2020年秋 東北鉄路紅葉見聞録 Part2 只見川第一鉄橋で撮る

第2日目 11月3日

早朝6時前、明るくなってきた「道の駅 会津尾瀬街道みしま」で目覚めました。6:06に只見川第一鉄橋を通過する列車を撮りたいのですが、鉄橋を見下ろせるという絶景のビューポイントへと続く遊歩道にはどうやって行ったらいいのかが初めての訪問なので分かりません。乳白の川霧が立ち込める道の駅の中を動き回り左往右往状態で、鉄橋を渡っていく走行音を聞きました。

6:26 昨夜到着時にロケハンしておくべきだったなあと反省しながら、ようやくお立ち台への遊歩道を見つけ駆けあがってみましたが川霧が立ち込めてハッキリとは見えません。これでは定刻にお立ち台まで行けても撮れなかったなあと自己満でした。

◀ お立ち台への上がり道は階段状に整備されてはいましたが結構急で日ごろ歩きなれていない高齢者には一気には上がれません。途中で休み、息を整えてからでないと難しいものがありました。

次の列車は7時台です。一旦、車へと戻り昨夜コンビニで仕入れておいたサンドイッチで朝食です。

▲ 駐車場や撮影ポイントに掲示されていた通過時刻表です。上下各6本しか運行はありません。この時期の日の入りは16時30分ですので日中撮影できるのは上り5本、下りは3本になります。廃線なった三江線並みに厳しい条件ですが只見線の運行最高速度は65km/hです。三江線のような追っかけは出来そうにありません。

▲ 7:41 下り1番列車423DはPart1で紹介しましたので、こちらは。上り2番列車の424Dです。残念ながら鉄橋付近に川霧が流れてきて列車が霞んでしまいました。また全体にも霞んだ光景になりました。1分間で状況が変わっていきますのでここでの撮影は天候次第になるようです。よほど運に恵まれないと絶景ショットを撮るのは難しそうです。
次の列車は9時台です。険しい遊歩道を降りましたが早くも足がガクガクになりました。

▲ 9:05 ようやく鉄橋に陽がさしてきました。少し遅れて下り425Dが鉄橋を渡ってきました。もう少しお立ち台の上に上がって川面に移る列車を入れた方が良かったですね。しかし3度目となると足がガタガタになって気持ちが安易に走りました。
中間どころの撮影地の同業者は6名と少なくソーシャルディスタンスは守られました。

▲ 9:17 山にも日差しが来ましたので全体を入れて撮りましたが川面はさざ波がたっていて列車が写りません。
次は13時過ぎになりますのでこれでここでの撮影は切り上げることにしました。

▲ 降りる遊歩道から見た道の駅です。半分以上は鉄ちゃんの車でした。ナンバーを見ると殆どは関東方面で、関西方面からは私と滋賀からキャンピングカーで来られていたご夫婦だけでした。
道の駅の内部の様子をゆっくりと見た後、次の列車までは4時間近くありますので近くの駅を見てみたいと向かうことにしました。

▲ 10:34 最初の訪問駅は会津西方駅です。まだ線名が会津線だった頃、会津柳津 ~ 会津宮下 (12.1km) が延伸開業された1941年(昭和16年)10月28日に有人駅として開業しましたが、1971年(昭和46年)8月29日には無人駅となり、かつては1面2線で側線もあった交換駅でしたが今は1面1線、一日の利用客は5人平均と閑散としています。

▲ 10:44 次に訪問したのは会津宮下駅です。こちらは1941年(昭和16年)10月28日、会津線[の終点として開業。相対式ホーム2面2線と側線、かつては転車台もあったそうですがホームからは見えません。一日平均の利用者数は35人とわずかですが直営有人駅として残っていました。

◀ 何と平日・往路のみですが、道の駅までのリムジンバスが運行されていました。
冬季に撮影に来る時には使えますね。

▲ 駅前には「テレサ・テン歌姫音路」との看板が設置されていました。テレサ・テンは、1974年に日本デビューして3年目、8枚目のレコード「ふるさとはどこですか」のキャンペーンとして三島町が全国に募集していた「ふるさと運動」の特別町民に申し込みました。三島町では町をあげての熱烈歓迎で迎えたそうです。現在、只見線のビュースポットには祖国台湾からの訪日客も多く訪日されているとの事です。

▲ 12:53 次に撮影ポイントに向ったのは只見川第3鉄橋です。R237のスノーシェッド横に車を止めて挑みましたが残念ながら逆光でした。午前中の撮影が良さそうです。同業者は皆無でした。

▲ 13:01 会津西方駅訪問時に第2鉄橋と第3鉄橋のロケハンをしていますと追っかけでの撮影が可能と確認できました。余裕の到着での撮影です。

今回予定より1日早くの「道の駅 会津尾瀬街道みしま」の到着でした。ここの天候は回復してきましたが天気予報では明日は終日雨で撮影不可です。出発前の予定では只見線だけでしたがもっと先にでも行けるかなと色気が出てきました。もう一つ候補に挙げたのは陸羽東線鳴子峡でした。朝にお会いした同業者の方からも前日に鳴子峡に行ってきたと最新情報の紅葉の写真を見せてもらっていました。よし、明日は鳴子峡で撮影しようと決断しました。
▲ 鳴子峡までの道のりです。ここからは267㌔、所要時間は約3時間半です。今から走れば昼食休憩を取っても18時頃には着けるだろうと向かうことにしました。

▲ 13:24 祝日で少々混み合うR252を約15㌔走り磐越自動車道会津坂下ICに入る2㌔手前で古民家風の手打ちそば処「御殿場茶屋」が見えました。店の外壁にはレトロな琺瑯看板が並んでいます。新そばの季節ですのでこれは食べてみたいと車を止めて入りました。店内も吹き抜けの天井は高く昭和初期の雰囲気で満たされていますが、お昼をとうに過ぎたというのに満席です。人気店のようです。これは期待できます。走り回っている店員のおばさんに名前を告げて空席待ちです。
順番が回ってきたので「天ざる」1,300円を注文しましたが直前でてんぷらが売り切れたそうで「もりそば」800円しか出来ませんとの返答です。仕込み予想が外れたのか予想以上に客が来店したのか、仕方ありませんので「もりそば」を注文して待ちました。そばに手を付けられたのは、店に入ってから24分後と結構待ちました。

ちょっと太めの麺で二八そばです。お漬物も添えられてお味はバッチリ、量も十分、美味しくいただきました。

14:10 お腹も満腹になりましたので鳴子峡に向けて出発です。会津坂下ICから磐越自動車道に入り郡山JTCからは東北自動車道を北上しました。
15:36 仙台に近づくにつれて混み合ってきた東北自動車道を144㌔走り国見SAで給油と休憩のために停車です。
16:05 鳴子峡に向って発車、古川ICで東北自動車道を降りてR47+R108を陸羽東線に沿って北西方向に上がります。祝日とあって通行車両は多く反対方向は渋滞状態が続きました。休日を鳴子峡近辺の温泉で過ごし紅葉を見に行かれた観光客がたくさんおられたようです。予想外に雨が降り始めていました。

【 車中泊地はどこにする 】
18:30 予定より遅れての鳴子峡に到着です。今朝の失敗がありましたのでロケハンしておかねばと思いましたがもう闇夜の世界で、お聞きしたい人影は見られずです。確か無料駐車場があるとのネット記事を見ていましたが初めての訪問でさっぱり分かりません。無料駐車場で車中泊予定でしたが困りました。途中18㌔手前で見かけた道の駅「あ・ら・伊達なレストラン」しか車中泊の候補地はありません。近辺は温泉旅館だらけでしたので日帰り温泉をしたいと思い、よさげな旅館を見つけてフロントに上がりましたが日帰り入浴は午後5時までとつれない返事でした。それなら共同浴場があるだろうとグーグル地図で探して参りましたがここも会員以外の入浴お断りと玄関に表示されています。地元人以外の入浴は出来ないようです。

18:50 道の駅前のコンビニで夕食のおでん、おむすびとビール、朝食用のサンドイッチを仕入れて車中泊体制へ入りました。車中泊仲間は10数台のがおられましたがご挨拶する事もなくネットでTVを見ながらの就寝でした。 Part3 へ続く

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

wp-puzzle.com logo

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください