2009年青春18きっぷの旅Ⅳ-Ⅴ Part1 祝時刻表1000号&下灘

祝時刻表1000号!
今日朝のTVを見ていると、4月20日発行の時刻表は、発行されて84年、1000号になったと、特集をしていました。見られておられない方のために、知られていないエピソードとして、

① 間違えが、あってはならない書籍なので、校正が大変ですが、未だ、間違えはない。
② 時刻情報は、増える一方だが、重さは、変わっていない。これは、第3種郵便としての認可範囲の1kgを超えないためです。
③ また、超えないための苦労として、紙の厚みを薄くしている。
④ そして、紙を薄くすると、透けるといった新たな問題が生じる。このために、両面印刷の際に、表裏の印刷をダブらせて揃える事で、見えにくくなるのを、防止する対策をした。お手元にある時刻表を、透かせて見てください。確かに、外枠が、裏表とも揃っています。
⑤ 表紙のデザインは、日本の鉄道を続けているが、ただ、ソウルオリンピックの1回のみ韓国の鉄道を題材とした。

今では、インターネットで検索する事が、多くなったので、発行部数も最盛期の250万部から15万部へと減少した等々、以上の事を放映していました。 私も。以前は毎月買っていた時もありましたが、会社でも買っているのと、だんだんと高くなったので、今では、3月の時刻改正と、青春18きっぷ利用時しか、買うことがなくなりました。 しかし、旅に出る際には、パソコン、デジタルカメラと同等の重さになる時刻表は、ずしりと重く、老体にはこたえます。

夕陽が見える海に、最も近い駅の下灘駅から見る夕陽

夕陽が見える海に、最も近い駅の下灘駅から見る夕陽

 

放映で気になったところが、もう1つ。報道関係者には、祝1000号と印刷された、桐箱に入った時刻表が、配布されています。これって、やはり欲しいですね。

前置きが長くなりましたが、四国から帰宅した深夜は、バタンキューでしたが、翌朝起きる頃には、菜の花が咲き並ぶ予讃線、下灘駅での夕陽、四万十川の桜、行かなかった伊予電郊外線の事が、思い浮かび続けます。満開の桜を題材にするには、時間がありません。再度の旅立ちへの用意をしていました。 そして、桜が散るまで、思った写真が取れたと、納得いくまで、2回に渡って、四国参りを繰り返しました。

① 長岡京6:17(快速705M)→6:45大阪 221系6両 平日は、満席です。
② 大阪6:52(新快速)→7:54姫路 223系12両 始発ですが、立ち客もでます。
③ 姫路8:00(1309M)→9:27岡山 115系4両 別ホームです。遅いと、立ち客です。
④ 岡山9:32(快速マリンライナー)10:10坂出 223系6両 ゆっくりで大丈夫。座れます。
⑤ 坂出10:21(125M)→11:13観音寺 121系4両(113系の運用もあります)
⑥ 観音寺11:40(1121M)→12:44伊予西条 7000系2両
⑦ 伊予西条12:52(537M)→15:07松山 7000形1両

⑧ 松山15:35(925D)→19:30宇和島 キハ185系2両  以前の特急車両です。

以上が、基本的なルートで、8列車を乗り継いでの、13時間13分の所要時間です。運賃は通常、7070円ですので、十分に元は取れています。実際は、途中の串駅、松山駅で、一時下車して、下灘駅付近での撮影をしました。

夕陽の駅 『下灘』

夕陽の駅 『下灘』しずむ夕日 下灘駅

下灘駅

下灘駅

串~下灘

串~下灘  4926D

下灘駅に入線する929D

下灘駅に入線する929D下灘駅

土佐上灘駅に到着する928D

土佐上灘駅に到着する928D

土佐上灘駅に到着する928D
向井原~高野川  4923D

向井原~高野川  4923D

向井原~高野川 919D

向井原~高野川 919D

高野川~向井原 4644D

高野川~向井原 4644D

高野川~伊予上灘 

高野川~伊予上灘 4917D

伊予上灘~下灘 925D

伊予上灘~下灘 925D

2回目の出発は、天気予報を見てから、4月2日の出発としました。車窓からのロケハンでは、実際に現場に行くと、足場が確保できなかったり、電線が邪魔になったりと、撮影に適しているかどうか分かりません。 順光か逆光になるのかも、心配なところです。桜咲く頃の春霞も、大きな問題です。

松山からの列車は、下灘駅の1駅先の串駅で降りました。1986年(昭和61年)に、内子線が開通して以来、優等列車は、全て向井原駅~伊予大洲駅間の短絡ルートに運行変更されました。普通列車のみのローカル線と化したこの区間は、コンクリート枕木もロングレールもありません。 枕木間のピッチは、歩幅にぴったりです。列車時刻を再確認後、久方ぶりの、木製枕木を踏みしめる感触を確かめながら、下灘駅に向けて歩き出しました。

関西では、こんな事は出来ません。時折、山に登って、撮影可能かを探しますが、中々見晴らしが良い場所は、見つかりません。あっても、家々、電線、木々や雑草が遮ります。綺麗な青い海、海岸線、満開の桜、夕陽と材料は揃っているのですが、車窓から見る絶景をうまくファインダー内に収めるには、非常に難しい場所です。 結局は、下灘駅まで歩いてしまい、また逆行して駅近くで、撮るはめになりましたが、夕陽と列車の露光が、合いません。

翌日は、レンタカーで、予土線撮影後に引き返して挑戦しましたが、天候が予報より悪化して、曇天模様となりました。

喜多灘~串 4926D

喜多灘~串 4926D

串~喜多灘 927D

串~喜多灘 927D

4月7日からの3度目の挑戦では、松山でレンタカーを借りて、機動力での撮影地探しを続けましたが、頭に描いた光景を、実現するに至らずでした。しかし、走り回っての、土地勘も出来ました。この悔しさをバネに、来春は万全の用意を持って、後は好運に恵まれる事を祈って、リベンジを誓いました。 Part2 へ続く

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