癒しの島 台湾鉄道2019年春の旅 Part 3 高雄站、南迴線を撮る(屏東、坊寮~加禄、嘉和遮體)、南洲

第2日目 3月15日

今日は電化工事の始まっています南迴線の架線電柱が立つ前に撮っておこうと加禄の陸橋での撮影をすることにしました。昨夜遅くに高雄空港に着かれた千住のヤスベイさんも同行される予定でしたが体調を壊されたそうでホテルで休憩されることになりました。不銹鋼號さんと合流するため台鐡高雄站へ向かいます。▲ 台鐡高雄站コンコースに展示されていたリニューアル後の完成予定パース図です。日本なら高層ステーションビルが建設されるでしょうが公園の中に駅がある自然派的な駅です。癒しの島「台湾」らしさを感じます。


① 巨蚕 7:20(高雄MRT)⇒7:27 高雄車站

▲ 7:10 私の宿泊したのは高雄站から3つ目の巨蚕站直ぐ、超格安のロンシャンホテル(龍翔商務大飯店;380TWD 〔 約1,406円〕)です。リニューアルが一段落した高雄站を見たいと少し早めに出発しました。

▲ ほぼ出来上がった高雄地下站です。ただ裏站側はまだ未完成で地上線の撤去が終わってからの工事になりそうです。現在左營止まりの新幹線も乗り入れる予定で、そうなれば台北站同様の大きな駅になります。

▲ 高雄站の工事フェンスには高雄港站の写真が掲示されていました。高雄に鉄道が開業したのは1900年11月29日、打狗~ 台南 46.4㌔が最初でした。当時は高雄站はなく、高雄港站(打狗站)が起点駅でした。
写真の10號機関車は1892年英国Nasmyth Wilson社製で日本陸軍が主に使用したようです。

② 高雄 8:10(區間車3131次)⇒8:37 屏東

區間車に乗車して南下です。車中で不銹鋼號さんと相談の結果、まずは 屏東で下車してホームからの駅撮りをしようになりました。

 

 

▲ 8:47 北上する潮州始発七堵行きのE1000系自強號116次が入線してきました。

▲ 9:08 到着したDR2900系新左營始発花蓮行きの自強號303次屏東站は2015年8月に高架站になりました。

▲ 9:23 思わず不銹鋼號さんが歓声を上げられた濃紺色の「ラピートブルー」塗装のE212号機彰化始発潮州行き莒光號501次を牽引してやって来ました。
▲ 後尾には3両の荷物車を連結しています。荷物列車が廃止されたのでこの列車に連結されたようです。
これを撮影後は坊寮~加禄の道路橋から普快車を俯瞰撮影をしようと向かいました。

③ 屏東9:33(區間車3041次)⇒10:27 坊寮

◀ 乗車は區間車といえど自強號にも使われています快適なリクライニングシート車です。

10:27 坊寮到着後はタクシーで坊寮~加禄の道路橋(大鵬橋)へと向かいました。
▲ 11:00 最初にやって来たのはR135号機牽引の彰化始発台東行きの莒光號751次、電源車を入れての9両編成です。ご覧のように架線電柱は立ってはいませんが、基礎工事は終わっています。犬走りには各種のケーブル類を収容するコンクリート溝の設置が行われていました。

▲ 11:03 続いて本命のR137号機牽引の普快車が来ました。電化後はどうなるのでしょうか。

▲ 11:40 DR2900系9両編成の新左營始発花蓮行きの自強號307次です。

▲ 11:43 北上するのは加禄で交換したDR3000系9両編成の台東始発彰化行きの自強號372次です。これらのディーゼルカーも電化後はどうなるのか、設備が良いだけにJR九州あたりで走ってくれないでしょうか。

これで大鵬橋での撮影は切り上げです。徒歩で加禄の内獅側で発車を撮ろうと向かいました。

▲ 加禄の構内ヤードには5両の冷気平快客車(平快車)放置されていました。右から35SPK2341+SPK2306T+SPK2349+35SPK2347+不明(表示が消滅)です。

構内は立ち入りが出来ないように金網柵が設置されていて近づけません。歩き始めて約50分で線路に近づき、何とか撮れそうな場所を見つけました。

▲ 12:32 R116号機が牽引して来たのは台北始発台北行きの莒光號1次、電源車を入れて8両編成で南下してきました。
▲ 撮影後内獅方向に歩くとトンネルが見えました。「嘉和遮體」と呼ばれるバンカートンネルで、かつて近くに軍の射撃演習場(平浦射撃場)があったため、列車の安全を確保する目的で1991年9月に設置されました。長さは、1,180mです。
現在は射撃場が移動されたので当初の目的を失っています。南北の風を遮っているので付近のマンゴー農家からはマンゴーの生育が鈍くなると不評ですが、まだ撤去される話は出ていないようです。

▲ 13:08 台東始発新左營行きの莒光號704次がトンネルを抜けてきました。ちょっと変わった寺院風の建物がありましたので入れて撮ってみました。

▲ 13:45 新左營始発台東行きのDR3000系自強號311次は吸い込まれるようにトンネルに入っていきました。

お腹が減ってきましたのでこれで撮影切り上げです。国道1号線に出て食堂を捜しますが見当たりません。来た路線バスに乗車して坊寮站へ戻りました。

▲ 14:49 着いた坊寮站と言えば駅前にある屋台の小籠包屋です。今までいつもここに来るたびに食してきました。持ち帰りもできて車内でも何度か食べました。お味も屋台とは思えない絶品です。不銹鋼號さんも気に入れられたようで一人2籠を美味しくいただきました。皆様も坊寮站に来られたら是非にご賞味してください。1籠は50TWD(約185円)と格安です。

食後は前回撮った踏切へ行って撮影しようと参りましたがわずか1週間余りで激変していて撮れなくなっていました。

▲ 15:18 仕方なく北上する台湾一周の莒光號2次北勢渓鉄橋で頭だけですが撮影です。

▲ 15:34 1番線ホームに止まっているDR3000系3両編成は、區間車3532次潮州行きです。

▲ 15:35 我々が乗車する彰化行きの莒光號754次が入線してきました。以前は全編成を入れて撮れましたが3番ホームが新設工事中で無理になりました。

④ 坊寮 15:37(莒光號754次)⇒ 16:00 南洲

▲ 16:00 南洲に到着、不銹鋼號さんから以前に南洲糖廠(南州製糖工場)があった。観光用のトロッコも走っていたようだが訪問していない。もう閉鎖されたと聞いたが現状を見てみたいとの希望が出ました。南洲糖廠台湾最南端の製糖工場で是非に訪問したいと思っていましたが機会がなく次にと思っているうちの2003年7月1日停止してしまいました。

▲ 16:07 南洲糖廠は駅に隣接してあります。踏切から見た南洲站ですがここもホームのリニューアル工事が進んでいました。

▲ 16:07 中に入ると光っている1,067㎜ゲージのレールがありました。先には車庫があって台鐡車両が留置されています。

▲ DLがどこかにあるだろうと探しますが見つけられません。トロッコやかつてのホーム跡は残されていました。

▲ 16:50 踏切で待つと台東始発新左營行きの自強號316次が駆け抜けていきました。

▲ 17:00 これからクモハ73106さん、NETさん、千住のヤスベイさん、893-2さんたちと合流するために高雄へと戻ります。

南洲から丁度良い時間に高雄に着くのは莒光號724次、混みあう列車なので指定席にしようと1つだけの窓口に並びましたが長蛇の列です。並んでおられるのは若い女性ばかり、何かイベントでもあったようです。

⑤ 南洲 17:20(莒光號724次)⇒18:10 高雄

▲ 17:14 莒光號が入線してきました。車内は予想通りの満席、指定席を買っていて正解でした。

▲ 20:00 今日の皆さんの宿泊はJホテル、フロントで集合して明日の予定を確認しながら一緒に夕食です。  Part 4へ続く

 

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