ギラリの12200系
先回も書きましたように、明日30日(土)から、近鉄特急の運休本数が一段と増加し、土休日は半減となります。改めて、明日からの時刻表をネット眺めると、京都~奈良特急は、奈良8:28発、京都17:30発のたった一往復だけ、難波~奈良は、完全運休のグレー色に塗りつぶされています。平日も運休が多く、残っていた12200系の活躍も、おそらく本日で終了したのではと推測します。
12200系の近鉄特急色も天候や時間帯によって、印象はさまざまに変化します。なかでも、私の好きなのは、夕方の斜光線に、オレンジ色が輝きを増す時間帯です。文字どおり、12200系が輝いていた時代でした。
▲ギラリを撮るのに、いちばん適した区間は、鶴橋~今里~布施の複々線区間だ。何よりも本数が多いから、スポットな時間帯でも、うまく列車が来るし、上本町・難波行きは、どの季節でも、真正面に陽が当たる。鶴橋(2002年11月)
▲大阪線の難波行きは、鶴橋の手前の渡りで奈良線に入るから、車体をくねらせて、ゆっくり入線するシーンを撮ることができた。(2002年11月)▲今里駅ホームから望遠レンズを通して、布施方を見る。立体構造になった布施駅、各種の特急が交錯するシーンが見られた。(2003年3月)▲日没直前、“エロエロ光線”のなか、鳥羽行きがフルスピードで駆け抜けて行った。今里(2002年3月)
▲18400系が引退することになり、2013年に「ありがとう18400系ツアー」が催された。12200系と同じカラーに復刻された18400系2両+15200系あおぞらⅠ復刻色2両+15200系あおぞらⅡ色2両の3色6両の貸切列車が走った。折返しの青山町では、スリムな18400系先頭のギラリが見られた。(2013年11月)
総本家青信号特派員様
近鉄特急といえばこの色、この形と思ってしまう位シンボリックな車両の引退を偲ぶこのシリーズ、見事な写真の数々を堪能させて頂きました。
正直、今この車両と新しい車両の併結車が来たら新しい方が快適かなと思ってしまいますが・・それにしても長い間活躍した名車ですね。近鉄特急といえばこれと思ってしまいますものね!
時代は進んでいきますが、一日も早くウィルス禍が収束して、行動が自由になることを祈るばかりです。
有り難うございました。
マルーン様
京阪のコメントラッシュのなか、よくぞ近鉄にコメントをいただき、ありがとうございます。そうですね。近鉄と言えば、この色です。新しい塗装は、22000系などの新形式には似合いますが、12200系由来の形式には、どう贔屓目に見ても似合いません。せめて団体用でこの塗装を残して欲しいです。