カウントダウンを迎えた京成電鉄モハ3300形

26-10-30
柴又で交換する3304編成と3344編成 (平成26年10月30日)

京成電鉄3000形3030編成(8両)が1月28日から29日にかけて日本車輌から総合車両製作所に甲種輸送された。
3029編成についても間もなく完成するものと思われるが、この2編成16両と引き換えにモハ3300形16両が廃車される予定である。
モハ3300形は、昭和43年から47年に54両新製されたが、平成19年から廃車が始まり、現在稼働しているのは下記の16両である。

←上野 3304+3303+3302+3301

    3344+3343+3334+3333

    3308+3307+3306+3305(7264+7263+7262+7261)

    3316+3315+3314+3313(7268+7267+7266+7265)

3308編成と3316編成は北総鉄道にリースしており、( )のは北総鉄道での車号である。

編成単位に解説する。

3004編成
モハ3300のトップ編成で昭和43年東急車両製。台車は住友金属製エアサスFS-361A、出力は先頭車100KW×2、中間車100KW×4、駆動方式はWNである。
3304 27-1-19
3303 27-1-19
3302 26-1-19
3301 26-11-24

3344編成
3344、3343は47年汽車会社製。台車はコイルばねのFS-329D、駆動方式はTD平行カルダンである。
3334、3333は46年東急車両製、台車はコイルばねのKS131、駆動方式はWNである。出力は3004編成と同様である。
3344 26-12-12
3343 26-12-12
3334 26-12-17
3333 26-12-12

3308編成、3316編成(北総鉄道7268編成)
この2編成は平成18年4月1日付で北総鉄道にリースしており、基本編成が8両のため常時2編成を併結して運用されている。3308(7264)、3313(7265)の顔を見ることはできない。
3308編成は43年日本車輌製、台車は住友金属製エアサスFS-361A、駆動方式はWNである。
3316編成は43年汽車会社製、台車は汽車会社製エアサスKS-121A、駆動方式はTD平行カルダンである。出力は3304編成と同様である。
7268 26-12-25
7267 26-12-25
7266 26-12-25
7265 26-12-25
7264 26-12-25
7263 26-12-20
7262 26-12-25
7261 26-12-21

運 用
9本存在する普通列車4両編成と共通運用で、本線、芝山鉄道の上野~芝山千代田間、千葉線の津田沼~ちはら台間、金町線の高砂~金町間で使用されている。
4両編成の列車は、列車番号の下2桁が50番台が該当し、駅の売店で販売されている時刻表を見れば確認可能である。
金町線は終日4両編成2本で運用されている。
平日は本線運用、千葉線と本線に跨る運用があり昼間でも見ることができるが、土休日の昼間は千葉線1編成と金町線2編成のみである。

4両編成は下記の通りである。
3300形 3304 3344
3500形未更新車 3576 3588 3592 3596
3500形更新車  3516 3524 3540(芝山鉄道にリース)

モハ3300形の走るところ
本線

堀切菖蒲園~関屋間の荒川鉄橋(27-2-10)

堀切菖蒲園~関屋間の荒川鉄橋 (27-2-10)


堀切菖蒲園~お花茶屋間 (27-2-4)

堀切菖蒲園~お花茶屋間 (27-2-4)


高砂~青砥間の複々線区間  (27-2-10)

高砂~青砥間の複々線区間 (27-2-10)


小雪の舞う日  高砂駅進入 (27-2-9)

小雪の舞う日 高砂駅進入 (27-2-9)


高砂検車区 (27-1-26)

高砂検車区 (27-1-26)

千葉線

津田沼駅 (22-6-12)

津田沼駅 (22-6-12)


検見川~稲毛 (26-10-7)

検見川~稲毛 (26-10-7)


西登戸 (26-10-7)

西登戸 (26-10-7)

金町線

高砂駅を発車した金町行 (26-10-2)

高砂駅を発車した金町行 (26-10-2)


柴又~高砂間 一見伏線に見えるが、右側は高砂検車区への入出庫線である。 (27-1-30)

柴又~高砂間 一見伏線に見えるが、右側は高砂検車区への入出庫線である。 (27-1-30)


金町~柴又間 この区間は帝釈人車軌道として開業。人車時代は複線であった。(27-1-29)

金町~柴又間 この区間は帝釈人車軌道として開業。人車時代は複線であった。(27-1-29)


金町駅停車中。棒線で4両編成がギリギリ停まれるスペースしかない。(25-9-22)

金町駅停車中。棒線で4両編成がギリギリ停まれるスペースしかない。(25-9-22)


北総鉄道7260形
高砂駅発車

高砂駅発車


立石~四ツ木間 (22-6-29)

立石~四ツ木間 (22-6-29)


立石~四ツ木間 (22-7-1)

立石~四ツ木間 (22-7-1)


高架前の曳舟駅 (25-7-26)

高架前の曳舟駅 (25-7-26)


京浜急行大森町駅 (26-7-5)

京浜急行大森町駅 (26-7-5)


3000形3030編成は、2月10日から営業運転を開始した。3500形更新車4両編成を2組連結した8両編成が1本あり、この編成が4、4に編成替えをした時点で京成3300形が置き換えられるものと思われ、その日は目前に迫っている。

一方北総鉄道7260形は、3029編成が完成していないこと、代替えとなる京成電鉄からのリース車両が未着のため暫くは安泰と思われるが時間の問題である。

半世紀近くに亘り、京成線はもとより都営浅草線、京浜急行、北総鉄道の各線で活躍した車両が、今まさにひっそりとその生涯を終えようとしており、その最後の記録をお伝えした。

5 thoughts on “カウントダウンを迎えた京成電鉄モハ3300形

  1. 良くおこまで完璧に撮影されました。この線はこれまであまり撮影されて居らず、なんでも新鮮に思われます。次回もこのような路線を撮影して頂ければ幸いです。

  2. いつも楽しい記事、ありがとうございます。昨日11日、ぶんしゅう様の訪欧壮行会兼1月の台湾反省会を準特急様などを交えて品川で行いました。大津の86様、勝手に開催してすみません。品川集合に際し、ぶんしゅう様がお見えになる前、皆で、北総7260を撮影しておりました。藤本様の本記事を拝見した結果、集まった皆さまに声をおかけして正解だったと思います。ご存じかと思いますが、7260の当日の運用およびダイヤは下記URLでわかりますね。
    http://loo-ool.com/rail/e233.cgi?a=MA
    ご存じでしたら、無視してくださいませ。

  3. 藤本先輩
    デカンショまつり号です。
    通勤で北総鉄道を利用しておりますので、週1回くらい7260形にお世話になっています。
    上野方の4両は、セミクロスシート試作車をロングシートに戻した車両ですので、座席がゆったりしていてお気に入りです。
    ちょうど本日、京成電鉄より3300形さよならイベントが告知されました。
    http://www.keisei.co.jp/keisei/kouhou/news/150212_01.pdf
    北総の7260形も時間の問題ですね。

  4. おはようございます。
    昨日、コメントさせて頂きましたが、今日、通勤で利用している736N印西牧の原発羽田空港行は、7260形です。
    上野寄りから2両目の7267に乗車中です。

  5. 檜垣 禮司様、クモハ73106東ウラ様、デカンショまつり号様、コメント有難うございます。

    デカンショまつり号様のコメントの通り、京成電鉄のHPに最終日のイベントが発表され、臨時特急をどこで撮影するべきか迷っているところです。

    一昨日(2月11日)3500形更新車の8両編成 (3532-3531+3536-3535-3534-3533+3530-3529) が4+4(3532と3536)にバラされ運用に就いたため、3300形は2月28日の臨時特急まで出番が無いと思っていたところ、昨日と本日は金町線運用に就いていました。

    このままひっそり引退するものと思っていたところ、会社が半世紀近くも活躍した電車を何もなしで引退させるのは忍びないと思ったのでしょうか、最終日に臨時特急で最後の花道を飾ることになりました。

    26年度もう一本の新車3029編成が営業運転を開始すると北総鉄道7260形が引退すると思われますが、現在のところ具体的な動きは無いようです。

    同じ3300形でも阪急京都線の3300形は、製造初年度が1年古いもかかわらず126両全車健在ですね。

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