準特急、準特急を撮る!

12月17日(土)ダイヤ改正で阪急電鉄に準特急が新設された。準特急は2001(平成13)年から今年3月まで21年間京王電鉄で使用されていた列車種別である。京王では当初、特急と準特急の違いは分倍河原、北野の停車であったが、その後その2駅に特急も停車するようになり、千歳烏山、笹塚の停車が違いとなっていたが、3月からはその違いもなくなり特急に一本化された。座席指定の京王ライナーの存在があったものと思われる。一方、阪急電鉄では京都線で快速急行→準特急へと変更があり午後を中心に土日祝、平日ともにかなりの準特急ができた。これに対し神戸線の準特急は極めて本数が少ない。ダイヤを検索されたし。

それでは12月17日土曜日改正初日からの撮影を順を追ってみる。この日は門真市のホテルを出て大阪モノレールで阪急京都線南茨木に向い、茨木市で目的の準特急京都河原町行きに乗り換えた。久しぶりに見慣れたネーミングの列車をみたがこの日は曇天で雨が降りそうな天気であった。8時2分準特急列車は9404を先頭に到着。▼

午前中に15本ほどあるが梅田8時48分発が最終なので実際に撮れる数は僅かなので高槻市からの準急3353の先頭で対向列車も狙う。毎度おなじみのJRとの併走区間、名神高速付近で大阪梅田行き準特急9303をキャッチ。▼

走行写真はいつも行く西山天王山-大山崎間の円明寺踏切付近である。ここで急いで撮るが途中雨が降ってきた。9401先頭の準特急京都河原町行き。▼

9300系が多かったが他には1300系が投入されていた。ダイヤ改正のマークを付けた1300系1304である。残念ながら京都河原町行きの後追いである。改正告知のマークは色違いで神戸線、宝塚線の車両にも付いていた。

土曜日に近くで宿泊できるホテルがなかったので奈良になってしまった。神戸線の準特急は本数が少なく、午後4本あるうちの最初の梅田22時15分発神戸新開地行き1本に勝負を決めた。既に若いファンが到着を待っている所に折り返し準特急8001が到着。▼

到着した折り返し準特急神戸新開地行き8001 ▼

同列車車体の列車種別、行先案内幕 ▼

 

これより先は京王電鉄で今年3月まで使用されていた準特急列車である。他社の準急と間違いやすく分かり難いなど始めての人には迷いやすい列車種別であったが最後は京王のアイデンティティーとまで言われた。今はなき6000系を中心にした想い出シーンを見ていただく。2004.6.26平山城址公園-長沼間を行く高尾山口行き6767~6415の10両編成。京王から菱形パンタグラフが消えて久しい。▼

6412~9751の異形式連結10連の準特急新宿行き。2001.5.13めじろ台~山田間。 ▼

7751先頭の準特急北野行き。2010.5.3中河原-聖蹟桜ヶ丘間多摩川橋梁を行く。▼

以上ですが、湯口先輩のお知らせを受けたので投稿に躊躇しましたが、ダイヤ改正直後ということもあり、会長さんのお許しを受けて敢えて投稿させていただきました。失礼をお詫び申し上げます。

準特急、準特急を撮る!」への6件のフィードバック

  1. 準特急さま
    満を持してのレポート、ありがとうございます。私も本来の投稿、コメントに戻るところです。
    阪急の「準特急」に当たって、本家の準特急さんは、どう行動されるのかと思っていましたが、それにしても、関西に前泊し、朝から行動を起こされたとは驚きです。その気力、体力、ひれ伏しました。壮年・老年期を「準特急」とともに送られ、いままた青年期を送られた地で「準特急」に出合われるとは、さぞ感慨深いことと思います。将来の座席指定車両を見据えた改称は、阪急の戦略も垣間見える、興味深いものです。私としては、もとの「快速急行」は、サラリーマン時代、朝晩ずっと乗り続けてきた種別だけに愛着がありましたし、字幕のオレンジ色の地色が、よくマルーンに合っていた感じがしました。
    代わりに、なくなった「快速特急A 京とれいん」の最終日の様子を貼らせてもらいます。

  2. 総本家青信号特派員さんの活動にいつもひれ伏しておりますが、お互いにひれ伏してもしょうがないので頭を通常に戻します。早速のコメント有難うございます。そういえば阪急京都線はつい先日までは総本家さんの通勤路線でした。沖中さんもこの沿線でした。ところで趣味の対象が内燃、軽便など私とはあまりにもかけ離れていた湯口さんですが阪急電車は撮ったことがないと言われながら、私が阪急710形について投稿したところ同形の初期のころの姿を写真付きでコメントいただいたことを覚えています。さらに満鉄ジテの写真ではお前の撮ったのが一番ええと言われネガをお貸ししたことがあります。武庫之荘にもお住まいだったと聞いておりますが、阪急の写真はあまり見たことがありません。それより佐竹さんと同じく京都駅のC59のお召しなど湯口さんの作品が印象に残っております。さて、沖中さん、湯口さんの亡くなられた2022年ですが、これからもデジ青投稿、コメントくらいしかできませんが、総本家さんのご指導に沿うように老骨に鞭打っていきたいと思っております。宜しくお願いします。

  3. 神戸線・今津線で通勤して30年。来月で定年になる歳になりました。最盛期から阪神大震災の寸断、復興からコロナ禍と毎日利用しています。震災以来の大きなダイ改でかなり前から大々的に告知していましたがホームドアの設置駅増加により2扉車は走れなくなってくるなど見えない影響もあります。
    今回まさかの準特急新設があり関東の準特急が無くなったばかりのところに神戸線でも新設されるとありましたが走行はまさかの深夜帯のみ、改正後から今日までまだ見たこともありません。
    さすがは総本家準特急様、初日にどちらも記録しておられるとは…。
    大家の皆様が鬼籍に入られ寂しくなりましたがまだまだ元気でご活躍の様子でうれしい限りです、今後も益々のご活躍を期待しております。
    私は来月定年になるので(あと5年は嘱託で働きますが)テキトーに仕事をしながら細々と活動していこうと思います。
    私も「快速特急A」を撮影に行きました。

    • そうですか。大阪南でブイブイ言わせていた後は私と同じ品(?)のいい仁川に移られてもう30年ですか。早いもんですね。毎度素晴らしい写真を拝見しておりますが、苦労話でもお聞かせ願えれば、冷やかしコメントでもやりますよ。私鉄各社もよくダイヤ改正やりますが準特急もいつまで続くのか思いやられる変な列車種別です。コメント有難うございました。

  4. 準特急様
     阪急に準特急がのニュースに驚愕していたら、師走を迎え17日からそれが実現しました。早速に撮影される準特急先輩の前向きのお力に改めて敬意を表させて頂く次第です。
     今は無くなってしまったんでしょうか、元祖京王電鉄準特急を改めて拝見し感慨深いものです。
     先日22時過ぎに神戸線に乗ったら、何と準特急でした。塚口停車後西宮北口で乗り換えしましたが、六甲にも停車するようでした。
     ある意味快速急行より準特急の方が適切なネーミングかな?なんて思ってしまいました。

    • 快速急行とか区間準急とか直行とか各社それぞれ事情があってのことでよく言えば顧客サービスでしょうが、これに通勤〇〇とくれば始めての人や急いでいる人等迷われると思います。私の場合は急いで飛び乗った場合など車掌アナウンスで一番知りたいのは目的地にはどの列車が効率よく先に着けるかということです。17日阪急梅田で準特急撮影後、鶴橋から近鉄で奈良に向かいました。来たのは区間準急西大寺行き9725という何となくややこしそうな電車で車掌氏に奈良に行きたい旨伝えたところ「(まーええから)この電車に乗れ」ということでしたが、結局西大寺では後から来る快速急行クロスシートの5601でした。損した気分でした。マルーンさんが厳しい目ですっ飛ばした阪急京都線、私にとってもP-6や2800系等その頃の元気者が目に浮かぶようでしたが、あっという間に通勤時間帯の準特急から通常の特急になり本格的に雨が降って来たので早々と退散しました。

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