癒しの島 台湾鉄道2024年春の旅 Part 4 関仔嶺温泉へ行く

第4日目 3月17日

今日は当初再度阿里山へ向かう予定でしたが昨日のロケハンで明日本番はここで撮ろうと撮影場所は決まりました。今日の阿里山は日曜日で込み合うことは必至ですので再度のロケハンは諦めて温泉でも浸かりに行ってゆっくりとしようと予定変更としました。
温泉は初めて台湾鉄路を一周した2009年5/26に訪れて以来の関仔嶺温泉です。台湾の4大温泉の1つで泥湯温泉としても有名で、嘉義駅前からは路線バスに乗って約22㌔、所要時間は1時間20分ほどです。

【 旅行案内所の誤った案内 】

昨夕阿里山から戻った時に嘉義站改札口横にある観光案内所で関仔嶺温泉へ行くバスは何時にどこから出るのか何系統のバスに乗ればいいのか詳しく聞きました。応対してくれたカウンター嬢はメモにも書いてくれてバスは駅前の阿里山行きのバスが出る待合所から出発しますとわざわざカウンター外に出てきて指差しまでして教えてくれました。
しかし私の旅の経験として、『分からない時は複数の人に聞け』との鉄則には反していました。翌日大変な目に会うとは思いませんでした。

▲ 6:30 宿泊していますホテルの朝食は6:30から用意されています。昨日は6時過ぎのバスに乗りましたので食べられませんでしたが今日は8時発のバスですので十分に時間があります。大したものは提供されませんが一応食して出発です。

▲ 6:55 駅に向かいますと 7:10発の阿里山行きのバスには既に50人以上の行列が出来ていました。直前にまだ客も増えますので積み残しが出るのは必至です。次は1時間後の 8:10発ですから待って乗るには忍耐力を必要とします。
私の乗る8:03発のバスは誰も待っていませんが、一緒に気楽に待つことにしました。

8:10を過ぎましたが 7214系統のバスはやってきません。台湾には路線バスがどこを走っているのかわかるようなアプリがあります。アプリを使って探してみましたが未表示で走行を確認できません。これは困ったと思いましたが辛抱も肝心と待つことにしました。

【 嘉義站 観光案内所の職員に騙されたの判明 】
9:00 もう一度タブレットからアプリを立ち上げて9時過ぎに来るであろうバスの現在位置を探します。すると後4分で着くとの表示が出ました。これで一安心とバスを待ちましたが来ません。アプリの表示も消えてしまいました。
もう少し待ったらと我慢しましたが来ません。9:10発の阿里山行きのバスは定刻通りに来て乗客を乗せていきます。1時間前のバスに積み残された客も何とか乗られましたが新たに積み残し客も残し発車していきました。
9:20 既に2時間以上も待っています。我慢できなくなりましたので嘉義站案内所へ行ってみることにしましたら途中で交通部の方と会いました。捕まえて事情を話すと「後站に発車場があるのでは」とチンプンカンな返答です。問い詰めるとようやくバス会社に電話してくれました。返答は関仔嶺温泉行のバスが出るのはここではなく道路を渡って右に100mの所でした。バス停も設置されています。
交通部の方もここまで一緒に来ていただき理解できたようでした。

嘉義駅構内の案内所のお嬢さんに騙されたのがようやく分かりました。
海外へ行った時に道や場所が分からない時には1人ではなく複数、できれば4~5名の現地人に聞くこととの鉄則をいつもは守ってきましたが、親日的な台湾人は別と信じていましたので油断でした。しかし、観光案内所の職員が観光客に嘘を言った結果2時間以上も待たせるとは許せませんね。

関仔嶺温泉から戻ってから改札口横の案内所の責任者を呼び出して事情を説明しましたが申し訳ないと謝るばかりです。そして構内待合所にある案内所につれて行ってくれました。何と改札口横とは別の案内所がもう1つあったのです。日本語堪能な職員もいて事情が分かってきました。
改札口横の案内所は台鉄職員が在籍する鉄道列車の案内所で、嘉義の観光案内所は待合室にある案内所が受け持っているそうです。
しかしそんなことはどこにも掲示してありませんし、どちらにも「服務中心」(サービスセンター)との看板が出ています。一般の站利用客が知っているわけがありません。観光客なら尚更です。日本人客も多く訪れる嘉義です。私のような目に会わせないように案内所の表示と職員の教育を徹底して欲しいと約束して去りました。

▲ 10:05 当日連れて行っていただいたバス停に10時発のバスは少し遅れてやってきました。乗客は私を入れても3名です。関子嶺温泉までの運賃はICカード支払いでNT$22(約108円)と格安でした。

① 嘉義駅前 8:05(嘉義客運)⇒  9:10 関子嶺温泉 
    嘉義駅前 10:05(嘉義客運)⇒  11:10 関子嶺温泉 
▲ 11:05 乗車1時間で関仔嶺温泉に到着です。帰りのバス時刻も1時間ヘッドです。時間を確認してから日帰り露天風呂のある宿屋探しです。
ここに来たのは2度目です。前回2009年は終点まで行かず途中で降りて適当に旅館の温泉に入りましたが入浴中に背に10数か所も蚊に刺され、その内1ケ所は毒でも入ったのか大きくはれ上がって膿んで痒みと共に治療に難儀した最悪の経験がありましたので今回は綺麗で毒虫が出そうでない清潔なホテルを探しました。関子嶺温泉では1、2の新しく大きな旅館「関仔嶺儷景温泉会館」です。入湯量はNT$300(約1,480円)と、そこそこの料金です。水着を着用して中に入りました。

 ▲ 泥湯と言っても底に溜まった泥を塗れるほどのドロドロのお湯ではなく、さらっとしたお湯です。この温泉に浸かっからと言って体中が泥まみれになることはありません。身体を沈めれば肌の色はほとんど見えなくなるくらいの不透明度はあります。

日本統治下時代に建てられた家屋も残っていてゆっくり街を見学もできます。

▲ 13:00 なんか食べてみようかと地元食堂をさがして入りましたが一人での着席は受け付けていません。料理自体が2人以上のコースになっているようです。向かいの店なら麺料理があるよと紹介されて麵屋で昼食です。陽春湯麺(NT$50=247円)を注文、美味しくいただきました。

② 関子嶺温泉 13:35⇒14:40 嘉義駅前  

▲ 13:35 復路のバスは一回り小さなマイクロバスでした。昼間はさほどの利用客はないようです。
嘉義駅に着いてから案内所に行き責任者とのトラブル発生の経緯を説明し、前述の状況となった次第です。

夕食は久しぶりに日本料理が食べたいと探しました。すると文化夜市に近くに海鮮料理屋「虎蔵」を見つけましたので行ってみることにしました。
18:52 タブレットでGoogle地図を見ながら、途中からは地元民に聞きながら辿り着きました。
▲ 注文したのは虎蔵地表最強海鮮丼 (NT$580=約2,842円)です。可愛いお嬢さんが調理しますので期待はしていませんでしたがこれが結構美味しく完食です。
しかし、ジョッキで飲む生ビールが欲しかったのですが瓶ビール(サッポロ生)しかありませんでした。ギンギンには冷えていましたがジョッキで飲む方が美味しいのです。なぜに台湾ではジョッキ入りがないのでしょうかね。まだ一度も出会ったことがありません。

明日はシェイと桜を初めてコラボで撮れそうです。寝坊しないように9時過ぎにはベッドに入りました。  Part 5 へ続く

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