9月29日にM重工三原の試運転線をご紹介しましたが、10月2日に正式に完成式が行われ、報道陣にも公開されたようです。昨日のNHK広島のローカルニュースでも流れ、今朝の中国新聞にも記事が載りました。たまたま先日私が山から眺めたのは このお披露目のための試走だったようです。
試運転線は1067mmと1435mmのデュアルゲージです。またこの新聞記事では試運転線のことより 同時に発表された高速型のゴムタイヤ式車両を優先的に写真入りで紹介しています。この車両も先日 山から写していましたので ご紹介しておきます。
朝日新聞にも掲載されていました、かなり本格的な施設ですね。10年以上昔に阪急神戸線から見える伊丹製作所の敷地内に新交通システムの実験線路が敷かれていたのが思い出されます。
朝9時ごろにコメントをいれました。その時は受付けてくれましたが、今開いたらありません。
タイトル左上のコメント表示では3番目になる分です。
893-2様 コメントありがとうございます。今回ご紹介したループの試運転線が完成した和田沖工場ですが、その名が示す通り 和田町の沖は昭和40年代初頭までは遠浅の海岸で潮干狩りの名所でした。高度成長期に埋立が進み、昭和43年と昭和50年に三菱が土地を購入し、67万㎡の広大な工場用地となりました。昭和53年に熱交換器などの化学機械工場が操業を開始し、順次工場が増築され現在に至っています。この工場には県営埠頭が隣接していて、陸送できない大型製品やマカオ新交通車両など輸出品を船積み、海上輸送できるのが特徴です。今回の試運転線建設以前は広大な敷地の一角に会社の厚生施設として総合グランドやテニスコート、梅林や散策遊歩道があり、一般市民にも解放され 親しまれてきました。正月恒例の市の消防出初式、8月に行われる三原市最大の祭り「やっさ祭り」の花火大会にこのグランドや工場敷地が利用されてきました。しかし今回の試運転線延伸工事に伴い、厚生施設エリアは閉鎖され 市民は入れなくなりました。夏の花火大会も打ち上げ場所がなくなり、今年は糸崎沖の台船からの打ち上げに変更されました。今までは企業の市民サービスの一環だったが 企業ニーズ優先でサービス打ち切りと言えばそれまでなのですが、30年以上も市民に親しまれきただけに もう少し知恵を働かせて両立できる計画にならなかったのかと残念に思っています。ここで愚痴を言っても仕方ありませんが、山の上から眺めるたびに複雑な思いにかられます。