保存蒸機とその現役時代(33)

11月11日米手作市様より広島の保存蒸機C11189についてお問い合わせの投稿があり、そう言えば最近保存機今昔が途絶えているので久しぶりにデジ青へ投稿させていただく。11月9日のホームカミングデイには現役生を交えてOB会クローバー会の総会・大宴会が開催され盛況のうちに終了したが、その翌日、宝塚市にある雲雀ケ丘学園に保存されているC56111を訪ねてみた。この機関車は当時の当会恒例行事である冬季狂化合宿に参加するため飯山線列車に乗車した際に途中駅で撮影したものである。併せて狂化合宿の一端もこの場を借りてご報告したい。

C56111  1937年 三菱 製番211

新製後、門司、木次に配属されたようであるが、1955年飯山機関区に配属されてからは雪深い飯山線で活躍し、1973年に九州吉松機関区に転属し翌1974年に廃車された。

説明板には当学園の創立25周年(昭和50年)を記念し宝塚市と国鉄のご好意で永久保存するとあり、僚機がタイ、マレーに90両送られたこと、大半を長野県下で過ごしたこと、宮崎植樹祭でお召予備機になったこと等適切に書かれている。また、貴重な文化遺産であるから大事に保存したい旨書かれており、保存状態は極めて良好であった。

雲雀ケ丘学園に保存されているC56111 2014.11.10 ▼s-14.11.10雲雀ケ丘C56111-1

横から見た同機。保存機には赤ナンバーが多いが現役時代には名古屋区所属機以外に赤ナンバーはあまり見たことが無い▼s-14.11.10雲雀ケ丘C56111-2

 

1967.2.12 飯山線某所の同機現役時代で前照灯はシールドビーム、ナンバープレートは形式入りの立派なもの (富士フィルムのリバーサルカラーであるが、退色激しくキズ多く見苦しい写真が続くが申し訳ない) ▼s-67.2.12飯山線C56111

狂化合宿は飯山線越後鹿渡にあり、先輩のどなたかが開拓されたものと思われる。10年くらい前に有志十数名で再訪した時にはご主人がよく覚えていてくれた。入り口には「同志社大学鉄道同好会協定旅館」とか書かれた看板が掲げられていた。夕食には鯉料理の様なものが出たのではないか。 1967.2.12鹿渡館▼s-67.2.12鹿渡館修翌日午後行われた1・2回生対3・4回生の雪合戦 1967.2.13 ▼s-67.2.13鹿渡①修67.2.13鹿渡③修s-67.2.13鹿渡②修

 

保存蒸機とその現役時代(33)」への2件のフィードバック

  1. 準特急様
    思い出しましたぞ!
    見ただけで”血湧き肉躍り骨笑う”雪合戦を思い出しました。当HPのトップページのどこかに当時の記録が出ていましたが、例年行事として現地でも「注目」されていたようです。
    ある時、駅員に「いいけげんにしてくれ!雪が固まって除雪しにくくなるから」としかられたからです。なんでも「京都から大学生が雪合戦にやってくる」と村の話題になっていたそうです。
    駅からのしかわたり館までの雪道もいい思い出です。

  2. 米手作市様
    あの狂化合宿は日誌に記録されております。私は12日に「第1あさま」で上野を9時30分に出発しましたが同時発車の常磐線「第2みちのく」にはスシ48と先頭に団体専用としてスハ881の2両の3軸ボギー車が入っていたと驚いた様子の記録をしております。長野ではマルーンさん他が出迎えてくれ13時29分発C56の231列車に乗車し、目的の鹿渡には16時35分に到着しました。旅館周辺は噂通りの大雪でした。食後はマージャン組と人名尻取り組に分かれ、それぞれ楽しんだ様でした。人名は傑作なのが出て面白かったでした。翌13日は午前中にC56の撮影に出かけましたが猛吹雪で撮影になりません。午後は雪合戦でM川(柔道2段)、H田といった先輩は大柄で恐ろしかったが、今は亡きMさんを捕まえて引きずった時は悲鳴をあげていたとあります。一足先に帰られるO西さんが乗車されたキハ45の窓をあけて目に染み入る声で万歳を叫んだのはやはりM川さんでした。14日は越後川口から732列車のスハ50(スロハ32の格下げでゆったりとしていた)に乗車しました。三国山脈を越えると先程までの曇天雪景色が嘘のように快晴雪なしの景色となりましたが、その後ここはいつも天気が変わる場所であることを実感しております。米手さん、K畑さんとは大宮で、M川さん、T村さん、Y室さんとは新宿で別れ、最後は横浜まで京浜急行500形半鋼製クロスシート車の急行に乗車したことまで記録しております。写真を見ると皆それぞれ若々しいですね。

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