▲ Ciftehan駅に客車列車が発着するのは上下合わせても1日6本のみです。普段はのどかな駅ですが、列車が着く時刻近くになると、乗降客やお見送り、お迎えの方々でにぎ合います。見かけたおばあさんとお孫さんは、列車で着かれるご家族を迎えに来ておられたようです。
第7日目 9月7日 その1
今日の撮影地は昨日と違ってアダナ(Adana)寄りの幹線(地図下の赤線区間)です。Karamanからの幹線とも合流しますので運行本数は増えます。我々のチャーター列車を走らせるのは線路容量上大変です。
Karamanから先のKonyaまでの路線は、改良中で客車列車の扱いは休止しています。
今回のツアーが終わればAdanaで解散となります。翌日は列車でKonyaに行きトラム撮影に励もうと思っていましたが、代行バスとの接続が悪く1日を要します。仕方がないので、Ankaraまで夜行寝台列車に乗って向かい、朝の高速鉄道でKonyaに向かう事にしました。ぐるりと左回りして向かいますが、寝台列車と高速列車に乗れます。ホテル代も入りませんので安上がりでもあります。
8:45にホテルからチャーターバスに乗って出発、9:03にはTCDDのNigde駅に到着しました。
丁度ホームにはカイセリ(7:00発)からアナダ(12:34着)に向かうエルジェス特急の客車5両編成が発車待ちでした。318㌔を5時間34分をかけて走ります。平均速度は57.1km/h、単線非電化の山岳区間を走りますので、まあ早いようでもあります。乗客ですが、結構乗車されておられました。
この駅を経由してカイセリからアナダに向かう列車は昼間はこれ1本だけで、他にはアンカラ始発でカイセリを1:45に出てアダナには翌朝7:28に着くÇukurova特急があります。幹線なのに客ㇾが1日2往復とは寂しい限りです。
こんな駅ですが、ホームではおじさんはパンと水を売っていました。この時は昼飯が食べられる所に行くのか分かっていませんでしたので皆さんは買い求めておられました。
▲ 今日の編成はDE24-152号機+作業車+56548号機+客車4両+貨車3両です。ここから約59㌔向こうの撮影場所までは、この編成で向かうようです。
▲ 日本人Gは昨日同様にレトロな木造椅子車両に入りました。機関車はと言うと、消防車が来ての給水中です。そして昨日同様にロッドをばらしての修復作業をやっています。
今日も又、発車するまではしばらくかかりそうです。
▲ 10:28 待つ事1時間20分余り、DE22015号機牽引の貨物タンク車編成がNigde駅に入線してからの発車でした。
▲ 団長のミッシェルさんからDLの運転席に乗っても良いよとお誘いをいただきましたのでT島さんとお邪魔しました。ずらりとメーターや機器が並ぶ運転台です。今日だけの臨時列車の運行ですので無線機で運転指令所と連絡を行い、運転速度も30km/h前後の徐行運転で進みます。
▲ 10:34 市街地を出る踏切付近から電化工事の電柱が立ち並んでいます。
▲ 走り出して落ち着いたところで運転助手さんからチャイが振る舞われました。運転席にはポットや飲料水、電熱器が備えられています。前方をしっかり見ながらも寛いだ気持ちでの運転です。
▲ 10:45 直ぐに牧草地帯になりました。ゆっくりと勾配を上って行きます。
▲ 11:03 次のBor駅に到着です。わずか14㌔ですが、18分を要しました。開業当初からの駅舎と思われますが、赤い屋根にピンクの壁と派手な色彩です。
▲ 12:01 人家が全く見えない放牧地の中にポツンとある15㌔先のBereketに到着。先を見るとなだらかな丘が連なっています。これからの勾配のために給水と列車交換のために設置された駅のようです。
▲ 13:23 発車して直ぐに高い丘に向かう勾配が続きます。
▲ 丘陵を上る途中で交換所がありました。
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この地点でコンヤからの幹線と合流します。
13:30 Ulukistaに到着しました。
▲ 作業員の方は着くと直ぐに蒸気機関車の点検です。ロッドのベヤリング部分は根本的は修復にはなっていないようで焼き付きを恐れておられるようです。
▲ 13:40 いつものように庶民的な駅前食堂での昼食です。ケバブと野菜サラダを注文しました。
サラダはレタス、トマトとキュウリを切り刻んだものにオリーブ油ベースのドレッシング。レモンが添えられます。日本人にも馴染んだシンプルな味付けで毎回注文していました。
左上は唐辛子を焼いた物、中央はピクルス、右はレッドオノオン、香菜のサラダ。
飲み物は、バルカン半島から中東や中央アジアの広い地域で愛飲されているヨーグルトに水と塩を混ぜたアイランです。
▲ 食後は近くの青空市場をウォッチングです。それほど品数はありませんが、リンゴ、トマト、パブリカ、キューリ、豆類、ウリ等の食べた食材が並びます。 Part15に続く