2019年 凍てつく大地への旅 Part11 大連メトロに乗る

第6日目 1月15日 その2

▲ 大連のメトロ路線図です。ピンク色の③号線は以前開業した時に乗り鉄しましたが緑色の①号線、青色の②号線、藍色の⑫号線は初めてです。
前回訪問は2015年1月9日でしたので③号線以外は未開業でした。中国入国後はタブレットでのネット情報を得ることが出来ず大連メトロの現状は分っていませんでしたので興工街の交差点を曲がってメトロの入り口が見えた時は正直びっくりしました。

 

▲ 大連メトロの開業状況です。かつては中国で新幹線やMTR、トラムが新規開業なると喜んで乗り鉄に行ってきましたが、1年に3~5回の訪中では開業ペースについていけなくなりました。それほど中国の交通インフラの発展は急ピッチに進んでいます。当初計画表を見た時にはとてもこんなペースでは開業不可能と侮っていましたが現実を見ると間違っていたのが分かります。

▲ 12:07 小平島前へ向かう202系統の市電、いつもはこれに乗車していきましたが今日はメトロで向かいます。

▲ 最新のメトロだけあって下りエスカもあります。冷気遮断カーテンは瀋陽と同じ、通路コンコースとも十分な広さがあります。
▲ 自動券売機は軽軌と呼ばれる③号線は表示なし、乗換えのできる①②⑫号線が表示されています。②号線は未開通の辛寨子~大連北站が薄く表示されています。延伸開業が間近の2020年に予定されているからでしょうね。
路線図をよく見てみると大連站がありません、窓口駅員に大連站に行くにはどうしたらいいのか聞いてみますと「友好広場で降りて約10分歩くと行けます。」との返答でした。明日の帰路は大連空港からです。メトロ一本で行けるなら早くて便利かもと夕刻の帰りに乗車してみる事にしました。

▲ 2017年の大連の人口は約594,900人、進出しています日系企業は1,550社で3カ月以上滞在しています邦人数はひと頃より少なくなって4,840人です。私が知っている頃は企業進出が最盛期で約12,000人との報告がありましたので半減していますのは技術移転や日本側からの教育が一段落した結果ではないかと思います。ちなみに中国全体では約128,000人が滞在しています。
日本人が多いからなのでしょうか大連MTR・市電・バスでつかえるICカードには日本アニメのキャラクター「ハローキティ」等が印刷されたカードも発売されています。
カード代40元+使用できる交通費60元=100元(約1,610円)です。

▲ 12:28 使用車両はかつて満鉄時代にパシナや満鉄車両を製造した中国中車大連機車車輛有限公司製造の中国地下鉄車両標準規格のB2型((車体長:19000mm, 車体幅:2800mm, 車体高:3800mm)の6両編成です。
▲ 12:40 1号線と12号線の乗継駅河口に到着。地上に出てみました。

▲ 地上に上がるとまたエスカが設置されていてまだ高台へと上がれます。高層マンションが立ち並ぶ周りは新しく開発された街になっていました。
▲ 12:58 ⑫号線の乗継列車が入線してきました。4両編成に乗車して旅順新港を目指します。

▲ 13:50 乗車1時間弱、殆どは高架橋を走り旅順新港に到着です。中国鉄路の旅順站とは違った場所で、旅順站に行くには1駅手前で降りてタクシーかバスに乗らないといけません。距離は約8㌔あります。

▲ 14:02 駅前に旅客船が出るターミナルが見えましたので行って見ました。渤海海峡を渡って対岸の蓬莱等への連絡船が出ていました。

▲ 14:10 他に見に行くところはなさそうなので站に戻ることにしました。

▲ 16:03 市内に戻っての遅い昼食です。今回は刀削麺をまだ食べていなかったので探してありつけました。ビールを入れて14元(約225円)、美味しく完食です。

▲ 17:07 机場(大連空港)へ行ってみる事にしました。夕方のラッシュに入ったのかメトロ車内は満員です。

▲ 17:19 机場に到着です。駐在中も何回か来た空港ですが、こじんまりしたローカル空港でしたが、年々のようにリニューアル拡張され 2011年9月6日には3番目のターミナルが完成しました。メトロからは直ぐ上に位置しますのでアクセスはとても楽です。

◀ 大連空港の乗継は大丈夫と確認できましたが、もう1つ宿泊ホテルからの乗車は問題ないかの確認です。
17:58 海之韵行きに乗車して友好広場へ向かいます。

 

▲ 18:30 約30分の乗車で友好広場に到着。友好広場站から大連站へは地下3階にも及ぶ広い商店街(胜利广场ー勝利広場)で結ばれています。何回か通った事もありますが、横道に入ってしまうとここがどこの世界です。それでも重い荷物を持って地下へ下りるエスカを探し求めます。明日の帰路ルートを何とか見つけましたが所要時間は約15分以上、結構時間を要するのが分かりました。逆ルートなら最短コースはありますが、空港へ向かうには問題ありです。ホテルへ着いてからフロントでタクシールートを聞きましたら、30分あれば着けます。料金は30元(約483円)ですとの返答です。コスパを考えるとタクシー利用の方が良いと思いました。

夕食は海鮮料理が良いなあと撮影時に見つけておいた食堂街を見て回りましたらスッポンを見つけました。日本で食べたら10,000円近くはしますがここでは130元(約2,093円)です。天津や満州の阜新でも食べましたので大好きです。今回の旅の最終夕食ですのではずんで食べることにしました。 Part 12へ続く 

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