2016年12月に「[79165]下津井は生きていた」を投稿しました。この訪問の際には フェンスの外から車両達を撮影したのですが、今回は予め「下津井みなと電車保存会」に見学依頼をして、車内も含め丹念に見学させて頂きました。今回はT氏、I氏と一緒に水島経由の訪問です。
下津井駅跡に並ぶ車両達の配置はこのようになっています。
下津井みなと電車保存会は 毎月第2日曜日と第4土曜日が現地での活動日だそうですが、我々の平日の訪問に対して快く対応して頂きました。保存会の若い会員の方が笑顔で我々を迎えて頂きました。
実はクハ24とホカフ9の2両が下電ホテルに移設されることが決まっています。ホテルに移されてからは クハ24がカフェレストランに、木造のホカフの妻面に貫通路を穿ってクハ24との往き来ができるように並べた上で ホカフが調理室になるそうです。そんな計画もあるため、クハ24とホカフ9を優先的に整備されているようでした。
瀬戸大橋の開通に伴って昭和63年にアルナ工機で観光電車として新造されたクハ2101+サハ2201+モハ2001がきれいな状態で保存されています。
「赤いクレパス」号という愛称の両運のモハ1001は「落書き電車」になっています。
保存会で実質的な活動をされているのは数名だそうです。肝心の下電さんは車両の保存活動には腰が引けているらしく 会員の方々の苦労が偲ばれます。数人のボランティア活動でよくここまで整備されていると頭が下がる思いで 下津井をあとにしました。我々の無理なお願いにもかかわらず ご対応頂いた保存会の皆様に感謝申し上げます。