阪急655~657

終戦後の国鉄には、多くのAFC、進駐軍用優等列車が走っていました。写真は佐竹さんの作品に多く紹介されています。でも私鉄の、それも阪急にもあったとは知りませんでした。これは沖中さんか藤本さんの分野でしょうな?
私には、横からチョコッと見える国鉄三宮駅上りホームに止まっているオハ35のほうが魅力的です。

ところで「関三平先生のトークショー」が阪急うめだ本店で開かれるそうです。10日14:00から9階「鉄道模型フェスティバル」会場で、無料です。ご参加を!

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阪急655~657」への4件のフィードバック

  1. 老人が進駐軍専用車があることを知ったのは奈良電でした。1024号1両で、田舎に行くときに奈良電ホームで気付きました。扉横の大きな黄色のマークに引かれ、入口に立つ憲兵?さんに入りたいとパントマイム。中には入れませんでしたが、覗き見だけはできました。別にほかの車両と変わったところなく、後で兄に聞いてみたら大久保の元飛行隊兵舎を接収したので、それ行きの臨時電車用だろうと言われました。それとは別に省線電車では豪華なクロハ67?やったかな、が2両、関西にありました。老人が知ったのは小学校4年の時で、3番線(省線電車折り返し専用線)でしゃがみこんで出入りの電車や汽車を眺めていた時の事です。当時、寺田さんと言う駅員さんにクロハが入線した時に教えてもらいました。羽村さんが残したセミ版に写真があります。総本家さんが投稿してくれるとうれしいのですが・・・・・・。

  2. 長老様、
    ありがとうございます。
    この時期の写真となると、年齢的に見た方はともかく、撮った方は少ないと思います。
    この際、写真と共に私鉄の進駐軍専用車両の解説をして下さい。

    • 老人はこと汽車や電車については小さい時のことを比較的覚えて居るつもりですが、進駐軍の電車となると当時の行動域からすれば奈良電、省線東海道線、阪和線ぐらい(天王寺に親類があった)で、阪急や新京阪で走っていたことは知りませんでした。
      進駐軍電車が走っていたのは道路整備の遅れていた地区で、大津の駐屯地と京都は京津国道ありでキャブオーバーのバスが走っていました。甲子園にも駐屯地がありましたが、阪神国道が整備されておりバス天下でした。京阪沿線は駐屯地なく電車のお呼びなしでした。近鉄沿線は農村地帯で駐屯地はなかったと思います。奈良線には接収したホテルとの連絡用に450型が黄色の丸印付けたのがあったのを覚えています。南海はどうだったか覚えていません。サンフランシスコ条約調印と共に進駐軍電車は消えました。後で知ったのですが、奈良電の1024号は貴賓車であったとかで、日ごろは新田辺車庫の建屋に秘蔵されており、庶民の目に触れていなかったそうです。

  3. 進駐軍貸切専用車
    交通年鑑1947年版に「地方鉄道、軌道ニ於ケル進駐軍貸切専用車現況表」がある。定山渓鉄道、花巻電気鉄鉄、東京急行電鉄、西武農業鉄道、東武鉄道、江ノ島電気鉄道、富士山麓電気鉄道、名古屋鉄道、京阪神急行電鉄、土佐交通、西日本鉄道、大分交通、鹿児島市の13鉄軌道、16区間に専用列車が運行されたとある。実施の最も早いのは、拙著『花巻電鉄』RM LIBRARY176号にも記した花巻鉄道線で1945年9月24日、毎日3往復というから、米軍進駐(とは日本側の負け惜しみ表現で、実態は100%占領)後僅か1か月足らずであった。
    兵士の一般交通や保養施設のための特別列車=超満員の一般列車で日本人との混乗を避けたものである。いずれも特別に整備された車両が充当され、ガラ空きでの運行が共通している。京阪神急行では夙川-神戸(三宮)間毎月曜日1往復、1946年2月1日実施とある。土佐交通、大分交通、鹿児島市は路面電車であった。
    大津の米軍キャンプから京都までは専用バスが運行され、当初は乙訓ご老人指摘の通りだが、その後確かいすゞだったか新製のバスにより、POST COMAND BUSとして、日本人運転手により定期運行されていた。京津線がしょっちゅエンコし、ずらりと電車が数珠つなぎに止まって、乗客があきらめ顔で開通を待っているとき、完全に空っぽだったこのPOST COMANDバスの運転手が独断で、我々を乗せてくれたことがある。当時見たこともないバスでのクロスシートがまぶしかったのが忘れられない。蛇足だがかの小佐野賢治率いる国際興業は、米軍専用バス運行から数々の利権を得、大きく成長した会社である。

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