屋久島の森林鉄道初見参 Part5 平内海中温泉⇒鹿児島へ

第3日目 11月3日

今日は1日2回、干潮の前後約2時間のみ入浴可能な、海の中から湧き出ている珍しい温泉、「平内海中温泉」へと参ります。泉質は単純硫黄泉で神経痛、リウマチに効能あり、入浴の際は水着着用は禁じられている混浴露天風呂です。観光案内所で聞いておいた今日の干潮時刻は、8:53と到着時刻にピタリと合いました。
浴後はバスで宮之浦港へ向かいフェリーに乗船して鹿児島へと行く予定です。

① 高校前 8:04(屋久島交通バス)⇒9:20 海中公園

▲ 海中温泉は宿泊していますホテルからみて島の反対側にあります。バス乗車での所要時間は 1時間16分、路線バスにしては長い乗車です。

8:04 昨日より1本早いバスに乗って島を南下します。乗客はパラパラで楽な乗車でした。昨日までと違って車窓は眩いばかりの朝の日差しが差し込んでいます。初めて天候に恵まれました。

9:20 海中温泉バス亭に到着、降りたのは途中から乗ってきた若者と私の二人だけでした。バスの窓からおばあさんが後ろ側の道を行くのが近道だよと教えて下さいました。

▲ 9:32 海岸への坂道を下ること約60m、徒歩12分で海が見渡せました。
入浴協力料は 200円也、筒の中に入れて海へ向かいます。すでにおじさんが一人入っておられました。

▲ 湯船は岩に囲まれた3つを確認しましたがおじさんから撮影は禁止されていると注意を受けましたので写真はここまでです。ご覧の通り目の前には大海原が広がり、波打ち際の岩に当たって波が砕ける様は絶景です。
着替えの小屋のようなものは一切なく岩の横でするように教えてもらいました。
下の地面は尖った小さな岩が露出しており足裏痛しですんなりとは浴そうへ入れません。滑らぬように恐る恐る岩で囲まれた湯船に入りましたが、源泉の温度は46℃もあるそうで小さな蛇口から湯船へと注がれていました。しかし浴槽内の水温は42℃程度で丁度良い温度です。
後からも地元のおじさんが来てこの温泉のことを話してくださいました。
インバウド盛況なりし頃は多くの外人客が屋久島を訪れ、この温泉にも入っていたそうです。金髪の若い女性も多く、今まで見たこともない若い金髪女性の裸体に圧倒されて島の男性は一緒には入るのをためらったと言っておられました。

すぐ近くにも同じように海際すぐに露天風呂「湯泊温泉」があるそうですが、温泉の温度が低く夏を除いては入浴するには適さないと言っておられました。
色々と面白いお話を聞かせていただき約1時間余りを過ごせました。

② 海中公園 11:18⇒12:44 宮之浦港

▲ 一緒に来た若者と一緒に宮之浦港行きのバスに乗車しましたが若者は飛行機で帰ると言い屋久島空港前で下りていきました。1時間26分の路線バス乗車でした。

▲ 12:44 宮之浦港に到着です。2階建てのターミナルがありましたが頻繁に着岸する港でもなくもう1艘「フェリー太陽Ⅱ」と並んで接岸していました。
乗船する「フェリー屋久島2」は、1993年(平成5年)4月に就航しました。総トン数は3,393トン、全長122.4m、全幅17.8m、出力13,500 PS、航海速力21.8ノット、旅客定員494名、車両搭載数は 乗用車26台、バス17台で4,000トン以下の小型カーフェリーに分類されます。鹿児島市と屋久島町(屋久島)を結ぶ航路を、1日1往復運航している折田汽船が運航しています。所有船舶が1隻しかなくドック入りのさいは運休となるそうです。2007年8月21日、同社などグループ3社が倒産、現在市丸グループにより再建中です。

 フェリー太陽Ⅱは、屋久島町が運航する町営小型カーフェリーで、総トン数499トンで、全長65.6メートル、定員100人、出力3,600 PS、航海速力16ノット、車両搭載数は 軽乗用車なら12台、種子島と口永良部島から屋久島(宮之浦)を結ぶ3021年3月26日就航したばかりに新造船です。13時、口永良部港に向けて先に出港していきました。

③ 宮之浦港 13:30⇒17:40 鹿児島港

▲ 13:00 乗船が始まりました。船横に降ろされたタラップを登って船内へと入っていきます。横になれるカーペット敷の1,2等船室やゆったりとしたソファが並んだ船室、イベントが開催できるホール、旅の疲れを癒せる大浴場まで設備がありましたがお風呂はボイラー故障で今日はシャワーだけ使用可でした

▲ 13:55 船内にはカウンターのある食堂があり、そば・うどんの麺類が提供されています。まだ昼食を食べていませんでしたので迷わずかけうどん(480円)を注文しました。冷凍麺を戻しての調理ですが若くて可愛いお嬢さんが作ってくれましたので美味しくいただけました。

▲ 鹿児島へ向けての空は青く明るいのですが振り返ってみる屋久島は雨雲に覆われています。ひと月に35日雨が降ると言われる屋久島です。

▲ 15:39 遠ざかる種子島と屋久島です。小雨も降ってきました。
▲ 17:30 代わって見えてきたのは桜島です。山頂付近は雨雲に覆われています。

▲ 17:50 湾内に入るのに混んでいたようで少し停船しましたので10分延でしたが無事に鹿児島港に接岸しました。今日の宿は東横イン天文館2にしました。ここからは徒歩で向かわなければ行けません。1.5㌔、徒歩約20分を歩きチェックインでした。

▲ 18:15 チェックイン前に市電の夜撮に挑みましたが今回持ってきたのはD500と18~300mmのズーム、コンデジだけです。思うようには撮れませんね。明るいレンズを持ってきたかったのですが最近は重たさに躊躇しました。

屋久島では全国旅行支援の恩恵には受けられませんでしたが鹿児島の東横インでは40%の割引で宿泊料は 3,540円になりプラス3,000円のクーポンもいただけました。
宿泊代がほぼ無料になった勘定です。湯田中といい今回も恩恵を受けられました。
夕食居酒屋はるるぶを見て前もってノミネートしておきましたが東横インのフロントへ行ってお聞きします殆どがコロナ騒動で閉館しています。改めて紹介されたお店に行ってみました。

▲ 19:20 正調さつま料理 熊襲亭に参りました。3,500円のコース料理を注文しましたが結構いけました。焼酎も店オリジナルで美味しく堪能できました。

▲ 20:37 店を出てからまた夜撮です。昨夜は3年ぶりのおはら祭があったそうで花電車も登場していました。民宿のTVで見てびっくりしました。鹿児島の居酒屋は前調べしていましたが祭りはノーマークでした。もう1 日早ければと悔し涙です。
明日は朝から頑張ろうと早めの就寝でした。  Part 6 へ続く

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