第8日目 8月3日 その3 タクシマド製糖工場 夜撮編
▲ イスラム教徒は、ラマダン期間中の日の出から日没までの間、飲食はしません。飢えを経験することで食べ物のありがたみを身をもって知り、自らが恵みを受けていることを感謝する事に行う意味があるそうです。
16:44、ボチボチ日没が近づいてきました。チマキや焼き鳥やらの食材、ソースを入れた大きなトレイを頭に乗せて、おばちゃまが歩いてこられました。カメラを向けると、珍しくはにかんでおられます。直径約70㎝はある丸いトレイです。真っ直ぐに歩かれるバランス感覚は、抜群です。姿勢良く歩くスタイルは、日本の女性も見習うべきかも・・・。
15:18、TJさんとIMさんを、お見送りしてから再びタクシマド製糖工場に戻りました。
これから夕刻の『ギラリ』と、日没後の『花火』を期待しての夜撮開始です。
▲ 17:15、夕陽がどこに沈むのか?、光線の具合はどうなるのか?、様子を伺いながらしばらく待ちました。
▲ 『ギラリ』を期待しましたが、この日は日没間際に夕陽が雲間に吸い込まれていきました。
▲ 17:29、ギラリは見えませんでしたが、夕陽が沈んだ直後には、美しい夕焼が一瞬見られました。
▲ 積替え場の照明灯も点灯されました。夕闇が迫ってきます。
▲ 18:32、『花火』を期待しての夜撮の開始です。
発車間際、空転が発生して花火が見られました。
【DATA】 NikonD800E、VR28-300㎜、
焦点距離72㎜、AF-C、3Dトラッキング、手振れ補正OFF、
三脚固定撮影、F8、1/2.5秒、
マニュアル露出、-0.7段、ISOオート2500、色温度10000K
▼ 6号機も続いて発車しましたが、花火にはなりません。
【DATA】 カメラ・レンズ同様、焦点距離48㎜、AF-C、3Dトラッキング、手振れ補正OFF、三脚固定撮影、F4.5、1/4秒、マニュアル露出、-0.7段、ISOオート2200、色温度10000K
▼ 18:39、最初の花火を演出しての力行は、5号機でした。
【DATA】 カメラ・レンズ同様、焦点距離82㎜、AF-C、3Dトラッキング、手振れ補正OFF、三脚固定撮影、F5、1/4秒、マニュアル露出、-0.7段、ISOオート3200、色温度10000K
【DATA】 F5、1/2秒、ISOオート1800、他は同様
【DATA】 F5、1/3秒、ISOオート2500、他は同様
【DATA】 焦点距離28㎜、、F4.5、1/13秒、ISOオート6400、他は同様
▲ 見事な『花火』を見せていただきました。とにかく暗いので、その都度シャッタースピードを変えながらのショットです。ピント合わせはカメラに任せたオート、三脚固定の撮影でしたのでブレずには撮れましたが、後はレンズがもう少し明るければ(F2.8)、シャッタースピードをは2段階は速く、または解像度(ISO)を低くできたと思えます。持ち駒では、精一杯と言ったところです。
18:45、待望の6号機が単機でやってきました。
スイッチバックで、積替えヤードに消えていきましたので、満載ローリーを牽引してくるだろうと万全の態勢で待ちました。
▲ 19:26、期待通りに満載ローリーを牽引してきますが、照明の下に来る前に絶気です。中々こちらが思っているようにはいきません。
その後も蒸気機関車は来るのですが、見事な花火にはなりませんでした。難しい・・・。
20時過ぎまで挑戦を続けましたが、昨夜同様の作業交代時間になりました。もう1時間以上は動きません。相談の結果、そこそこの成果は上がったので、今回はこれで切り上げようと結論が出ました。
21:10、この日の夕食はソロ市内の立派な中華料理屋で飲茶でした。
料理は、食べるのに集中していて忘れました。
明日は、午前中はゆっくりしたいと身体が申していますので、本隊と離れて街をのんびりと散策することにしました。
今夜は相部屋だったIMさんが帰国されましたので一人部屋です。1週間ご一緒でしたのでちょっと寂しい気がしましたが、入浴後は爆睡でした。 Part16へ続く