水島臨海鉄道の近況

水島臨海鉄道は旅客列車、コンテナ貨物列車が数多く運転されており、工業地帯なので 風光明媚な撮影地はありませんが、元気な非電化私鉄です。クローバー会の木次線ツアーに先立って T氏、I氏をお誘いしてレンタカーで水島臨海鉄道を訪ねることにしました。この日は平日でしたので、朝夕の通勤通学時間帯にディーゼルカーの2連が走るので 御両名に合流する前に 朝の2連を狙うところから撮影開始です。

平成29年4月7日8:16 倉敷市駅に到着した12レ MRT306+MRT301

倉敷市駅に列車が到着するとホームは人であふれ 岡山方面に向かう乗換え客も多いようでした。MRT306の行先表示は「三菱自工前」となっていますが倉敷市駅到着前に早々と表示変更したようです。昼間の列車の大半は水島止まりで、ひと駅先の三菱自工前まで行く列車は朝夕が中心です。

倉敷市駅の次 球場前へ移動して数本を狙うことにしました。球場前に着くと、前夜岡山で泊まられて早朝出撃されていたI氏がすでに活動中でした。単行の14レ、13レを撮り、次は2連の16レです。

球場前にて16レ キハ30100+キハ38104

うれしいことにキハ30100がやってきました。全国で現役で走っているキハ30はこの倉敷のキハ30100だけになってしまいました。水島には同じくJR東から来たキハ3098がいますが、これは部品取り用となっていて走ることはありません。早起きは三文の徳、いやキハ三十の徳です。折り返し15レを撮って 次の18レで倉敷市駅に戻ることにしました。

球場前にて15レ キハ38104+キハ30100

球場前到着の18レ MRT305+MRT303

さてこのあと京都から到着されたT氏と倉敷駅前で合流して レンタカーで水島方面に向かいました。T氏はこの鉄道が倉敷市営水島鉄道と呼ばれていて、蒸機や木造客車がまだいた時代以来の訪問、I氏は初めての訪問ということですから まずは車両基地がある倉敷貨物ターミナルに向かいました。先ほど球場前で写したキハ30も朝のお勤めを終えて休憩中でした。

水島色のキハ37101+キハ37102

すると機関区からDD501がヤードに出てきて転線し、貨物ターミナルに留置中のコキの先頭に連結されたのがわかりました。

入換え中のDD501

現在水島臨海鉄道で荷扱い(コンテナ乗せ降ろし)する駅は倉敷貨物ターミナル駅と東水島駅の2駅です。最新のJR貨物時刻表によると

岡山(タ)←→倉敷←→水島←→東水島     定期貨物列車3往復                 岡山(タ)←→倉敷←→水島←→倉敷貨物(タ) 臨時貨物列車1往復

が設定されています。倉敷貨物ターミナルで扱うコンテナの中には隣接する三菱自動車水島製作所で生産された軽自動車をここでコンテナに入れて運ぶこともあるようです。荷扱い量はJR岡山ターミナルからJRのDE10が乗り入れて 日に3本もの定期列車が設定されている東水島駅が圧倒的に多いようです。

さて先ほどのDD501ですが 数両のコキを従えて発車する気配です。定期も臨時も貨物列車はJRのDE10が牽くはずですから、本線上をDD501が走るのは 倉敷(タ)←→水島(機回し)←→東水島 の区間運転であろうと推測しました。水島臨海鉄道の線形はY字型です。ふた股に分かれるのが水島駅です。機関車単機なら水島駅での折り返しは簡単ですが、コキをつないでいると機回しが必要で少々時間を要する筈です。そこで東水島駅へ先回りすることにしました。我々が着くと同時ぐらいにDD501が数両のコキを従えて東水島に到着しました。

東水島駅に到着したDD501  軽トラはポイントマンの移動手段

機関士の他に機関車に乗って来たのがコキの開放、連結作業を行う作業員、そして広い構内に点在する手動ポイントを切り替えるために軽トラで走り回る作業員の3名が無線連絡しながら、手際よく入換え作業を行います。東水島発の定期列車に倉敷貨物ターミナル発のコキを併結したようです。しばらく入換え作業を見ていましたが、軽トラの作業員の姿が消えて もう一人も機関車に乗り込んだので 入換え作業終了のようです。多分 単機で機関区に戻るようなので また先回りして待つことにしました。

単機回送のDD501 東水島・水島間 東京製鉄正門前

東京製鉄の正門前の警報機が鳴りだし、製鉄所の守衛さんも踏切脇に出てきて通過を見送ります。我々もすぐにクルマで三菱自工前へ急ぎます。単機ですから水島での折り返しはすぐなので、間に合わないかと思いましたが、何とか先回りできました。

三菱自工前駅を通過して機関区に向かうDD501をうしろから

さて次が本命のDE10牽く定期コンテナ貨物です。クルマは重宝なのですが、少しの間 どこに駐車しておくかということが市街地の場合問題です。幸い東京製鉄近辺が駐車も長編成の撮影にも適しているので、ここで待つことにしました。

東水島行き 3093レ DE101614

20両近くのコキを連ねた長編成がゆっくり通過してゆきました。また東水島へと追いかけます。

入換え作業中のDE10

DE10が入換え中は コンテナを陸送する大型トレーラーは衝突防止のために入構禁止で 周辺の空き地や道路で待機です。その間はフォークリフトが「進入禁止」と大書きされたコンテナを踏切前に置いて、遮断機代わりにしています。発車時刻も迫って来たので、また東京製鉄正門前で待つことにしました。

東水島発岡山ターミナル行き3092レ DE101614

13時を過ぎて おなかも空いてきたのでここで打ち止めとしました。DE10の定期貨物はほぼ間違いなく撮影できますが、DD501の牽く区間貨物や単機回送が撮れたのはラッキーでした。

なおその他の車両ですが、DD506はボンネットが屋外に置かれていたのであるいは廃車かと思いましたが、機関庫内で検修中のようでした。DE701もボンネットの点検蓋を開けたままで機関区内を移動する姿が見えました。キハ20321は去る3月19日にお別れ運転を済ませて 部品取りのキハ3098と同様に留置されていました。

午前中だけの撮影でしたが その成果に満足して次の訪問地 下津井に向かいました。

2 thoughts on “水島臨海鉄道の近況

  1. 西村様、今回は大変お世話になりました。
    さすがに蒸機の走っていた当時は知りませんが蒸機の廃車体がまだ残っている時代以来の訪問です。緻密なスケジュールのおかげで思いがけないほどの体験が出来ました。ありがとうございました。また連れて行って下さい。

    • T様
      DD501の臨時貨物など思いがけない成果がありました。また木次でも多くの思い出ができました。堀江氏がつくづくうらやましく思うと言われるクローバー会の雰囲気を今回も有り難く感じました。クリームパン談義も鉄ちゃんの会話とも思えぬ盛り上がりでしたね。三原の例のクリームパンをお送りしましょうか?あるいは京都で探されますか?またどこかでお会いする日まで どうぞお元気で。

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