客車廃車体訪問記 北海道編7

小樽市内3題を紹介する。

【小樽市総合博物館前】

スハ43 717  43.211358, 141.002044 2016年7月13日撮影 小樽市総合博物館前 レストラントレノ
小樽市総合博物館前で「レストラントレノ」という屋号のイタリアンレストラン。スハ43は客席で厨房は隣のワフ29688。
◆スハ43 277(1953年新製 日支)→(1976年改造 五稜郭車セ)スハ43 717→1984年廃車。
スハ43 717はスハ43形のラストナンバーである。

現在地に来る前は、高島1丁目の日本製粉小樽工場の前(引込線跡)で営業していた。

スハ43 717  ワフ29688  43.214525, 141.012931  1991年9月15日撮影
2008年4月、小樽市総合博物館前に移転した。現在は工場壁の表記が変化している。

 

【奥沢4丁目 長靴メーカー工場】

オハ51 11  2017年8月13日撮影
◆オハ51 11(1980年新製 新潟)→1991年廃車。
他に近くにワム80000が合計4両ある。

 

【朝里川温泉 北海道ワイン】

スハフ44 6、スハフ44 7  43.161017, 141.017096  2017年8月13日撮影 小樽市朝里川温泉 北海道ワイン
スハフ44 6、7ともに仲良く1952年日車で新製、1996年廃車。
毛無山中腹にあり、天気が良いと石狩湾が望めるようだ。北海道ワインの予備駐車場らしいが、閉め切っていた。機関車は前がD51 286、後ろが59614である。客車はどちらが6,7か未確認。
◆スハフ44 6(1952年新製 日車)→1966年近代化改造 旭川工→1996年廃車。
◆スハフ44 7(1952年新製 日車)→1966年近代化改造 旭川工→1996年廃車。

客車廃車体訪問記 北海道編7」への3件のフィードバック

  1. 井原さま
    小生、数年前に札幌在住の友人と一緒にご紹介のあった小樽市総合博物館を訪れ、館前の レストラントレノに入ったことがあります。数年前のホームカミングデーでご覧頂いた義経号はその際に撮影したものでした。館の敷地に展示されている車両群に涙せんばかりの懐かしさを覚え、あちこちウロウロと車両達を見てまわるのに時間をとられ、ランチは気が急いだので手っ取り早くカレーライスを戴きました。こんなところの店だからと余り期待しなかったのですが、結構おいしいカレーで大当たりでした。客車内はほぼ原形のままで、半世紀近く昔にKAWANAKA氏や西村氏と駅弁を頬ばった想い出も蘇り、いい雰囲気でランチを戴きました。以前に行った時には居なかったはずでしたが、日本製粉から移ってきたことを今回初めて知りました。
    シリーズを楽しく拝見させて頂いておりますが、旧客やブルトレばかりではなく、結構50系などもあるのに驚いています。続編を期待しております。

    • 1900生様
      カレーライスが美味しかったですか。次行った時は食べてみます。
      北海道限定で申し上げますと、客車はスハ43系が最も多く、10系・60系・70系・オハ35系は少数です。50系はスユニ50を含めて10両前後でしょうか。ブルートレインでは20系が今や旧新内駅に3両残るだけですが、最近25形が2両茂辺地に置かれ、北斗星や14系等も残っていればどこかで第2の人生を送ってほしいものです。

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