保存蒸機とその現役時代(44)

蒸機と殆んど縁のないような所に保存されている戦時型D511119。場所は小田急線愛甲石田駅からバスで20分の厚木市森の里若宮公園であるが、車で行ったのでそのアプローチはあまりよく覚えいない。

D511119は1944(昭和19)年8月名古屋の日本車両で製造。製造番号は1308。最初の配属は平で戦後1949年8月新鶴見、1954年7月大宮、その後高山を経て1962(昭和37)年6月に渡道する。鷲別、追分両区に所属して室蘭本線を中心に活躍。1976年3月の蒸機末期に廃車された。厚木というD51に縁のない場所に保存されたが、屋根もあり保存状態は良好であった。ただ、防護網で足回りが写らないのは残念であった。特徴は戦時設計の角形ドームや船底テンダ-で、ギーズルエゼクターの細長い煙突に加えて旋回窓、予備灯、切り詰めデフ等はその後施工された。

2014.07.08 厚木市に保存中のⅮ511119 ▼

現役時代の写真はクモハ73106東ウラさんから提供頂いた。デフレクター(除煙板)の切り詰めが行われていない1970年3月3日岩見沢での撮影である。

 

保存蒸機とその現役時代(44)」への5件のフィードバック

  1. 米手作市様
    唯一と言われますがギーゼルエゼクター装備機自体数が少なったように思います。後ろからの角度ですが特徴ある煙突はよくわかります。s早速、探して掲載していただき有難うございます。

  2. D511119の写真が遂に陽の目を見ました。ありがとうございました。

  3. クモハ73106東ウラ様
    すみません。まだ他にも作品をいただいていると思いますので、順次発表させていただきます。また、俺も撮ったぜということで米手作市さんの様にコメント時に関連写真の添付をいただければ嬉しく思います。

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