スクラップブック 事件・事故編・第12回 投稿日時: 2024年2月1日 投稿者: 米手作市 1963,11,11, 鶴見事故の混乱のさなか、またしても重大事故が発生しました。 国鉄としては頭の痛い事が続きました。 1963,11,11,0001 さらに責任者の自殺騒ぎまで起こるとは、良きにつけ悪しきにつけ国鉄職員が確実に責任感を持っていたという時代の記録です。 この記事を共有:TwitterFacebook印刷 関連 関連記事: スクラップブック 事件・事故編・第11回 スクラップブック 事件・事故編・第10回 スクラップブック 事件・事故編・第9回 スクラップブック 事件・事故編・第6回 スクラップブック 事件・事故編・第4回 スクラップブック 事件・事故編・第3回 駅名喫茶店(第12回:近鉄の駅名) 阪堺 第12回 路面電車まつり
20系化直後の分割編成大分行きの時代ですね。 山陽本線の最西部の電化は東海道新幹線と同じ時期だと思いますが、C62が20系にぶつかるのは非常に勿体ない話で、ジャッキを置き忘れた工手長が自殺を図る気持ちは分かる気がします。 新聞記事の「みずほ」が名古屋発熊本・大分ゆきは新聞記事の間違いのような気がしますが、「みずほ」の知名度が低かったからでしょうか。 返信 ↓
K.H.生さん いかに昭和中期と言えどもこんな事故が続くとは驚きです。 今日も南海電鉄の踏切で突然遮断機が上がって、車が電車と衝突した事故がありました。21世紀になってもまだこんな事故が発生するとは、安全はなかなか確立しないものですね。 返信 ↓
米手作市さま お久しぶりです。事故記事に多くコメントしていたせいかPCも事故に巻き込まれたのか突然クラッシュ、約10日間の全検を終えて復帰しましたので、また無くもがなのコメントを続けます。 この追突事故は全く記憶にありません。しかも鶴見事故からわずか3日後の出来事に今更ですが驚いています。記事によれば機関士は注意信号を確認していて停止信号を見落とした、ということになっていますが、この点はちょっと腑に落ちませんね。本当にそうだとすれば「注意」の先の信号は「停止」ですから、より一層注意をもって確認しなければならず、それを怠ったとすれば不適格機関士ということになりますね。ただ小生は現場がカーブの連続だったということから、「中継信号機」を疑っています。中継信号機というのは前方にある本来の信号機がカーブ等で見えにくい場合に、いわば予告信号の形で本信号機との間に設置されるものです。ちなみに中継からは必ず本信号が見通せなくてはなりませんが、実はこれがクセものなのです。理論上ありえない「はず」の事故ですが、10年ほど前に鹿児島本線でやはり追突事故が発生しています。雨天時の20時頃のことで、この時は中継の停止現示を確認・停車したにもかかわらず、その後の徐行運転中に前方停車のテールライトを発見できずに追突したものです。このように信号システムさえ完璧なら事故は起きない、ということでは決してなく、いろんな条件が絡まって事故が起きています。事故皆無のため根本的には「停止でも一定時間停車後に徐行で進む」という考え方を改めるしかないように思えますが、ほとんどの場合異常は無く、ダイヤの確保等々の事情からいまだに続いています。 返信 ↓
1900生さん 復旧、おめでとうございます。 さて、文中にある鹿児島本線の追突事故ですが、いかに雨中であったとは言え一時停車後の発車は15㎞ぐらいでの走行ですから前方の尾灯が見えないはずはないと思います。 まあ、事故は思わぬ理由で発生するものですから気も金も使わねばなりませんね。 返信 ↓
米手作市様 皆様 この事故は、11月9日に発生した『鶴見事故』が引き鉄になっています。東海道本線の鶴見付近が不通になったため、10日着の上りの九州寝台特急が東京に戻れなくなったため、途中駅で運転打ち切りになりました。現在ならば開通するまでしばらく運休となるはずですが、この日は始発駅基準の10日の下り列車として「みずほ」は名古屋から「あさかぜ」は沼津から運転を開始しましたが当然の如くダイヤは乱れていたと思われます。客車の整備はどうしたか分かりませんが、新幹線の走る1年前ですので打ち切りで降ろされた下りの旅客がどうなったかも気になります。 2002年の鹿児島線宗像列車追突事故の件ですが、私も当時気になりましたので調べてみましたが「中継信号機」に盲点があることが分かりました。進行方向から信号機と列車の位置は次の通りなっていました。 ○第3閉塞信号機(進行現示) ●先行列車(異音を感知し停車中) ○3の中継信号機(進行現示) ○第4閉塞信号機(停止現示) ●後続列車(徐行運転開始) 後続列車から見れば、規程通り第4閉塞信号機で一旦停止したあと15 km/h以下の速度で次の閉塞区間に進入し「無閉塞運転」を開始しました。最初に確認した3の中継信号機が進行を現示していたため、閉塞が開通したものと誤認し45km/hまで速度を速め追突したようです。 航空・鉄道事故調査委員会が平成15年8月29日に纏めた「鉄道事故調査報告書」で詳細を知ることができます。 https://www.mlit.go.jp/jtsb/railway/rep-acci/2003-4B-1.pdf 返信 ↓
20系化直後の分割編成大分行きの時代ですね。
山陽本線の最西部の電化は東海道新幹線と同じ時期だと思いますが、C62が20系にぶつかるのは非常に勿体ない話で、ジャッキを置き忘れた工手長が自殺を図る気持ちは分かる気がします。
新聞記事の「みずほ」が名古屋発熊本・大分ゆきは新聞記事の間違いのような気がしますが、「みずほ」の知名度が低かったからでしょうか。
K.H.生さん
いかに昭和中期と言えどもこんな事故が続くとは驚きです。
今日も南海電鉄の踏切で突然遮断機が上がって、車が電車と衝突した事故がありました。21世紀になってもまだこんな事故が発生するとは、安全はなかなか確立しないものですね。
米手作市さま
お久しぶりです。事故記事に多くコメントしていたせいかPCも事故に巻き込まれたのか突然クラッシュ、約10日間の全検を終えて復帰しましたので、また無くもがなのコメントを続けます。
この追突事故は全く記憶にありません。しかも鶴見事故からわずか3日後の出来事に今更ですが驚いています。記事によれば機関士は注意信号を確認していて停止信号を見落とした、ということになっていますが、この点はちょっと腑に落ちませんね。本当にそうだとすれば「注意」の先の信号は「停止」ですから、より一層注意をもって確認しなければならず、それを怠ったとすれば不適格機関士ということになりますね。ただ小生は現場がカーブの連続だったということから、「中継信号機」を疑っています。中継信号機というのは前方にある本来の信号機がカーブ等で見えにくい場合に、いわば予告信号の形で本信号機との間に設置されるものです。ちなみに中継からは必ず本信号が見通せなくてはなりませんが、実はこれがクセものなのです。理論上ありえない「はず」の事故ですが、10年ほど前に鹿児島本線でやはり追突事故が発生しています。雨天時の20時頃のことで、この時は中継の停止現示を確認・停車したにもかかわらず、その後の徐行運転中に前方停車のテールライトを発見できずに追突したものです。このように信号システムさえ完璧なら事故は起きない、ということでは決してなく、いろんな条件が絡まって事故が起きています。事故皆無のため根本的には「停止でも一定時間停車後に徐行で進む」という考え方を改めるしかないように思えますが、ほとんどの場合異常は無く、ダイヤの確保等々の事情からいまだに続いています。
1900生さん
復旧、おめでとうございます。
さて、文中にある鹿児島本線の追突事故ですが、いかに雨中であったとは言え一時停車後の発車は15㎞ぐらいでの走行ですから前方の尾灯が見えないはずはないと思います。
まあ、事故は思わぬ理由で発生するものですから気も金も使わねばなりませんね。
米手作市様
皆様
この事故は、11月9日に発生した『鶴見事故』が引き鉄になっています。東海道本線の鶴見付近が不通になったため、10日着の上りの九州寝台特急が東京に戻れなくなったため、途中駅で運転打ち切りになりました。現在ならば開通するまでしばらく運休となるはずですが、この日は始発駅基準の10日の下り列車として「みずほ」は名古屋から「あさかぜ」は沼津から運転を開始しましたが当然の如くダイヤは乱れていたと思われます。客車の整備はどうしたか分かりませんが、新幹線の走る1年前ですので打ち切りで降ろされた下りの旅客がどうなったかも気になります。
2002年の鹿児島線宗像列車追突事故の件ですが、私も当時気になりましたので調べてみましたが「中継信号機」に盲点があることが分かりました。進行方向から信号機と列車の位置は次の通りなっていました。
○第3閉塞信号機(進行現示)
●先行列車(異音を感知し停車中)
○3の中継信号機(進行現示)
○第4閉塞信号機(停止現示)
●後続列車(徐行運転開始)
後続列車から見れば、規程通り第4閉塞信号機で一旦停止したあと15 km/h以下の速度で次の閉塞区間に進入し「無閉塞運転」を開始しました。最初に確認した3の中継信号機が進行を現示していたため、閉塞が開通したものと誤認し45km/hまで速度を速め追突したようです。
航空・鉄道事故調査委員会が平成15年8月29日に纏めた「鉄道事故調査報告書」で詳細を知ることができます。
https://www.mlit.go.jp/jtsb/railway/rep-acci/2003-4B-1.pdf
快速つくばね様
これでよく解りました。
「みずほ」が進行現示の第3閉塞信号機の手前で、さらにその中継信号機(当然進行現示)を過ぎた所に停まったのが原因ですね。