駅前~我孫子道で運行されていましたが、11月14日に発生した自動車との接触事故によって運行を停止していました。また天王寺方向への営業運転は、平成26(2014)年春からと発表されていましたが、新春のこの日に修理が終わっての我孫子~住吉を臨時運行となりました。1001形は3編成が投入される予定で、愛称は「堺トラム」です。

続きを読む

2013年 秋の丹後路一人旅 Part5 北近畿タンゴ鉄道 撮り鉄(宮津線;豊岡~但馬三江、峰山~丹後大宮)、丹後山田駅資料室

第3日目 12月2日

昨夜は、朝日が昇る鉄橋を撮るために円山川河川敷を野営地としました。暗闇の中で着いたのですが、泥濘にはまってしまいました。昼間は乾燥した所とぬかるんでいる所がハッキリと目視できましたので問題なく走行できていましたが、夜は見づらく確認するのを忘れて突っ込んでしまいました。
ぶんしゅう7号は四輪駆動車ですので今までもオフロードを乗り切っていましたが、今回は全輪が空回りをしていて前にも後ろにも進めません。真っ暗ではどうしようもできないので、明日朝になれば打つ手もあるだろうと諦めて就寝しました。
01一夜明けて外を見ますと、一面真っ白な世界が広がっています。鉄橋は全く見えません。霧の可能性を忘れていました。

仕方ありません、撮影は諦めてゆっくりと朝食をとった後、ぶんしゅう7号の泥濘脱出に終始しますが、タイヤは滑るばかしで益々泥の中に沈んでしまいました。
こんな時はタイヤの下に板を入れるか、マット等の滑りにくい物を噛ますと脱出可能ですが、入れるためにはタイヤ下を掘らねばなりません。スコップなど持ってきていません。適当な板やマットもありません。以前、スキーに行く時はいつも積んでいたのですが、今回は用意はしていませんでした。
仕方ありません、保険契約しているS×××損保に電話して牽引車を呼んでもらうことにしましたが、河川敷と聞いてからの損保側の対応者の口調は変わってきました。要するに一般道であれば無料で対応できますが、以外の場所は保険外で有料ですと言います。近くにホームセンターでもあれば買いに行けますが・・・結局、救援車を呼ぶことにしました。

約40分後に地元の救援車が来ましたが、「ここにはよく出動する、トラクターぐらいしか入れない泥濘ですよ。一般車で入るのは無茶です。」と言われてしまいました。救出はウインチで引っ張ってもらうだけで約20分程度で終わりました。料金は蟹2杯分です。高くついた教養費でした。
これからは見えにくい夜中に河川敷に侵入するのは、こんな悲劇となりますので、明るくなってからにすることにしました。

続きを読む

2013年 秋の丹後路一人旅 Part4 北近畿タンゴ鉄道 撮り鉄(宮津線;丹後大宮~野田川、豊岡~但馬三江、甲山~木津温泉)

第2日目 12月1日

016:50 今日は平成12(2010)年4月8日に架け替えられたばかりの円山川鉄橋(310.2m)へと向かいます。
「道の駅 シルクのまちかや」からは約55キロ、所要時間約1時間半が見込まれますので早めの出発にしました。

02▲ 7:20 丹後大宮~野田川、ここから峰山辺りまでは道路橋と交差する所が数ケ所あります。いずれも俯瞰撮影ができますので、野田川寄りに近い場所から撮ってみました。竹野川に沿って鉄路はあり、両側は田園が広がっています。704号の216Dが西舞鶴に向かってきました。
続きを読む

2013年 秋の丹後路一人旅 Part3 加悦鉄道(旧加悦駅(加悦鉄道資料館)、SL广場)

第1日目 11月30日 その2

15:24 着いた加悦鉄道の旧加悦駅は元あった位置よりも移動されて置かれていました。現在は、加悦鉄道資料館として在りし日の痕跡の資料を展示しています。早速入館(入場料は不要)してみることにしました。加悦鉄道資料館公式HPはこちらです。

17

21 続きを読む

2013年 秋の丹後路一人旅 Part2 北近畿タンゴ鉄道 撮り鉄(宮福線;喜多~辛皮)

第1日目 11月30日 その1

11月25日に宮津へ日帰りした後は、不安定な天候が続き我慢の日々も続きました。ようやく30日から良くなるとの予報が出ましたので、現地情報も確認して再出発準備をしました。
8:15、自宅を出発して京都縦貫道を一路宮津方面に向かいます。今日の最初の目的地は、前回悔しい目に会った辛皮駅です。

0210:34 綾部からは大江方向に進路を変えて大江高校前を見ます。予想通り無粋なコンクリート高架橋が続いていて俯瞰も出来ないので写真にはなりません。由良川の氾濫対策での高架橋になったそうです。

大江高校前から宮津に向かっては、山間区間になります。宮福線に並行する道路を走りながら車から見た場合のロケハンをしますが、これはと思う場所はありません。
続きを読む

2013年 秋の丹後路一人旅 Part1 北近畿タンゴ鉄道 撮り鉄(栗田~宮津~辛皮、四所)

11月25日

丹後から帰宅しましてより4日目の11月25日、この日は家内のたっての願いで、宮津のお酢の醸造元を訪問することになっていました。お酢は料理には欠かせない調味料です。最近の健康ブームで、鹿児島県の黒酢が有名になりましたが、我が家で通常使っているのは普通の米酢と、京都ですので千鳥の酢ぐらいです。
醸造元の名前は飯尾醸造といいますが、聞いたことのない会社です。早速、ネットで検索してみますとありました。酢の原材料は米ですが、隣の田んぼからの農薬が入らなうように、わざわざ自社で丹後半島にある棚田で無農薬のコメを育てている凝りようです。漫画「美味しんぼ」にも紹介されています。料理好きの私とあっては、これは見てみたいと思い快くOKしました。

ところが行く前日に家内が突然の腰痛を発症して動けなくなりました。これは無理だ、中止しようと言いましたが、向こうの会社の社長さんとのアポイントができている。紹介していただいた方にも失礼に当たるのでお父さんだけでも行って欲しいと言われてしまいました。仕方ありません。早朝7時には自宅を出発して宮津へと向かいました。

今日の往路は西舞鶴には立ち寄りませんので、高速道路を直行して9時前には宮津入りしました。アポイントには時間がありましたので、途中で栗田駅に立ち寄りました。
01▲ 9:16 今日は雨と強風が吹くあいにくの天候です。丁度、先日切符を買った駅員さんが帰宅される時で、覚えておられたのか、「今日は、列車が運休だよ。」と、申されます。由良川鉄橋はこのために通行不能となり、西舞鶴方面に行く列車は止まっていて、丹後由良で折り返しをしていました。
続きを読む

2013年 続々 秋の北陸路・丹後路一人旅 Part6 北近畿タンゴ鉄道 撮り鉄(甲山~峰山)

第5日目 1121

昨夜は夜道で迷いました。「道の駅 くみはまSANKAIKAN」は、初めてでしたので分からず、どうやら途中の交差点で間違ってしまってようで、到着できたのは9時過ぎでした。
夕食が終わって、就寝できたのは0時を回っていました。おかげで朝、目覚めたのは8時です。たまにはこんな日もあります。
02
▲ 9:31、道の駅から久美浜湾を見ますと、真下に丹後神野駅がありました。青空も見えますが、今日の天気予報は曇り時々晴れ、にわか雨もありの不安定な気候です。明日からは崩れそうで、当分撮影日和は見込めません。撮影はもう一度出直しが必要なようです。

昨日ロケハンでチェックしましたが豊岡方面の但馬三江~久美浜は、山間を走ります。俯瞰できる高台や並行する車道はナビでも地図帳でも見つけられません。久美浜~甲山も同様でトンネル2本がある山林の中を走っていますので、今日は対象外としました。

続きを読む

2013年 続々 秋の北陸路・丹後路一人旅 Part5 北近畿タンゴ鉄道 丹後あおまつ号にも乗る

4日目 1120日 その2

あかまつ号を降りた後はそのままホームに残り、あかまつ号の折り返しより先に出る西舞鶴行きの230Dに乗車しました。宮津で途中下車して、宮福線の列車に乗り換えて福知山方面へと向かいます。 ただ福知山に近づくと市街地のコンクリート高架を走行しますので、これはと思う撮影地はありません。途中の下天津で降りて折り返すことにしました。 01_KTR路線図自前 ▲ KTR路線図です。作成しながら思いましたが、宮津線83.6キロは、国鉄時代と比べて丹後山田野田川丹後木津木津温泉と2駅が改称されたぐらいで、第3セクターに変わった時によく見られる新駅の開業はなく、平均駅間距離は4.6キロと、結構あります。
一方の宮福線30.4キロの平均駅間距離は2.5キロと、宮津線の約半分です。人口81,161人(平成25年11月末現在)の丹波の中心、福知山市があります。
その市街地を走りますので、当初から地元密着のために駅数を多くしたようです。 最近の全国のローカル鉄道の主な利用者は、高校生が中心でKTRでも、宮津線で48.7%、宮福線では36.4%を占めています。既存駅から遠い高校もあろうかと思います。近くに駅の設置要請はなかったのでしょうか。

第3セクターに移行後に利用客減が止まり微増すらしているえちぜん鉄道の例からしても、地元密着を積極的に進めることがキーポイントのように思えます。駅数を増やして、乗れる機会を増やしていくのも1案です。宮津線はもっと駅数があっても良いのではと、思えました。
続きを読む

2013年 続々 秋の北陸路・丹後路一人旅 Part4 北近畿タンゴ鉄道 丹後あかまつ号に乗る

第4日目 11月20日 その1

016:30 穏やかな朝を迎えました。北陸と比べますと、2℃は暖かい。それに今回の旅からは。就寝前に湯を沸かせて、予めシェラフの中に湯たんぽを入れています。朝でもまだ温かく、顔や手を洗ったりするのに便利です。
今日は来春に予定されているDRFC-OB会主催の「北近畿タンゴ鉄道 あかまつ・あおまつ号に乗ろう」の実施計画を担当していますので、参加者の皆さんをご案内できるように現地ロケハンをしようと思っています。まずは大評判のあかまつ号(正式には丹後あかまつ号;以下略します。)とはどんなものなのかを実際に見て乗っての初乗車と、車内からのロケハンです。

ただ、あかまつ号西舞鶴発は10:26ですので十分な時間があります。ぶんしゅう7号は、どこかの駅に置いておかなければなりません。時刻表を見ながら宮津の1つ手前の駅「栗田(くんだ)」を選びました。
00_パンフ表面
続きを読む

2013年 続々 秋の北陸路・丹後路一人旅 Part3 えちぜん鉄道、福井鉄道、北近畿タンゴ鉄道

第3日目 11月19日

01昨夜は強風と豪雨の一夜でした。もう慣れて来ましたので気にせず熟睡で朝を迎えましたが、爽快な朝とは申せません。空を見ますと富山方面は、黒い雲が覆っています。
反対側の敦賀方面は、青空になっていました。同じ北陸でも福井を境にして大きく気候が2分されています。金沢富山でも峠を越えると気候が一転するそうです。
私も米子で1年8ケ月を過ごしましたので、日本海側の気候が一日でもよく変わるのを経験していますが、この地で晩秋から冬に撮影するには、相当の覚悟が要ると改めて思いました。

7:25 今日は丹後に向かいますので朝はゆっくりせずにすぐに出発しました。
02▲ 7:45 真っ黒い雲からこぼれる朝日をバックに福井に向かいます。雨が上がったとはいえ時折、小雨が降る中での撮影でした。鷲塚針原~中角を行く6738M、7005+7006の2連です。

続きを読む