癒しの島 台湾鉄道2019年秋の旅 Part 7 高雄トラムを撮る、帰国

第6日目 11月26日

今日は今回の旅の最終日、高雄空港のフライトは15:05ですので14:15にはチェックインカウンターへ行かなければいけません。もう何回も高雄ライトレールは撮っていますので新しい撮影ポイントが探せれば撮ってもいいかな、そして食べに行きたい小籠包の店がもう一つあります。「厚得福」です。昼食はここで食べたいと向かうことにしました。
▲ 7:30 先ずは朝食です。今回の旅ではホテルの朝食時間前9にはチェックアウトして撮影地に向っていましたのでゆっくりホテルの朝食を食べるのは初めてです。港が見えるレストランで朝食です。

▲ 朝食メニューは高雄らしいローカル色はありませんでした。ごく一般的なホテル朝食バイキングでしたが朝霧で煙る港の光景を見ながら食べるのは一味違いました。

① 哨船頭遊艇碼頭 8:30(高雄公運バス)⇒8:33 西子湾站

▲ 8:30 ホテル前近くのバス停から99系統のシャトルバスに乗って西子湾站まで向かいました。
▲ 8:41 哈瑪星鐵道 文化園區は初めて来た時と変わらず9600やC55たちがが静かに休んでいます。

▲ 8:51 高雄トラムはここで折り返しです。この先の工事はまだ進んでいません。先日夕食を共にしました現地鉄ちゃんの話では沿線住民から車が走るのに邪魔になるとの反対運動があって理解が得られないそうです。車を日常的に使用される住民には必要ないとの事なのでしょうが、行政での将来を考えた都市交通の方向性を強く引っ張っていく力が必要と思います。

このトラムに乗車して今日の撮影地光栄碼頭から先に向かいます。

② 哈瑪星 8:57(高雄軽軌)⇒9:04 光栄碼頭
▲ 9:05 光栄碼頭に到着、対向の哈瑪星行きを撮ります。ラッシュを過ぎていますが乗客は結構おられます。今日はこの駅から高雄港のウオーターフロントを籬仔內方面に向けて撮り鉄です。今までも来ましたところですがまた違ったアングルが撮れるかもとフライトまでの時間つぶし程度の軽い気持ちで臨みました。

▲ 10:05  撮影地;光栄碼頭~旅運中心 高層マンションをバックに走ります。以前は夕刻にマンションの部屋からの明かりが見えるのをバックに撮りましたが昼間だと精悍な感じで撮れました。
▲ 撮影地;真愛碼頭~光栄碼頭 愛河に架かる苓雅寮鐵橋を渡っていくトラムです。今回来ると以前は工事中だった埠頭にこんもりした小山が5つほど築づかれづかれていました。階段も設置されていましたので登ると鉄橋を走るトラムが見えました。
▲ 撮影地;光栄碼頭~旅運中心、小山から振り返ると旅運中心からのカーブを回って来るトラムが見えました。

▲ 10:20 建設中の高雄港国際線旅客船ターミナルに隣接した旅運中心站、ターミナルが完成すれば多くの利用者が見込まれています。
ここまで徒歩で撮り鉄でした。高雄85ビルを入れて撮りたいとトラムに乗って移動することにしました。

乗車する前にホームで悠遊カードで読み取り機にタッチしておいたのですが乗車すると係員がやってきてチェックです。今まで何回も乗車していますが車内検札を受けるのは初めてです。係員は持っておられたカード読み取り携帯機に私の差し出した悠遊カードを通して確認されてOKがでました。普通は乗車後に車内改札機にタッチしますので疑われたようです。しかしタッチしなかった場合の不正乗車の罰金はいくらなのでしょうかね。
ちなみに現在の運賃は現金で購入した場合は30TWD(約107円)均一ですが、悠遊カードなら10TWD (約36円)と超格安です。日本もこうなればいいですね。

③ 旅運中心 10:21(トラム)⇒10:23 高雄展覽館

【 黄色い花が見えた 】
乗車しながらロケハンもしていますと、突然黄色い花が見えました。今まで沿線で花など見た事はありません。当初の軽い気持ちは吹っ飛び、鉄撮魂が点火しました。次の駅で下車です。

▲ 10:44 撮影地;旅運中心~高雄展覽館
高雄展覽館に近づきますと線路際にキバナランタナ
(黄花ランタナ)が植えられて咲き誇っていました。
ランタナはクマツヅラ科シチヘンゲ属(ランタナ属)の常緑低木で原産地は南アメリカです。
葉はは対生し、葉身は3-6cmの卵形から楕円形で、先は尖り、縁に鋸歯がある。葉腋に半球状に散形花序をだし、4cm程の黄色の花をつける。花壇や公園樹などで利用される。丈夫で乾燥地や荒れ地などにも育ち熱帯各地に帰化している。暖地では周年開花します。
バックに見えるのは1997年に開業した高雄85ビル(高雄85大樓)。名前の通り85階建てで高さは地上347m。アンテナを含めると378mで高雄市で最も高い建造物です。台北市の台北101が完成するまで台湾で最も高い建物、現在は台湾で2位。世界では21番目だそうです。

▲ 10:36 キバナランタナのキバナランタナの花壇の後方に見えるのは建設中のライザー+ウメモト《高雄港国際線旅客船ターミナル》で、完工後は既存の 17 号から 21 号までの埠頭設備(全長計 726 m、水深 10.5m)と合わせて 2 隻の大型クルーズ客船が停泊が可能となり、ピーク時に 1 時間当たり 2,500 人の旅客の通関に対応できるようになります。
アメリカ・ニューヨークの有名な建築家のJesse Reiser 及び台湾の宗邁建築士事務所が共同でデザインしたものです。地下 2 階地上 15 階で、上部は鉄骨構造を採用し、2 重の ETFE 膜かステンレスメッシュで覆われた高度な施工技術が必要だそうです。
ターミナルにはショッピングセンター、レストラン等がテナントとして入居予定です。

11:20 1時間近くアングルを代えて撮り続けましたが空港に向かう前にもう1軒、小籠包を食べる予定があります。タップリあった時間に余裕が次第になくなってきました。

④ 高雄展覽館 11:01(トラム)⇒11:20 軽軌経貿園区

【 赤い花が見えた
降りようとしていた軽軌経貿園区手前で今度は赤い花が見えました。これも今までに見た事がありません。再び鉄撮魂が着火です。

▲ 11:41 赤い花はブーゲンビリアでした。花の色は赤から白まで変化に富み、ピンクやマゼンタ、紫、橙、黄のものもあるそうで、原産地は中央アメリカ及び南アメリカの熱帯雨林で台湾でも各地で見られますが街中で咲いているのは初めて見ました。花言葉は「情熱」「魅力」と、暑い国にふさわしい。

▲ 12:26 丁度、高雄85ビルや手前に中鋼集団総部大楼と近代的な高層ビルが見えます。アングルを替えながら約1時間近く撮り続けていました。軽い気持ちで臨んだ高雄トラムの撮影でしたがスッカリ夢中になっていました。

⑤ 軽軌経貿園区12:54(トラム)⇒13:00 光栄碼頭
▲ 13:17 トラム光栄碼頭站を降りて歩くこと約1㌔、17分で高雄では3本指に数えられるという「厚得福」にやってきました。最後に名店で小籠包が食べられると期待しながら店に入ろうとすると店員が掲示板を指さしながら移転するので今日からここは閉店ですと言われました。
寄りによって閉店日に来るとはアンラッキーです。

 

▼ しかし、お腹はよく歩きましたのでペコペコです。すぐ近くの店に入って牛肉麺を食しました。

▲ 13:29 さっぱり味の牛肉塩ラーメンです。お腹も減っていたので美味しくいただきました。

急いで「厚得福」からMRT三多商圏站までは約1㌔、約15分弱で到着です。
⑤ 捷運三多商圏 13:53(MRT)⇒14:03 高雄国際機場

ピーチ航空のチェックインはフライト50分前までです。ここでも急ぎました。
問題は機内持ち込み荷物の7㎏制限です。今回はカメラ2台を持ってきていますので8㎏は十分にオーバーしています。カメラ1台は本体とレンズに分割してチョッキに入れて難を逃れるつもりでしたが、首にぶら下げたままでした。関空のように計測はないだろうと思っていましたが、チェクイン時には計測器に乗せるように指示がありました。リックサックだけを乗せると7.2㎏です。他にもショルダーバックとカメラ1台がありますのでこれはアウトと思いましたが、リックサックだけの軽量で0.2㎏オーバーはOKになりました。ありがとうございます。ホッとしました。
出国審査も常客証のおかげで並ばず通過できました。そして台湾ビールを買っての搭乗です。

⑥ 高雄 15:05(MM036)⇒18:45 関西空港

▲ 18:45 前回の30分遅れ、結果関空で一泊とは違って定刻の到着でした。
長岡京までのきっぷですがピーチ航空の機内で関空⇒京都(はるか)の格安きっぷを販売しています。京都まで通常2.900円ですが1,940円と960円もお得です。私は途中の長岡京駅で降りますので通常は自由席で2,730円が790円お得になります。
南海(ラピート)・大阪MRT圣由でも2,240円しますのでこれはお得と購入しました。

⑦ 関西空港 19:46(はるか52号)⇒20:49 高槻 20:52⇒21:02 長岡京

乗換も1回だけと楽に帰宅できました。高槻で乗り換えられるのは助かります。
台湾でお世話になりました皆様、ありがとうございました。また行く機会もあろうかと思いますのでよろしくお願い申し上げます。これで今回の旅の紀行記を終わらせていただきます。お読みいただきました皆様方、ありがとうございました。 
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