平成27年7月に広電からミャンマーに輸出された 旧西鉄福岡市内線の電車がヤンゴンで走り始めたそうです。塗装は現地で塗り替えられています。
港湾地域のワーダン貨物駅への引込線を電化した路線だそうで、決して輸送人員が多い路線ではないようです。むしろ初めての電車の運行や保守を訓練するためのようにも思えます。今回ミャンマー入りした電車は 昭和30年代後半の製造年であり 丁寧に使われてきたとは言え半世紀も前の電車です。同時に現地入りしている旧大阪市電1801型も然りです。どうしてこんな古い電車をと思いますが、いきなり最新式の何億円もする電車は買えないでしょうから、まずは釣掛け式の電車を勉強することから始めるのでしょう。ひょっとしたら京都市電1900型も海を渡るかもしれませんね。そうなれば 「ヤンゴンで京都市電に乗ろう」ツアーを考えねば!
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嬉しいですね。例え中古車であったとしても日本の電車が期待されて今後、鉄道を見直して交通機関で大きな役割を果たすことが期待される国へ譲渡されることは・・・。ただ送り込むだけでなく日本のJICAが後ろ立てであってほしい。忌まわしい太平洋戦争の余韻が今も残っている日本ですが、会戦勃発前に外地に出向いた技術者たちは自国の権益を維持するだけではなく、身につけた技術を現地で残すために派遣された、身を埋める気概をもって大陸に渡ったものだと、老人の父親は中学生になった老人に話したことがあります。父親は南満州鉄道に石炭の乾溜技術の確立のために撫順炭鉱の研究室に送られました。病のため志半ばで京都に帰国しましたが、晩酌では無念を晴らすように愚痴をこぼして居りました。インドネシアの電車網はオランダが先鞭をつけましたが、日本の戦時賠償で現在の姿にまでなりました。中国が金で横面を張るような行為に出ましたが、オランダが建設したルートの高速鉄道化です。インドネシア国民の期待を裏切らないようにしてほしいと思っています。華僑がたくさん定住し、国民として経済権を握っています。
話は逸れましたが、ミャンマーでは清潔な日本人魂を残したいものです。