模型とラジオ昭和36年4月号の付録にあった、最新型機関車設計図シリーズはこれでおしまいです。
デジ青の良いところは、自分がおもしろいと思うことをなんでも投稿できることです。手持ちの資料でも、写真でも、なんでもおもしろいと思ったらあれこれ考えないで投稿してみてください。必ず興味を持つ方が反応してくれます。それで話題が広がれば思いがけない仲間が生まれます。
そんな事になれば、と思ったのがこのシリーズでした。
まだまだいろんな秘密兵器がありますのでご期待?下さい。
では、最終回は大型電機です。最後に綴じ込み付録も付いた「特別編」をご覧下さい。
京都駅西にある我が小学校からは、100メートル足らずに東海道本線があります。ちょうど3年生ごろに電化が完成し、それまでの“ボーッ”に代わり“ピーッ”が聞こえると思わず窓の外を見てしまいます。そうすると恐ろしい先生に「お前ら、廊下で立っとれ!」と追い出されます。実はこれが狙いで、廊下では心置きなく窓の外を眺められるのです。我ら三人(一人は後に三菱商事・南米現地法人の社長。もう一人は国鉄の駅長)はEF15は旧型(デッキがあるから)EF58を新型、EH10をマンモスと呼んで楽しんでいました。
⑥
EF60
上の時期から数年後、中学に入って本格的な趣味となった鉄道ですが、当時は蒸機より新型の電機に興味があったのです。
遊び場の梅小路機関区にEF58よりもスマートな“新型”が来たのはそんなときでした。
次位のEH10は無火回送
⑦
EH10
マンモス機関車の威名を誇るEH10は色も黒く、黄色い帯を巻いて威風堂々、私には“マンモス”より“黒牛”のほうがしっくりくるように思えました。
⑧
EF58
EF58こそ最も思い入れのある電機です。これは会員の皆様も同じだろうと思います。
だからちょっと多めに写真を載せます。皆様も持っているいろんな写真を投稿してください。
EF58は両数も多く、初期の車両はデッキタイプもあり変化に富んでいます。いろんな形のEF58を見せてください。
これで設計図シリーズは終わりましたが、最後に綴じ込み付録として会員のK氏が現役時代に書いた客車の設計図を公開いたします。
平成3年8月20日、両毛線大平下駅、EF6019です。
令和元年7月3日付で廃車になり、解体されました。
パッと見て「月光仮面」を思い出しました。
なんですか?これは。初めて見ました。
一時期、高崎区のお座敷客車「やすらぎ」に合わせた塗装に変更されていました。
昭和42年3月11日、神足~山崎間、EH1058です。
オフロ62 是非とも編成に加えたいと思います。
20系寝台特急か10系寝台急行か迷うところです。
編成美の点から10系寝台急行でお願いします。
平成23年5月23日、大宮工場一般公開時、EF5893です。
EF65535も展示され、そちらは大人気で、こちらを撮影する人は僅かでした。
これこそEF58の至宝です。
見る目のない奴らばかりやな。
オフロ62は、鋼体化客車でしょうか?
よく似た車号のオロフ612017(昭和42年3月26日、品川客車区)です。
設計者の弁では10系に準じているとのことですが、62と言うことで鋼体化かも知れません。
台車は指定されていませんがTR55でしょうか。鋼体化車両ならTR73を履けば優雅な乗り心地・・・。でも浴槽の底が下がっているので床下に余裕がないかも・・。
横揺れで風呂の湯がこぼれないように横揺れダンパーが必用です。
米手作市さま
米手さまは好んで廊下に立たされておられたのですね。趣味人の鏡ですね。私は以前にもコメントしたように教室前の廊下から続々西下する寝台急行に見とれていて始業開始のチャイムに気づかず、担任から出席簿で思い切り尻をぶたれました。似たようなことをしていたのですね。
⑥の写真の左にキハ17 4が写っていますね。そちらに眼が行きました(スミマセン)。山陰線(京都口)にDCが導入されたのが早かったことの証で、ほかにもキハ10 9のような一桁台番車もいました。
グリ-ン塗装の58には憧れましたね。たまに茶色が牽いてくるとガッカリしたものです。
風呂車のキャプションがオフロ「61」になっていますが62ですよね。どちらにしても鋼体化車ですが。この図面は昔々見せて頂きましたね。さすがDRFCの先輩たちは発想が違う、教えてもらって勉強せねばと思ったものですが、奇人・変人になるのを恐れて不肖の後輩でいました。申し訳ありませんでした。
ところでEH10が蒸気(内燃?)発電で動いていたとは今の今まで知りませんでした。ELの「無火」回送という表現も初めてです。どんな火をおこして走ったのでしょうか。興味ありますね。普通は「無動回送」というようです。パンタグラフは何のために付いていたのでしょうか?ぜひお教え下さい。
1900生さん
ご指摘ありがとうございます。
オフロ62が61になっている点ですが、62は北海道仕様で内地向けは61です。素人には分かりにくいことで申し訳ありません。
また、EH10の「無火回送」も老鉄ちゃんには意味が分かりやすいだろうとの配慮で表現したものです。因みにEF58等SG搭載電機を配給回送する時はカマの火を消していますので「無火回送」となります。
最後にパンタは何のために付いているのか?とのご質問ですが、架線のゴミやつららを取るために付いていると聞いたことがあります。
米手作市さま
素人には充分すぎる詳細なご説明を有難うございました。お風呂車に本州向けと北海道向けがあったとは知りませんでした。謂われてみればそうでした。素人だからこそハテ?と疑問に感じた次第です。
ところでご老鉄の皆さんはELがエレキテルで動いていることをご存知なかったのかな。ご存知ないから「無火」という表現が必須だったのですね。
またパンタがゴミやつららを取るために、という解説はちょっと無理があるようですね。つららや霜取りは確かに聞いたことがありますが、肝心の機能はやはり集電だと承知していますから、「集電」に一言もふれられていないご説明は片手落ちではないでしょうか。とはいえ今回「集電」思い出させて頂きましたので感謝申し上げます。今後も色々お教え願います。
オフロ62形の謂れは図面に「初設計が’62年だから」と記されています。ところで仔細に拝見しますと売店や暖簾はともあれ肝心の「番台」が見当たりませんがどうなっているのですか(「夢空間」もそうでした)。
K氏は初設計が62年だから62にしたのですが、まず最初に北海道向けから作ったそうです。
番台はのれんの前にあります。「入浴料金徴収所」と書いてあります。
のれんの外側にあるのでは番台とはいえません。20番台が北海道向けというようなことではないのですか。まず寒冷地の乗客の需要を見込んだというのはよくわかりました。
ご意見について設計者に伝え、設計変更を依頼しましょう。ハッキン懐炉と生姜とうも販売させましょう。
オフロ62は凄い!!参りました!
さすがは「同志社大学鉄道同好会」