【24068】八月だ、もっと熱くなろう!赤道直下のインドネシアSL撮影の旅 Part13 PG.SUMBERHARJO(スンバルハルジョ製糖工場)

神谷武志企画のテレマカシーツアー  第8日目 8月11日

am; ジョグジャカルタ BorobudurのManohana Hotel (4:40~7:00)11:00→
pm; →18:43 スンバルハルジョ製糖工場 21:0323:43 PekalonganのNirwana Hotell

今日は、インドネシアが誇る世界文化遺産の一つ世界最大級の仏教寺院「ボロブドゥール」を観光見学します。鉄ちゃんには通常無縁のツアーですが、皆さん折角き来たんだから一度ぐらいは見ておこうと、真っ暗闇の日の出前、4:40に公園内にあるマノハナホテルを懐中電灯を照らしながら出ました。
公園開門は6時ですが、このホテルの宿泊者のみ早くに入場できる特権があります。

▲ 5:40、寺院の上に上がりますと、だんだん夜が明けてきました。今日は霞がかっていて幻想的な光景が拡がります。

▲ 6:12、世界中から訪れた観光客が見守る中、ようやくご来光が雲間から見えました。

▲ この寺院の全景です。8~9世紀に建造されていますが、1,000年以上も火山灰に埋もれていて何のために建てられたのか未だ分かっていなく、謎だらけの仏教寺院だそうです。イスラム教徒の破壊を恐れて人為的に埋めて隠したという説もあるそうです。

11:00、A班に送られてホテルを出発しました。今日は、当初スンベルハルジョまたはスラギの夜撮となっていました。昨日に行ったタシクマド製糖工場の「キュウロク」が、もしも動くのなら、こちらを撮影してみましょう、との話になったのですが、結局96が動かないということで、当初の計画に戻しました。スンベルとスラギのどちらとなった時、より良い撮影が期待できるスンベルになりました。ホテルに向かうにはスラギの方が好都合でしたが。スンベルに決めたとき、ガイドのアリフさんの顔がほんのわずかですが「えっ」でした。(O氏からのコメント)


▲ GPSロガーからの今日の行動軌跡です。ご覧の通りの山間を行く南北縦断コースです。ボロブドゥールからスンバルハルジョ製糖工場までの走行距離は、約220キロ強、昼飯時間も入れて約7時間40分を要する長旅でした。 
▲ 18:43、スンバルハルジョ製糖工場に着きました。指令所で聞きますと、今集落の橋で分岐する双方向からのシュガートレインが、こちらに向かっているとのこと、橋へと急ぎました。
 

空が赤く染まっています。何と刈り取ったサトウキビ畑の野焼きが行われていました。絶好の照明です。またとない光景でもあります。まずは分岐する右側路線に来てくれればと先に向かいます。上の写真の向うからシュガートレインがやってくれば、シルエットになって絵に描いたようなカットが撮れますが、中々姿を見せてくれません。片倉さんと様子を伺いに先まで行って見ましたが、来る様子がありません。

▲ 19:35、諦めて橋に戻りますと、分岐する左方向からのシュガートレインが先に来ました。
DATAは、26mm、ISO6400、F4.5、1/15秒、AF-Cモードで撮りましたが、ピントがバナナ林に合ってしまって後ピンになりました。機材も悪いが腕も悪いの見本です。難しいですね。

右側路線からの列車は、途中で脱線したそうです。来るまで待ちたいと思いを一緒にする同志もおられましたので頑張りたかったのですが、全員とはいかなかったので諦めました。次の日に指令所の記録簿を見ると、午前1時過ぎの通過だったようです。
サトウキビの収穫には種を撒いてから3年かかるそうですので、この光景に出会えるチャンスは3年後です。逃がしたチャンスは大きいものでした。

O氏からは、 「これは、3年後でも、さらに永久に、夜間でこの場所で見られることはないのでは、と思います。野焼き作業は1回当たり数時間程度と思います。野焼きが確実にあるだろう3年後でも、収穫期間が3ヶ月以上もあるのに、1週間程度しか滞在しない我々では遭遇する確率が低すぎます。さらに、野焼きも含め農作業を夜間に行うことは少ないのではと考えます。今回、何かの都合で、野焼きの開始時刻が遅くなってしまい、夜までの作業をになってしまったのではと思います。少なくとも、徹夜で行う作業ではないでしょう。小生は、今回、昼夜を問わず、初めて野焼きに遭遇しました。全てのサトウキビ畑は収穫後、野焼きをしてるのかもしれませんね。いずれにしても、貴重な体験でした。」
また、「次の列車の通過は、AM1時過ぎでしたから、野焼きは終わっていた可能性もありますね。あの時は、撮影した列車をチャーターして、右側線にバックさせ、撮影すべきでした、と、今になって思います。あの時は、残念ながらそこまで考えが及びませんでした。でもまあ、そこそこの写真が撮れたのでは、と思っています。」とのコメントをいただきました。 


▲ 20:05、気を取り直して「花火」に挑みましたが、一向に上達しません。
DATAは、20mm、ISO6400、F3.5、1/13秒、AF-Cモードです。鈍いとはいえ走行している列車に対して、これ以下のシャッタースピードにはできません。絞りも開放、ISO感度はこれ以上設定不可です。カメラ機材も限界、腕は上がらずときては無理なんでしょうね。

ペカロンガンのホテルまでは、約45キロの行程、途中のレストランで遅い夕食をとってから着いたのは23:43、部屋に入って眠りに着いたのは1時になっていました。今日はちょっと鉄分不足で、乗り疲れた一日でした。

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八月だ、もっと熱くなろう!赤道直下のインドネシアSL撮影の旅 Part13 PG.SUMBERHARJO(スンバルハルジョ製糖工場)” への2件のコメント

  1. 綺麗な「花火」ですね。おまけに野焼きの灯りと、役者が揃って顔見世のような。

    在学中、村田屋裏手の築堤から、投炭時釜の明かりが煙に映る姿を撮ろうとTRI-XをASA1600に増感して撮影したことを思い出しました。肉眼で見えてもフィルムには何となくうっすらと、しか写りませんでした。

    久方ぶりに魂が震えるような写真を拝ませて頂き感謝します。

  2. 今出川浄福寺様、コメントをいただきましてありがとうございました。
    お久しぶりですね、お元気にされておられますでしょうか。
    この写真も含めて、「花火」を撮るには、シャッタースピードが1/15が最適だけは分かりましたが、ピント合わせがとても難しいのもよく分かりました。蒸気機関車の前からライトを当てれば良いのですが、前景も明るくなって不自然になります。カマの前頭部だけにピンポイントでピントが合わせやすい程度の柔らかい光があれば一番なのですが、それだけのライトセッティングをするのは、至難の技ですね。
    インドネシアでは毎晩のように夜撮に励みましたが、中々慣れませんでした。かつてモノクロ写真時代はASA1600に増感して撮った記憶がありますが、上手くいかなかったですね。デジカメ時代になってから最近は、ISO25600で撮れるカメラも出ています。フルサイズで単眼でも良いのでF1.4~2ぐらいの明るいレンズで臨めば、今まで撮れなかったものが撮れるのでは思いました。次回の課題にいたします。

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