大韓民国の鉄道、2023年夏

8月、久しぶりに韓国へ行ってまいりました。最大の目的は「鉄」ではありませんでしたが、ここでは触れないでおきます。「鉄」では、駅撮りを中心とした撮影と列車に乗ることが主な狙いです。韓国では、首都圏の駅にはホームドアが普及し、沿線も背の高い防音壁が続いているので、撮影は制約を受けてしまいます。いきおい定番の撮影場所になってしまいますが、紹介をさせていただきます。

旧ソウル駅 2023.8.18

▼首都圏電鉄線1号線のソウル駅から5つめの新吉駅ホームからの撮影です。ソウル駅近くなので在来線の優等列車とKTXも頻繁にやってきて飽きることはありません。韓国は在来線と新幹線とも言えるKTX共標準軌なので、KTXは新在直通。殆ど新線を走る列車や在来線区間を多く走る運用もあります。もちろん所要時間や運賃も変わってくるのでよく調べておかないとなりません。2023.8.18

▼長項線の益山へ向かうセマウル号の1053列車です。電車のITXセマウルを牽いているのかと思ってしまうくらい車体の造形と塗装が同じです。2023.8.18

▲ソウルから釜山まで長駆437.6キロを走るムグンファ号の1213列車です。ソウルを13時3分に出て釜山に着くのは18時53分です。この区間、KTXなら59800ウォン(6588円)ですが、ムグンファ号なら28600ウォン(3151円)です。時間はかかりますが、客車急行に乗り通してみるのも面白いのではないでしょうか。新幹線と機関車牽引の客車列車が併存しているのも韓国の鉄道の楽しみの一つだと思います。この8200型機関車は、ドイツのシーメンス社が開発、韓国向けにカスタマイズし、現代ロテムで製造されたGTO素子VVVFインバータ制御の交流電気機関車なのだそうです。

▲次は、同じく首都圏電鉄線1号線をさらに4駅南下し、加山デジタル団地で降ります。一つ手前の九老に向いて線路に沿って十分程歩き、沿線撮影します。写真は加山デジタル団地駅。2023.8.18

▲九老-加山デジタル団地 KTX山川 KTXの第二世代、韓国オリジナルの車両です。フランスから導入したKTXⅠより車内が広くなっています。2023.8.18

▲九老-加山デジタル団地 こちらはフランスから導入したKTXⅠ。車内は、JRの在来線特急車よりもかなりタイト感があります。2023.8.18

▲ソウルの首都圏電鉄線は、韓国鉄道公社をはじめ複数の事業主体で運行されていますが、この電車はソウル交通公社の1000型。抵抗制御の鋼製車もまだまだがんばっています。少し西武の6000系に似ていませんか。九老-加山デジタル団地 2023.8.18

▲貨物列車も走ります。機関車は現代ロテム製の8500型。6600Kwで電装品は東芝製だとか。九老-加山デジタル団地 2023.8.18

▲龍山を14時24分に出て益山に18時20分に着くムグンファ号の1561列車。7400型ディーゼル機関車が牽引。九老-加山デジタル団地 2023.8.18

この後、通勤電車で水原まで行って、16時44分に出るムグンファ号の1219列車に乗り替え、約90分ほど乗って大田に向かいましたが、夜遅くの列車を除いて優等列車は全て売り切れ。ずっと立ったままでした。

大韓民国の鉄道、2023年夏(続)

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