片上鉄道

西村雅幸さんからのご依頼で、ふるいネガ・ポジアルバムを引っ張り出してデータを確認しました。

それによると片上鉄道への訪問は昭和36年12月19日となっています。この時は倉敷への“行きがけの駄賃”程度の気持ちで立ち寄っただけですので柵原へは行っていません。片上だけの訪問でした。たぶん、機関庫や客車区が片上だったからでは無いかと思います。結局、片上鉄道の写真はこの時だけでした。

それではご覧下さい。

⇧山陽本線和気駅の片上線ホームの時刻表と案内板です。
一日に上下二本の混合列車と蒸機による客車列車があります。撮影時は片上行きの15:16発5レの出発でした。

⇩以前に公開したかもしれない混合列車です。
片上の客車はオハ61風の2000型オープンデッキタイプです。

⇧ホハフ2004

⇩ホハフ301
これは木造で、アメリカの西部劇に出てきそうな堂々たる客車です。

⇩ワフ15

⇩救援車ワフ2 明治の香りがします。
⇩気動車と機関車
二枚目の機関車はC13で、これを撮りに行ったのにすれ違いで出てしまいました。
こんな説明でごめんなさい!中学3年生の冬休みでした。

片上鉄道」への4件のフィードバック

  1. 米手作市様
    私のわがままに早速お応え下さり、ありがとうございます。58年も前の写真が瞬時に出てくるのがデジ青ですね。中学3年生で京都から片上と言えば、相当な遠出だったことでしょう。寄り道をしていると倉敷までは1日がかりではなかったでしょうか。さて各コマをじっくり楽しませて頂いています。3枚目の混合列車は以前もご紹介されたものですね。こんな混合列車に揺られて柵原まで行ってみたかったです。4枚目のホハフ2004は吉ケ原駅に保存されている筈です。5枚目のホハフ301は元は山陽鉄道のホロハで3軸ボギー台車を履いていたそうです。6枚目のワフ15ですが、出自が判然としません。ハ4からフハ33、ハフ33、ワフ15、ニフ15と名前が変わったようです。私はニフ15時代に撮っています。7枚目のワフ2ですが、これも山陽鉄道の客車で、鉄道省のヨ508から片上ハニブ2を経てワフ2になったようです。8枚目のキハ3005ですが、後にキハ311に改番されています。このキハ311は片上廃止後岡山県赤磐郡吉井町の国道484号線沿いにあるレストランに引き取られたのですが、平成6年に見たときは色あせて見る影もありませんでした。ところがその後再塗装はされたものの、結局レストランは閉業し、平成29年11月に通った時には、屋根の一部は抜け落ち、情けない状態でした。写真を添付しておきます。ところでこのキハ3005の写真で良くわかるように、上空をトロッコのレールが横切っていますね。やはりあの木造の構造物は石炭庫で、隣接する片上港で荷揚げされた石炭をトロッコで運んでいたと思われます。瀬戸内海は北九州や宇部と関西を結ぶ石炭の大動脈でしたので、膨大な数の小型の石炭船(機帆船)が往来していました。糸崎機関区もその恩恵に浴していました。9枚目のC13は以前拝見しました。10枚目のC12-201は大井川鉄道から来たカマです。後ろの石炭庫がよくわかります。最後がDD451ですね。国内で数少ないロッド式D型DLで、まさに保存に値する珍車でした。年末に有難い眼の保養をさせて頂き、感謝、感謝です。来年もよろしくお願い致します。

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