6月の写真展への出展作品の選考が終わると、またどこかへと、行きたくなりました。気候が、丁度良い韓国鉄路か、2年ぶりの台湾鉄路にするか、迷っていました。どちらも、グルメも満載で、甲乙つけがたいと、ホームページを見ていたら、台湾鉄路の平渓線に、1年に2回しか走らないC124が、5月21日に走行するとの記事を、見つけました。プラチナチケットです。これは、乗ってみたいと、申込締切後でしたが、試しに、インターネットで申し込みをすると、キャンセルが出たのか、OKの返事が出ました。ラッキーです。これで、目的地は決まりました。出発まで、もう数日しかありません。阿里山森林鉄道にも行ってみたいので、航空券、鉄路切符とホテルの手配も、インターネット予約しました。
第1日目 5月20日
今回は、時間がたっぷりとあります。関口知宏流に、『台湾鉄路全線乗車の旅』、全島に残る『トロッコ鉄路乗車の旅』と、『温泉・夜市のグルメを食する旅』と、盛りだくさんの旅を、目指しました。
台湾には、便利な鉄路周遊券がある。ただ、あらかじめインターネット予約をしないと、購入できないと、台湾観光局から聞きました。しかし、購入方法は、英語と中国語しか、案内説明文がありません。残念ながら、私の語学力では、何度試みても出来ません。得意の『現地、ぶっつけ本番』にしました。いざとなれば、何でもやってやる。好奇心、行動力、度胸と、思いっきりだけが、得意です。と、張り切っていたら、出発前日に、C124観光列車の切符OKは、間違いでした。いただいた費用は、返金しますとの、メールが届きました。
もう全ての手配は、完了しました。今更、中止や変更は、出来ません。仕方がない。SL撮影に切り替える事にしました。新型インフルエンザが、蔓延の兆しを見せ始めた5月20日、出発しました。久しぶりの通勤電車は、全員がマスク着用していて、異様な光景です。SARSで、強制送還になって、中国から、搭乗した機内を思い出しました。
関西空港でいつものように、横席ロックを申し出ましたら、今日は、満席ですとの返事です。ガラガラの中国線とは、全く違います。約2時間のフライトで、台北空港に到着。台北バスターミナル直行のリムジンバスで、市内へと向かいましたが、なぜか、運転手は、乗客に目的地を尋ねます。何と、目的地近くまで行って、降ろしてくれます。私は、最後の客でしたが、宿泊ホテル近くまで行って、路を案内してくれました。しょっぱなから、『台湾人は、親切だなあ』と、印象を持ちました。
チェックイン後、直ぐに阿里山への切符を予約しておいた旅行社へと、MTR駅に向かいました。前回買っておいたMTRのICカードは、2年経過しても、まだ使用できました。
旅行社に着くと、日本人女性が対応してくれました。台北から嘉義までの『自強号』の切符は、今渡すが、阿里山鉄路の切符は、現地からの郵送が間に合わなかったので、嘉義駅出口で、渡すとの事です。現地担当者の名前と、人相を聞いてから、今度は、台北駅に向かいました。
まずは、時刻表の購入ですが、前回購入出来た台北駅構内の、セブンイレブンでは、『没有=ない』の一言です。では、どこで売っているか質問しましたが、『不知道=知らない』です。
仕方ありません。駅構内を見渡すと、案内所がいくつもあります。近い案内所で、聞いてみましたら、『日本人か?』と、日本語で聞き返されました。時刻表が欲しいというと、引出しから、出してくれました。以前、車掌からもらった同じ、鉄路員専用です。周遊券についても聞くと、『34番窓口に行きなさい』と、案内してくれました。
わずか、1200元(約3,600円)にて、購入出来ました。新幹線は、別会社ですので、乗車できませんが、有効期間は、2ヶ月間。使用期間は、15日間。7駅の途中下車可能です。後は、周遊ダイヤの作成です。
事前に台湾鉄路のホームページから、検索調査はしておきましたが、間違えないかどうかは、現地で調べなければ分かりません。経験上です。やはり、もらった時刻表とは、違っています。本当は、どっちなのか? 窓口で、聞くしかありません。今回のルートは、既に阿里山鉄路に乗車するために、嘉義までの切符は旅行社で、購入済みです。行程は、
①台北→平渓線SL撮影→十分駅下車→台糖媒礦トロッコ→台北
②台北-(西部幹線)→嘉義→阿里山鉄路乗車
③阿里山→嘉義
④嘉義→烏樹林トロッコ→台糖渓湖トロッコ→嘉義
⑤嘉義→関子嶺温泉→高雄MTR
⑥高雄-(新幹線)→台北–(白いカモメ)→花蓮
⑦花蓮-(東部幹線)→高雄→台中
⑧台中→集集線→二水鉄路公園→彰化機関区→台北
⑨台北→新竹駅→苗栗鉄路博物館→内湾線→台北
⑩台北→烏來トロッコ・温泉→台北
かなりの欲張りハードスケジュールです。蒸し暑い台湾です。体力勝負になりそうです。
問題は④のトロッコ鉄路です。駅前から、発着していません。インターネットで見た訪問された方の記事も、バス路線が分からず、下車する駅も分からずで、苦労されています。果たして、土地勘も言葉も分からずで、行けるかどうかは、全く自信はありません。
周遊券購入後、⑥の台北から、⑧までを、乗車することにして、指定券と、明日行く平渓線の、一日乗車券をを購入しました。
この後、台湾新幹線の台北地下駅に行き、左營→台北の乗車・指定席券を買い求めました。空いているので、エコノミーでも良かったのですが、ここは、奮発してビジネスクラスにしましたが、代金は1,950元と、周遊券より高くついてしまいました。これで、現地での準備は、出来ました。既に18:00になってしまっていました。ホテルに戻って、シャワーでも浴びてから、西門夜市で美味しそうな料理を、探すことにしました。 Part 2へ続く