2019年 凍てつく大地への旅 Part 4 瀋陽トラムに乗る、撮る、大東門市場を見る

第3日目 1月12日 その1

7:20 今日は昨日初乗車したトラム③号線の世紀大街の朝の様子を見たかったのでここへ行くことにしました。メトロに乗って世紀大廈へと向かいます。

① 中街7:57(メトロ)⇒青年大街⇒8:25世紀大廈

 

7:56 中街から①号線に乗車、青年大街で②号線に乗り換えて約30分で世紀大廈に到着です。
▲ 8:28 トラム③号線の世紀大廈の朝の様子です。

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2019年 凍てつく大地への旅 Part 3 瀋陽トラムに乗る、撮る

第2日目 1月11日その2

▲ 瀋陽トラムの①②③号線の路線図です。今日は2015年6月に開業した未乗車区間の3号線の乗り鉄です。先ずは奥体中心までメトロで向かい、徒歩でトラム①②号線の起点站興隆大奥莱から乗車して①②号線が分岐する新松智慧園まで行く事にしました。

第2日目 1月11日その2

① 瀋陽站(メトロ①)10:14⇒10:26青年大街10:37(メトロ②)⇒10:55 奥体中心
② 興隆大奥莱11:08(トラム②)⇒11:35新松智慧園
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凍てつく大地への旅 Part 2 瀋陽站できっぷの変更と購入

第2日目 1月11日 その1

私は一路順風さんたちの本隊が訪中する2日前に凍てつく大地に先発到着しました。皆さんはC2蒸気機関車が牽引する列車を撮るのが目的ですが私はトラムも大好きです。どうせ来るなら前回訪問した瀋陽大連のトラムの現状も見てみたいと、皆さんより2日早く、また帰路も1日残って訪問したいと考えました。ここ旧満州には長春(旧;新京)にもトラムが走っていますがこちらは前回冬にも訪問していますので清々しい春に訪問したいと今回はパスしました。

9:17 昨日はトラブル続出で疲れましたのでゆっくりの行動開始にしました。今日は身軽に行動できるようにカメラはコンデジとデジカメ1台(NikonD500)にレンズ2本(ズーム18~200㎜F3.5~5.6、薄暮夜撮用にフルサイズ24~70㎜F2.8)を持って出ることにしました。
▲ 2019年1月現在の瀋陽トラムの路線図です。前回は2014年10月の訪問でしたので4年3カ月ぶりですが3号線が2015年6月に開業していました。今日の乗り鉄は未乗車区間の3号線から始めますがその前に一仕事があります。
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2019年 凍てつく大地への旅 Part1 トラブル続出の旅立ち 

遅くになりましたが新年好。今年も旅日記を続けますのでよろしくお願い申し上げます。

【 貴重なネガ発見 】

昨年末、大掃除をやりだしていますとガラクタの奥から鉄道写真を撮り始めた初期の貴重な数10本のネガが入った箱を発見しました。50年間ずっと捜していましたので大喜びで年末年始はフイルムスキャンに終始することになりました。機会が出来ましたらご紹介いたしたいと思っております。

【 凍てつく大地への旅立ち 】

今回の旅は中国のナローゲージ鉄道を探索されておられる一路順風さんからお誘いをいただきました。行先はボンネットバス愛好家の故・丸谷洋一さんと何度もご一緒しました中国黒竜江省(旧満州)の興隆森林鉄道です。私も喪中であったためにお別れにも行けず心残りがありましたのでここへ行けば丸谷さんにお会いできるかもとお誘いを受けることにしました。

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2014年 塩の海 復州湾の塩田ナローと瀋陽路面電車への旅 Part12 沈阳有轨电车(瀋陽路面電車)を撮る 5号線


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▲ 15:07 トラム撮影に励んでいますと突然に赤い高級車軍団が列をなしてやってきました。
これは「迎新花車」と言って中国の結婚式の伝統的な儀式の1つです。新郎側が用意した飾り立てた紅い車に新郎が先導して新婦の家にお迎えに行き、街中をけたたましく回って披露宴会場へと参ります。そして会場に到着すると、みんなで爆竹を鳴らして盛大にお祝いします。
私も駐在時代に何度か披露宴に招待されましたが、人生の新たな門出にふさわしい派手満点の行事でした。新婚が住む部屋に案内されるのも定番で、新婦の実家ではお祝いに麺を出され食しました。
あまり親しくない人からも招待を受けますのでなぜかなと思いましたら、日本人が出席するのはステイタスの1つだったそうです。また宴会場ではキャンドルサービスで新郎新婦が各テーブルを回りますが、その際にご祝儀を手渡します。金額も日本人なら張り込みますのでこれが嬉しい事でもあったそうです。こんな時はいつも日本流の立派なご祝儀袋を用意しましたが、これが大変に喜ばれました。

こんな光景を見ますと、かつての思い出が浮かんできました。

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2014年 塩の海 復州湾の塩田ナローと瀋陽路面電車への旅 Part11 沈阳有轨电车(瀋陽路面電車)を撮る 1・2号線

DSC_955320▲ 12:12 撮影地⑦ 尚盈丽景~电车公司 Google座標; 41.658296, 123.389241
バックの木々をご覧のように、この日もすさまじい暴風が吹き荒れていました。
砂塵も舞う悪天候の中、白いトラム016編成が快走していきます。この白いトラムは、現地では白い小海豚(イルカ)と呼ばれているそうです。波を切って行くのが海のイルカなら、陸のイルカは風を切って走ります。白いイルカとは、中々イメージに合った愛称です。485系よりも似合っています。

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2014年 塩の海 復州湾の塩田ナローと瀋陽路面電車への旅 Part10 沈阳有轨电车(瀋陽路面電車)その3、5号線

DSC_935454▲ 18:14 暫定の5号線奥林中心站で発車を待つ白いトラム(015号車)。いずれ駅周辺が整備されれば、1・2号線と同じ場所でターミナルが建設されると思われます。沈阳の夏は東北らしく乾燥していますので蒸し暑い夏にはならず快適です。その代わり冬は積雪もあり、マイナス20℃前後にはなります。新設ターミナルは待合客のために暖房の効いた待合室の設置が欲しいところです。
撮影地 Google座標; 41.743909, 123.448214

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2014年 塩の海 復州湾の塩田ナローと瀋陽路面電車への旅 Part9 沈阳有轨电车(瀋陽路面電車)その2、1号線

DSC_923536▲ 1号線と3号線とまじ合う华茂中心の架線レスの広い交差点を渡る5連節車(023号車)。いつの日かスーパーキャパシタ搭載車が進化を遂げて全線でこういった光景が見える日も来るのでしょうね。今はまだ第一歩の実用段階と言ったところです。
当初の予想利用者数が元々上積みで達成は難しい地下鉄があります。これからの維持管理・保守にも多額の費用が必要で、負の建築遺産とも言われています。トラム建設の方が全てに便利でエコノミーでした。当初からトラムは都市交通には邪魔として計画が始まった都市計画自体に問題がありました。世界は既に見直しを終えて、新たなトラム活用を実施しています。
日本も遅れず、都市交通のあり方をもう一度考えて欲しいと願います。

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2014年 塩の海 復州湾の塩田ナローと瀋陽路面電車への旅 Part8 沈阳有轨电车(瀋陽路面電車)その1、2号線

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▲ 13:51 美しい白い車体を折り曲げて交差点を90°曲がる3連接のトラム(012号車)、Z形パンタは下ろしての架線レス走行です。沈阳では広い道路が交わる交差点では架線レス、直進道路では中央を走りセンターポールにしています。こうすれば車高の高い大型トラックの走行に支障が出ません。またトラムが渡る交差点は架線が目立ち都市景観も損ないますが、これならスッキリと景観を守れます。スーパーキャパシタ活用の1つの例です。わずかな距離での架線レス走行ですが効果は大きく、都市交通でのトラム運行の成功例でしょう。
日本では長距離架線レス研究開発が進んでいますが、高価になるのは否めません。安価な簡易的採用でも十分に用は足します。
来年1月には台湾の高雄市でも同じ仕様での架線レストラムが運行されます。あえて欲ばりしないのも必要かと思いました。

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