大好き JR四国6000系 ~駅撮り一時間 現代版①

夏が来ても、遠出ができず、家に籠ったままの生活が続いています。つい思い出すのは、直近に行った旅のことです。クローバー会で行った四国〈多度津・琴平ツアー〉から二ヵ月近くで経ちますが、同じ目的を持った仲間と旅することの楽しさを再認識しました。集合前の朝に、ぶんしゅうさんとともに、小さな駅に降り立って、ホーム端から高松へ向かう列車をつぎつぎに撮影しました。JR四国の列車写真を短時間でこれほど撮ったのは初めてでした。なかでも、前から憧れていた、JR四国6000系電車を全編成(と言っても2編成だけ)撮れたのは大きな収穫でした。

211系顔をしたJR四国の6000系、この顔はJR各社にさまざまな形式があって、端正な顔立ちで最後の国鉄型電車スタイルを確立した。なかでも6000系の高松方は、「前パン」になっていて、その魅力を倍加している。後部には右のように7000系のTc車7100を併結した4両編成となっている。 伊予西条発高松行き114M快速「サンポート」 6001-6201-6101+7108 予讃線鬼無

この顔の元祖となる211系は、国鉄改革を前にした昭和60年にデビューした近郊型で、ひと足先に通勤型の後継車として登場した205系と同じく、ステンレス車体、界磁添加励磁式、回生制動と当時の新技術を導入していました。JR化後も新製が続けられるとともに、JR各社では独自の開発を進めた派生形式が多く生まれました。

JR四国では、老朽化した111系電車の置き換え用として、VVVF制御車として製造されたのが6000系で、1M2Tの3両編成、3扉転換クロスシート、瀬戸大橋の走行も可能な設計で、一時は岡山まで顔を出しましたが、現在では、予讃線の高松~伊予西条で、朝ラッシュ時に限定されて使用されています。

続いて伊予西条発高松行き118Mにも6000系の第二編成が入っていた。白いFRP製の顔に青赤のラインが映えて、何より前パンが、魅力度を増している。当日は、ぶんしゅうさんと高松に泊まり、高松から予讃線で2つ目の鬼無へ。ここを選んだのは、線形から判断して、ちょうど順光で撮れるとニラんでの下車だった。途中、香西では、同じツアーに参加する、撮影中のブギウギさんをチラリと目撃した。

ゆったりした転換クロスシート、吊り広告が一切ない、落ち着いた6000系の車内。▲▲T車の6200には乗務員室とした仕切りがあり、車掌スイッチも備える。編成の中間位置に車掌が乗務し、無人駅での乗車券授受の際に活用される。「自由席」表示は、瀬戸大橋線で使われていた時代の名残り。

●前パン211系

211系グループのMc車クモハ211のなかで、JR東日本で高崎支社から房総地区用に千葉支社へ転入した車両では、一部が2パン化され、前位にシングルアームが増設され、独特のスタイルとなった。この時は準特急さんに連れて行ってもらって、初めて総武本線物井を訪れた。成東行き1357M クモハ211-3042 2008-4-13

 

 大好き JR四国6000系 ~駅撮り一時間 現代版①」への4件のフィードバック

  1. 総本家青信号特派員様
    四国在住の者にとって身近な話題を取り上げていただき、どうもありがとうございます。
    6000系は特急車両ではありませんが、相当期待されての登場だったのか、エンブレムがついていたようです。現在6001~は入場時に消されたのかSUS側面に跡が残るのみ、6002~は色あせて白くなっていますが、総本家青信号特派員様の写真でも確認できます。少し離れていても、車番が判断できます。
    登場時のエンブレムに四国四県のイメージカラーが輝いていた時代に記録できていればよかったのに、と思っています。

    • 77-タツ様
      その節は、ありがとうございました。いま思い返しても楽しい一日でした。デビュー当時の6000系を探していますと、雑誌「鉄道ファン」の表紙を6000系が飾っていました。側面には、しっかり四国4県をシンポライズしたマークが付いていました。デビュー当時は、台車がグレーに塗られて、一段と格好良さがありました。製造25年にして私もやっと6000系に目覚めましたが、瀬戸大橋を渡って岡山まで走っていた時代を記録したかったです。

  2. 総本家青信号特派員様並びに皆様
    総本家さんをお連れするほどの人間ではありませんが、四国6000系に関連して総武本線の2丁パンタを紹介いただきました。211系ですがこれも総本家さんと行ったことがある高尾駅から徒歩15分の小名路踏切で定番撮影地です。各駅停車は東京-大月間の233系を除き国鉄型の211系ばかりです。午前中は順光で上り列車が綺麗に撮れます。高尾駅北口毎時12分発の小仏行バスを利用しても行けます。写真は22年4月8日の530M小淵沢発高尾行き211-2017です。

    • 準特急さま
      関東各地の撮影では、準特急さんにお世話になっています。総武本線の2丁パンタの時も、はじめて“モノサク”に連れて行ってもらいました。その時の目的は、スカ色の113系だったと思いますが、初めて撮る総武本線は見るものすべてが新鮮でしたし、準特急さんとの会話がまた楽しみでもありました。高尾駅からバス乗車の小名路踏切も、皆さんと一緒に撮影・会話を楽しませてもらいました。まだ211系が活躍とのこと、また行きたくなりました。

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