あの日あの頃 ほぼ同月同日に還る ~30~

2008年10月 四国リバイバルDC急行

国鉄時代から活躍していた、四国のキハ28・58・65が,2008年10月で営業運転を終了することになり、急行(一部快速)として、国鉄急行色に復刻したキハ58+65によるリバイバル運転が行われました。キハ58の前面には、なつかしの「ヒゲ付き」が復刻され、しかも10月、11月の土休5日間、「阿波」「よしの川」「土佐」「あしずり」「うわじま」「いよ」として、四国の各線区で運転される、大盤振る舞いのさよなら運転でした。ヒゲ付きキハ58が、さよなら運転で四国の各線を走った。徳島線下浦~牛島 徳島発阿波池田行き「よしの川」 キハ58293+キハ65293 (2008年10月18日)

この日は、高速バスで鳴門へ向かい、まず池谷へ行く。高徳線から鳴門線を分岐する三角形の駅で陸橋から全景が見渡せる。以前、小さい頃に読んだ、鉄道模型趣味のシーナリーガイドに紹介されたことを覚えている。

 

池谷から少し歩いたところで、本日のリバイバル運転の一号列車、高松発徳島行き「阿波」を撮影。徳島に戻ると、隣接の運転所では、ツアー客専用の撮影会が行われていた。

徳島で合流、同行したのが、鉄道系出版社の編集長として多くのヒット作を生み、昨年にお亡くなりになったOさんと、地元四国で意欲的な活動をされているKさんで、最強の組み合わせとなった。Oさんの「偲ぶ会」が先ごろ開かれ、ゆかりの方々が参集されたが、私も、この時の楽しそうに写真を撮っておられたOさんを思い出した。以降はKさんのハンドルさばきで、徳島線沿いに列車を追う。撮影地の選定は、Kさんにお任せして、まず阿波川島~学で「よしの川」を撮影。私は国鉄時代のミュージックホーン、ヒゲ付きの華やかなDC急行時代は全く知らず、初めて見ることができた。穴吹で追いついて、ホーム発車を撮る。四国独自のヘッドマークも再現された。これは、もとJR東海顧問の須田寛さんが四国勤務時代に考案されたもので、いっさいの装飾を省き、実用一点の本来の識別しやすさを目指したもの。とくに終端駅スタイルの高松駅で、複数の急行が並ぶ場合があり、色分けされて瞬時の識別を目指したと言う。穴吹から折り返し、列車で徳島へ戻ることに。途中の学で1200形と交換。徳島駅のホームから、気動車群を見る、40系、185系が中心だった。▲▲牟岐線、鳴門線はオールキハ40・47編成。

 

 

 

 あの日あの頃 ほぼ同月同日に還る ~30~」への4件のフィードバック

  1. 総本家青信号特派員様
    ピンボケですが1967.12.30のこんな写真がありました。伊予長浜駅を通過する上り「第2せと」ですが、年末の多客時輸送のため6両編成(通常は松山から)になっています。「ヒゲ付」キハ58は、踏切事故対策として特殊警報装置のミュージックアラームを搭載した車両に施された識別塗装でした。12両が改造されていましたが、比較的停車駅の少ない予讃本線の「せと」、「道後」、土讃本線の「南風」、「浦戸」に重点的に運用されていた気がします。

    • 快速つくばね様
      貴重な写真、ありがとうございます。私もたしか「鉄道ファン」で見た記憶があり、調べてみました。1964年7月号に、西尾源太郎さんの記事で写真とともに紹介がありました。つくばねさんも書かれているように、ミュージックアラーム(ファンの記載はミュージックサイレン)の取り付けが先で、その識別のために、“ヒゲ”が入れられたのですね。初めて知りました。

  2. 総本家青信号特派員、
    58系DCは、山陰線の「丹後」や「白兎」、そして四国ではほぼねぐらとしておりましたので、学生時代までなら間違いなく私の乗車距離最長の車両だったと思います。それ故、お写真の2ヶ月ほど前に松山~八幡浜往復のお名残乗車をしてきました。JR四国色、国鉄色のいずれの編成にあたるかは運次第と覚悟を決めていったのですが、国鉄色に無事あたりました。
    貼付写真は、翌日に土讃線の第二吉野川橋梁で撮影したJR四国色の58系です(2008年8月24日、733D)。

    • 四方誠さま
      一昨日の会合では、ありがとうございました。第二吉野川橋梁の美しい写真も拝見しました。この風景のなかに、四国の塗装もよく似合っていますね。でも国鉄の急行色は、さらに映えたことと思います。さらに、ヒゲ付きは、より魅惑的です。四方さんも、やはり名残り乗車をされましたか。国鉄色はさらに印象深い乗車になったことと思います。

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