2016年 初夏の北陸路一人旅 Part1 越美北線 その1

備後路の新緑を追った旅の次は6月4日に開催されるクローバー会「富山旅行」参加をまたいでの北陸路の旅を計画しました。北陸路は2011年からほぼ毎年のように訪問していますが初夏の時期は初めてです。田植えも終わり新緑も深まった北陸路を走る電車たちを撮るのが今回の狙いです。今回は移動に便利で宿泊代もかからないぶんしゅう7号に乗って出かけることにしました。
ついでに今まで行っていなかった合掌集落のある白川郷五箇山にも行ってみたい、黒部渓谷鉄道にも初めて乗ってみたいと、その奥に入るパノラマツアーも申し込みました。問題は天候ですが週間予報では雨が降る気配はありません。後は事故がないようにゆっくり行こうと5月31日に出発することにしました。

01_Map_100
第1日目 5月31日

第1日目の行程は宿泊先に予定している越美北線九頭竜湖駅にある道の駅までです。8時過ぎに家内を勤め先に送ってから直ぐの長岡京I.Cから名神高速に乗り京都東I.Cで下りて西大津バイパスで北上します。敦賀I.Cで北陸道高速に乗り福井I.Cで下りてR158で向かいます。移動距離は約220㌔、名神・北陸道経由が楽なように思われるでしょうが、湖西を走った方が距離が約70㌔も短く、時間も短縮、何より高速料金が安くつきます。

02_Map_100▲ 番号を付けましたのが、第1日目の越美北線の撮影場所です。

12:00 途中1回の休憩を取ってから最初の撮影地、越前東郷~一乗谷に到着しました。
DSC_3472002▲ 12:08 撮影地① Google座標;36.018959, 136.285432
田植えが終わったばかりの田を横切るようにキハ120-202単行の728D(九頭竜湖⇒福井)がゆっくりとやってきました。コシヒカリが生まれた福井のこの周辺で育てられる美味しいお米は東郷米としてブランド米にもなっています。

DSC_3482003

▲ 越前東郷駅は、越前北線が1960年(昭和35年)12月15日に南福井~勝原43.1㌔を開通した時に同時開業しました。かつては1面2線の交換駅でしたが現在は1線は保線留置用にされて1面1線の使用になっています。大木ではありませんが桜の木が植わっています。

DSC_3489010

DSC_3494014▲ 12:19 東郷米を食べに地産地消のアンテナショップ「こびり庵」で昼食です。おつくねバーガー(ライスバーガー)でも有名なお店ですが、今日は限定5食の煮つけ定食にしました。
場所は駅から3分、すぐ近くです。訪問される際は、お立ち寄りください。Google座標;36.017340, 136.273898

DSC_3499015▲ 町内には、荘園時代から用水として利用されている堂田川が流れています。

DSC_7154_200▲ 13:01 撮影地② 足羽~越前東郷 福井寄りに場所を探すと白鷲が水田に見えました。狙いを定めて待っていますと、キハ120-205単行の727D(福井⇒九頭竜湖)がやってきました。越前大野から終点の九頭竜湖まで運行される列車は1日5往復しかありませんので今からこの列車を追っかけます。

DSC_3506016▲ 13:27 撮影地③ 越前薬師~越前大宮 Google座標;36.008568, 136.388328
杉林の山裾に沿って山を登っていきます。

DSC_7174037▲ 14:04 撮影地④ 柿ケ島~勝原 Google座標;35.964937, 136.589646
大野市内では何度も信号に引っかかてようやく追いつけました。光線具合もよく、真っ赤な鉄橋が輝いてとても綺麗でした。しかし、追っかけ出来るのはここまで、道路から鉄路は離れトンネルばかりで終着駅まで走行写真を撮れる場所はほぼ皆無です。鉄道はまっすぐトンネルをくぐって最短コースで向いますが、道路はグネグネ道で鉄道の約1.7倍もの移動距離となります。九頭竜湖駅に着いた時には既に列車は到着済みでした。

DSC_3528_200DSC_3509017▲ 14:35 撮影地⑤ 終点の九頭竜湖で折り返しての福井行き730Dが発車していきました。

DSC_3516020 DSC_3514018 DSC_3517021DSC_3525023DSC_3520022▲ 九頭竜湖駅横の穴馬民俗館前に保存されています28651号機です。1968年(昭和43年)10月「第23回福井国体」では次位補機として運行されました。
九頭竜湖駅には何度も来ていますが、いつも訪問を忘れていて今回初めての対面になりました。屋根がありますので車体に錆はなく保存状態は極めて良好です。

DSC_3534026▲ 15:10 道の駅広場では恐竜親子がお出迎えしてくれます。時折ガォ~と雄叫びをあげて首が動き口を開けます。子供はビックリするでしょうね。

次に九頭竜湖に到着する列車は約3時間強後の18:27の731Dしかありません。このまま白川郷まで走っても約1時間半ですので向かう選択肢もありましたが明日も越美北線の撮影をしたく、大野方向に戻って、ロケハンしながら撮影することにしました。
DSC_3542031

▲ 16:00 山道を下りて越美北線が最初に開通した終点の勝原駅に到着。かつては転車台やヤードもあった広い構内だったようで1本の側線が残されています。ここから九頭竜湖まで10.2㌔が延伸されたのは12年後の1972年(勝和47年)12月15日でした。

03_1961時刻表▲ 開03_2016時刻表業後まもない1961年(昭和36年)10月の時刻表です。
開業当時から気動車オンリーの運行で蒸気機関車は貨物輸送だけだったようですが、お召列車には本務機88635号機、補機28651号機の重連が使用されています。

福井~越前大野の区間列車には今はない快速列車も設定されています。

DSC_3547032_100▲ 16:54 以前にも撮りに来ました牛ケ原にも立ち寄りました。水田を前景にしてバックに山を撮りたかったのですが山は霞んでいましたのでパスです。

DSC_3553034▲ 17:19 牛ケ原~計石 732D(越前大野⇒福井) 山間での撮影に切り替えましたが、空が曇ってきだして、輝いてはくれません。

DSC_3563035▲ 17:44 計石~牛ケ原 こちらは登ってくるキハ120-205731D(福井⇒九頭竜湖)です。前景に水田を入れられる場所を探しましたがこの日は見つけられませんでした。

追っかけも考えましたが日が陰っては夕刻の光景も期待できません。今日はこれで撮影を諦めて戻ることにしました。
今日の入浴は九頭竜湖へ戻る途中のホテルフレアール和泉の九頭竜湖温泉平成の湯(600円)と、決めていましたが立ち寄ってみるとあいにくと定休日でした。仕方がないので駅近くの国民宿舎パークホテル九頭竜のハーブの湯(300円)に切り替えました。かなりくたびれた宿でしたがおじさんの応対はよく、浴室窓からスキー場を見ながらゆったりと入浴できました。

DSCN5097040DSCN5095039
▲ 大野市内のスーパーに立ち寄ってビールや日本酒、そして夕飯を買い求めましたが、何といっても美味しかったのは道の駅で買い求めておいた笹に巻いた五目寿司です。

道の駅ではFree-WiFiが飛んでいましたが、TVは受信できません。今回は10インチの小型ブルーレイを用意してきましたので、美味しいお酒を飲みながらゆっくりと映画鑑賞後に就寝でした。 Part2へ続く

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

wp-puzzle.com logo

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください