2020年秋 東北鉄路紅葉見聞録 Part3 紅葉の鳴子峡で撮る

第3日目 11月4日

6:20 昨夜の雨も止み青空が広がるさわやかな朝を迎えました。仕入れておいたサンドイッチを食べての朝食を済ますと道の駅から正面に見える鉄道駅に向かいました。

▲ 6:45 池月駅に到着。1面2線の交換駅、岩出山~ 川渡間 を延伸開業した1914年(大正3年)4月19日、同時開業したが1971年(昭和46年)11月30日からは無人駅になっています。池月の名前の由来は源頼朝愛用の名馬から来ています。1180年、源氏復興を目指し鎌倉へと向かう途中で野営したこの地の源頼朝の前に突然現れたこの野馬は、「池に映る月影のよう」であったことから「池月」と名付けられ、頼朝の乗馬となりました以降この地区は伊達藩の隠し牧場ともなり、明治天皇にも奉仕した名馬金華山号を輩出しています。


◀ 池月の時刻表です。上下とも各14往復がありますが下りは殆どが鳴子温泉止まりで新庄まで直通するのは2本しかありません。

1917年(大正6年)11月1日に全通(94.1㌔)した陸羽東線鳴子温泉を境に東西(小牛田駅~鳴子温泉 44.9㌔と、鳴子温泉~新庄 49.2㌔に分割された)運行系統がとられています。

 

▲ 7:30 鳴子峡に到着。昨夜発見できなかった無料駐車場はビューポイント大深沢橋から離れた手前にありました。昨夜は雨も降っていて闇夜だったので見えなかったのですね。
約80台ほど駐車できますが、まだ数台しか駐車している車はありませんので出入口近くに駐車しました。
駐車場を整理されている職員さんの話では昨日は祭日で超満車、R47も大渋滞だった。大深沢橋上の撮影者も溢れんばかりだったよとおっしゃっておられました。

▲ 紅葉時期には鳴子温泉駅、中山平温泉駅までのバスが運行されています。
今日の大深沢橋の撮影者は数えるほどです。どこからでも撮影場所を選べました。

▲ 8:15 最初の列車は中山平温泉寄りの大深沢橋の上から撮りました。また雨が降り出しましたので霞みがかった写真になってしまいました。ここでも只見川第一鉄橋と同様に天候次第の撮影になりました。列車はこの時期は徐行して走行してくれますので連続シャッターで何枚も撮れます。このビューポイントの大深沢橋(橋長:99.7m、全幅員:9.7m)は1962年度(昭和37年度)に竣工され日本の橋100選にも選ばれています。
しかし天気予報では快晴でしたが山の天気は分かりませんね。上空の雨雲の流れは速く、晴れたかと喜んだらすぐに雨が降り出します。列車が来る頃には晴れてくれと祈りながらの撮影でした。

▲ 10:08 少し明るくなってきましたので紅葉が映えてきました。後追い撮影ですが気になりませんね。

▲ 10:58 橋の中央に撮影場所をかえて断崖を入れてのショットです。直前までは日差しがあったのですが雲の流れが早く、もう一歩になってしまいました。一帯は落差80mから100mあまりのV字谷断崖が続き、紅葉が綺麗なアカシデ、ミズナラ、ハウチワカエデなどが群生している落葉広葉樹林になっています。

▲ 12:19 ようやく日差しがきました。完全とは言えませんが今日の紅葉状態で撮れるベストショットでしょうね。

▲ 13:06 もう少し1枚アップも撮っておきたいと待ちましたが日差しが消えてしまいました。紅葉が綺麗なのでもっと撮りたいのですがこれで切り上げることにしました。
今日の宿は会津若松に予約しています。列車を待つ間、横で話相手になってくれた東京工科大学に在籍するという若者を途中の鳴門温泉駅まで送ってから向かうことにしました。

▲ 今日の宿泊地、会津東山温泉月のあかりまでの距離は242㌔、予想所要時間は3時間13分ですが途中給油と休憩もありますので17時は過ぎるでしょうね、
15:46 途中の安達太良SAで給油と休憩をとった後16;12に出発、快調に走り会津東山温泉月のあかりには17時15分に到着しました。

写真はHPからの転載です。希望により1階のラウンジか客室かを選択できます。今回は19時に客室配達を希望しました。

▲ 用意されていたのは一人ではもったいない12畳の広い和室でした。
早速、温泉に入りましたが露天風呂はなく、よく行く自宅近くの老人介護施設のお風呂並みのこじんまりとしたもので温泉情緒は味会えません。
夕食はローストビーフ定食です。
宿泊2食付きで7,000円のリーズナブルな旅館です。温泉旅館風の地元食材を使った会席料理は味会えませんが年金生活者には十分でした。

結構ハードな3日間を過ごしています。布団は自分でやらねばならなかったのは不満でしたがこの宿泊料なら我慢も必要かと割り切り、今夜は暖かい部屋と布団で爆睡となりました。 Part 4  へ続く

2020年秋 東北鉄路紅葉見聞録 Part3 紅葉の鳴子峡で撮る」への2件のフィードバック

  1. ぶんしゅう様
     久しぶりの「ぶんしゅう旅日記」楽しませて頂いています。
     快適なぶんしゅう8号といえども、車の運転は疲れるもの、気を付けてという思いです。それから、場所柄日本酒の美味しいところ、飲み過ぎ厳禁でっせ!!?
     最初の素晴らしい紅葉の写真に魅せられましたが、今回も迫力ある紅葉ですね!!光の当たり具合を考えられて撮っておられるから、その見事さが伝わってきました。平凡やけど「めっちゃ綺麗や!」

  2. マルーン様、コメントをいただきまして、ありがとうございます。
    今回は出かける直前に近所の方より小海線が走る佐久の黒澤酒造のお酒をいただきましたので5号瓶に入れて持っていきました。これが美味しいお酒で2日間で飲みつくしてしまいましたので地酒を買い求めました。これも美味しくすぐに飲みつくし、今は自宅用にと買っておいた地酒を楽しく飲んでおります。東北は本当に美味しいお酒が多いですね。米子で単身赴任の時も出雲の酒を味会えましたが地方に行った時に会える日本酒は最高です。
    紅葉ですがちょっと遅かったかとの印象です。来年リベンジの際はもう1週間早くに出て現地で待とうかなと思いました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

wp-puzzle.com logo

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください