第3日目 4月10日
6:40 昨夜潮騒を聞きながら就寝した時は、暖かかった車内も朝方にはぐっと冷えて5℃近くになっています。天気予報どおり風が出てきて沖合は白波が立ちだしました。朝は快晴ですが、昼前には雲が空を覆うそうです。
今回の旅は、桜を追いかけてが目的ですが、もう1つ花粉症に苦しんでいますので、潮風が吹く場所の方が過ごしやすいと避難目的もありました。
今日は、自宅にいる時同様に車内でTVを見ながらPCを開いてゆっくりとした朝の時間を取りました。
10:18 KTRのHPでは、「リゾート地の玄関口にふさわしく、青い空と海に映えるパステルカラーのペンション風駅舎」と紹介されている丹後神野駅に、到着。京都府内のKTR各駅は、創業時に国鉄時代の木造駅舎を所在地の市町村負担で改築しています。
この辺りは桃や梨の果実栽培が盛んな地域です。桃や梨の花も開花を迎えていますので沿線でどこが多いか駅員さんに聞いてみました。すると今まで探していた木津温泉~丹後神野ではなく、丹後神野~甲山が多いと言われます。教えていただいた通りに甲山方向への踏切手前を右折して農道を進みますと、満開の果樹園が広がっていました。
▲ 丹後神野~久美浜の撮影地 今回掲載していない④は、こちらをご覧ください。
⑤と⑥はこちらを、③についてはPart4でご紹介します。⑦は丹後神野駅網野寄りに桜の木があります。桜を入れて入線光景を撮る事が出来ます。(未掲載)
▲ 10:35 果樹園では受粉作業をされておられる経営者の方にご挨拶とお断りを入れてから果樹園内に入らせていただき撮影です。
白い花は梨の花、ピンクは桃の花です。ほぼ満開に近いようですが、木々全体が桜ほどに花で大きく囲まれていませんので、上手くアングルをさばけません。青空が消えて天気予報どおり雲が立ち込めてきました。苦慮していると、有線放送のキャスターが来られて取材を受けました。私もKTRの現状について地元の方からのお話をお聞きできました。
[googlemap lat=”35.62574510821951″ lng=”134.92696478962898″ align=”left” width=”300px” height=”150px” zoom=”16″ type=”G_NORMAL_MAP”]35.625745,134.926965[/googlemap]▲ 11:13 丹後神野~甲山 撮影地①
豊岡行き227D、706号。線路の両側に果樹園が広がっていますが、花を入れてのアングルは難しい課題でした。
▲ 12:38 撮影地② ホームの桜が綺麗な甲山駅に来て見ました。先ほどの折り返し西舞鶴行きの706号車です。
ここでは、餘部鉄橋に魅せられて8年間に300回以上も通いつめたという和田山住在のHさんとお会いできました。俯瞰撮影がお好きなようで、餘部鉄橋周りの山は道があろうがなかろうが片っ端に登ってみた。時にはサル、鹿や猪に遭遇することもあった。熊も生息しているので目撃情報があった日は登るのを中止した。しかし、大丈夫と登った時でも木に目新しい熊の爪痕を見つけた時は不安に駆られた等々のお話をお聞きさせていただきました。
▲ 13:32 豊岡行きの231Dが入線してきました。ラッピング車両の709号車です。
▲ 14:26 西舞鶴行きの丹後あかまつ2号。
列車が来ない間は近くのロケハンを続けていましたが、中々新たな撮影地を見つけられません。見つけられても完全逆光だったり、電線が邪魔をします。
和田山のHさんに近くで桜を入れて俯瞰できるお勧め撮影地をお聞きしますと。「山陰線にはなるが柴山駅が丁度見頃を迎えているはず。道路が良くなったから1時間もかからず着けるよ。.」と教えていただきました。ちょっとKTR撮影に飽きてきていましたので、それなら行って見るかと向かう事にしました。
▲ 16:48 JR柴山駅までは約38キロ、途中ロケハンと居眠り休憩をしましたので約2時間20分もかかりました。ノンストップなら1時間弱の行程です。
▲ 16:55 到着してすぐに突然無人駅にアナウンスが流れてキハ189系、特急はまかぜ6号が通過していきました。静かな山間の駅の初印象でしたので、びっくりしました。
▲ 17:42 和田山のHさんに教えていただいた帰仰寺墓苑を上ると柴山駅を俯瞰できました。日差しのない日没間際になってきましたので、色温度を上げての撮影でした。ぶんしゅう7号は、丁度帰仰寺から出て来られたご家族の許可を得て駐車場に置けました。
▲ 17:52 香住~柴山 トンネルを出る182D、キハ47-1(タラコ)+キハ47-5(播但色)の2連です。
ここまで来たら余部鉄橋はすぐです。新橋に付け替えられてからはまだ行っていません。香住で夕食とビールを仕入れてから「道の駅 あまるべ」へと向かいました。今夜も潮騒を聞きながらの就寝です。