JR東日本からキハ30など6両が入線したのが本年7月10日。猛暑続きだったため様子を見に行くのをためらっていたのですが、昨日(8月27日)久しぶりに水島に出向きました。もうひとつの目的は東水島線で貨物列車を撮ることでした。丁度12:00頃に西岡山からの3093レが水島から東水島線に入ってくるので 少し早めにロケハンしていると東水島からDD501の単機回送がやってきて、あわてて撮影。早朝に東水島に着いた3091レの機関車の回送なのか、試運転なのかは不明です。
本命の3093レは定刻12:11にゆっくりと東水島に到着。牽引機はJR貨物のDE101164[岡]。到着後すぐに機回しと入換えを行う。すべてコキですが、コンビナート内の貨物駅らしくケミカルタンクやホッパーコンテナも数多く積まれていました。車票には越谷、北九州などの発駅名が見えました。東水島貨物駅の ポイント切換はすべて手動のため、連結、解放作業とポイント切換作業のため作業者2名が機関車に便乗してきました。
14:21の発車まで時間がありますが、この間に西岡山から8097レが水島貨物ターミナルに到着するので、一旦水島貨物ターミナル方面に戻って待つことにしました。しかし定刻になっても来ないし 列車番号が示すように臨貨なので今日は無しと諦めて、東水島から戻りの3092レを東京製鉄横で待つことにしました。
3092レを撮ったあと 機関区のキハ30たちの様子を見に行きました。車庫内ではキハ371002が塗装中でした。残りの5両は庫外にいて、キハ372とキハ381002は扉や窓を開け放して内装工事?中、キハ3098、キハ30100、キハ381003は元の姿で留置されていました。これら6両が改装されて運用につくのは来年3月末だそうですから 改装工事は始まったばかりのようです。
ところで先輩格のキハ20たちですが キハ20513が見当たらなかったのですが その他の4両は確認できました。
国鉄色の2両はラッシュ時の運用から戻ったところのようで、ドアを開け放して留置されていました。このキハ20たちにはエアコンが無く、留置しておくと室温が上がり過ぎるのでドアを開けてあるのかもしれません。今度やってきたキハ30たちもエアコンが無いので エアコンを取り付けるのかが気になります。
機関車の方ですが DE701,DD506は見ましたが 4年前には放置されていたDE101055、DD504の姿はなく ワフ16も姿を消していました。久留里線からやってきた6両が現役に就くと 次はキハ20たち先輩が身を退くのでしょう。
ともあれ中国地方の非電化私鉄は智頭急行、若桜鉄道、井原鉄道、錦川鉄道と水島臨海鉄道の5社になりましたが 貨物輸送を含めて元気で活気があるのは水島ぐらいでしょう。これからもがんばってほしいものです。
国鉄転換と、助成で開業した智頭急と井原鉄道をのぞくと、昭和40年代以前からの純然たる非電化私鉄は、本当に貴重になったと感じます。片上鉄道と岡山臨港や、井笠が走っていたのは遠い昔になりつつあります。
水島臨海は昔から国鉄払い下げ車が好きで、昭和49年頃に電車のクハ16を手に入れたけれど、気動車が引くには重過ぎて、結局潰した記憶があります。
当時本線を走る急行「山陽」の窓から写していますが、それも懐かしい思い出です。
K.H.生さま
またしてもすばやいコメントありがとうございます。倉敷市営水島鉄道時代から何度か訪ねていますが、行く度にメンバーが入れ替わっていました。クハ16もいましたね。今回はクルマで行きましたが、DCに乗ってみると結構外国人が乗っておられます。研修名目で働いておられる外国人の方々が自動車運転免許を取るのは容易ではないので 公共交通機関の利用が多いのでしょう。水島臨海沿線には自動車関連など中小企業も多く、駅の数もそこそこ、列車本数も多いので倉敷に出たりするのによく利用されているのだと感じます。高架区間は増えましたが 昔ながらの地上区間もあり軽快なエンジン音を楽しめます。非電化私鉄万歳!です。